山川穂高が6打点の活躍

先週のパ・リーグは、PayPayドームでソフトバンクと西武の首位攻防戦が行われ、2勝1敗と勝ち越した西武が0.5差で首位に立った。また、オリックスがロッテに3連勝し、3位に浮上。楽天は日本ハムに2勝1敗と勝ち越すも1つ順位を落とし、4位に後退した。

SPAIAでは7月29日から7月31日までのwRAAを集計。本塁打数や安打数も含めて打撃面で貢献度の高い選手を「週間MVP」として球団別に紹介する。

wRAAとは、リーグの平均的な打者が同じ打席数の場合と比べてどれだけチームの得点を増やしたかを示す指標。平均的な打者なら0となり、貢献度が高いほど数値は大きく、低ければマイナスになる。wRAAが10なら、その打者が打席に立つことで、平均的な打者より10点増えたと評価できる。

パ・リーグ週間MVPインフォグラフィック


敵地での首位攻防戦に勝ち越した西武は、4番・山川穂高がwRAA3.1でチームトップの貢献度をマークした。全3試合で複数安打を記録し、12打数7安打の打率.583、1本塁打、6打点の暴れっぷり。連勝した28、29日はともに第1打席に先制タイムリー、第3打席には30号3ラン(28日)に右前タイムリー(29日)と効果的な一打を放ち、首位浮上の立役者となった。

杉本裕太郎が今季初の1試合2発

2位転落のソフトバンクでは、グラシアルがチームトップのwRAA1.3だった。3試合で11打数4安打の打率.364をマーク。西武に連敗して迎えた31日の試合では、6号ソロを含む2安打で3タテ阻止に貢献した。新型コロナ陽性による離脱から復帰後、初の本塁打とマルチ安打を記録。徐々に調子を上げている。

ロッテに3連勝して一気に3位へ浮上したオリックスでは、杉本裕太郎が15打数6安打の打率.400、2本塁打、6打点と大爆発した。29日の試合では、3点ビハインドの9回に13号同点3ランを放つなど今季初の1試合2発と、昨季の本塁打王がいよいよ本領発揮。wRAAもチームトップの2.6を稼いだ。

3位と0.5差の4位となった楽天だが、日本ハムには2勝1敗と勝ち越した。30、31日と2試合連続2ケタ安打した好調な打線の中で、wRAA2.6でトップだったのが小深田大翔。31日の試合では、今季初本塁打を含む3安打猛打賞を記録するなど、3試合で13打数6安打の打率.462と打ちまくった。

昨季は打率.248と低迷したが、今季はここまでリーグ8位の打率.278と復調。自身初の3割に向けて8月も大暴れしたいところだ。

ロッテ荻野が3週連続チームトップ

オリックスに3タテを食らい5位に転落したロッテでは、荻野貴司が3週連続でチームトップとなるwRAA2.9を稼いだ。12打数3安打の打率.250だったが、29日に今季1号となる先頭打者アーチをかけると、31日にも今季第2号となる先頭打者ホームランを放った。30日にも二塁打を打っており、これで7試合連続安打と好調を維持。元気のない打線の中で1人、気を吐いている。

最下位の日本ハムでは、近藤健介が8打数3安打の打率.375で、チームトップのwRAA1.1を記録。29日の試合では6回に決勝タイムリーを放ち、逆転勝ちに貢献。31日には犠飛とタイムリーで2打席連続打点を挙げるなど、持ち前の勝負強さで攻撃陣を支えている。新型コロナ感染拡大により離脱者が相次ぐ苦しい状況だが、打線を牽引して1つでも上の順位を目指したい。

オリックスがオールスター休みを挟んで5連勝と、勢いに乗ってきた。明日からは1ゲーム差で追う首位・西武との3連戦で、このカードに勝ち越すと一気に首位浮上の可能性も出てきた。首位から5位まで3.5ゲーム差の大混戦の中、昨年の覇者が連覇への道を切り開くことになるのか注目だ。

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