今永は球団左腕65年ぶり5勝、村上は打率.440、12本塁打

プロ野球の8月度「大樹生命月間MVP賞」が発表され、セ・リーグは今永昇太(DeNA)と村上宗隆(ヤクルト)、パ・リーグは宮城大弥(オリックス)と島内宏明(楽天)が受賞した。

今永は先発として5試合に登板し、球団の左腕では1957年8月度の権藤正利(大洋)以来となるリーグトップの5勝(0敗)をマーク。36投球回と防御率1.25もリーグトップで、31奪三振はリーグ3位と好成績を残した。登板した全試合でQS(6回以上自責点3以下)を記録し、2019年5月度以来2度目の受賞。DeNAで投手部門の受賞は、2019年7月度の山﨑康晃以来となった。

村上は6月度、7月度に続き3カ月連続の受賞。23試合に出場して、リーグトップの打率.440、33安打、12本塁打、25打点、長打率.987、出塁率.588、得点圏打率.529と驚異的な成績を残した。7月31日の阪神戦から8月2日の中日戦にかけて、史上初の5打席連続本塁打をマーク。さらに14打席連続出塁、9打数連続安打など圧倒的な活躍を見せた。3カ月連続受賞は、2015年7〜9月度のヤクルト・山田哲人選手以来セ・リーグ3人目となった。

宮城は3勝、島内は打率.381でともに初受賞

宮城は4試合に先発してリーグトップタイの3勝、トップの防御率1.14をマークした。27日の西武戦では自身初完封を、これも自身初となる無四球で飾った。プロ3年目で初の月間MVP受賞。

島内も11年目で初受賞となった。26試合に4番として出場し、打率.381、17得点、37安打、64塁打、21打点、長打率.660の各項目でリーグトップの好成績。26試合中、22試合で安打を放ち、得点圏打率.462(リーグ3位)と勝負強い打撃を見せた。

島内は8月の好成績について、「バットを変えたことが一番大きいかも知れない」と明かす。オールスター明け2戦目、7月30日の日本ハム戦から亀井善行外野守備走塁コーチが使用していたモデルに変更。オールスターではソフトバンクの柳田悠岐がバットをもらうなど、以前から様々なタイプのバットを試していたが、「亀井さんのは芯が広いんで使いやすくて、振ってて楽ですね」と打ち明けた通り、感覚的にしっくり来た亀井モデルのバットで8月に37安打を量産した。

「タイトル欲がない」と明かす昨季の打点王だが、月間MVPは格別という。「野球を始めた頃から一番取りたかった賞。打点王より嬉しい。目先の30万円ですね」と笑顔を見せる。実は7月も月間打率.350をマークして、密かに受賞を期待していたが、オリックス吉田正尚にさらわれた。「取れずに悔しかったんで、8月は獲ってやるぞと思っていた」と話す島内にとって、狙い通りの受賞だった。

夏場に強い秘訣を「頑張って練習しちゃうけどやりすぎたら疲れるだけ。夏は疲れないのが一番大事なことなんで」と意図的に練習をセーブしたことも明かす。残り21試合、「野球は一人でできないんで、みんなが優勝するという気持ちでやらないと、いい方向にはいかない」と気を引き締めた。

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