優勝決定打呼び込んだオスナ

プロ野球セ・リーグはヤクルトが2年連続優勝を決めた。白熱の投手戦となった25日のDeNA戦で丸山和郁が劇打を放ってサヨナラ勝ち。次は巨人、阪神、広島の三つ巴となっているクライマックスシリーズ進出争いに焦点が移る。

SPAIAでは9月20日から25日までのwRAAを集計。本塁打数や安打数も含めて打撃面で貢献度の高い選手を「週間MVP」として球団別に紹介する。

wRAAとは、リーグの平均的な打者が同じ打席数の場合と比べてどれだけチームの得点を増やしたかを示す指標。平均的な打者なら0となり、貢献度が高いほど数値は大きく、低ければマイナスになる。wRAAが10なら、その打者が打席に立つことで、平均的な打者より10点増えたと評価できる。

セ・リーグ週間MVPインフォグラフィック


ヤクルトはホセ・オスナがwRAA3.2でチームトップだった。20打数7安打の打率.350、2本塁打。24日のDeNA戦では 18号ソロを含む3打数2安打3打点で勝利に貢献し、25日も9回に先頭打者として内野安打で出塁して丸山のサヨナラ打を呼び込んだ。

ちなみに55号を放って以来9試合ノーアーチの村上宗隆はwRAA-2.03。マイナスを記録するほどの不振だが、本塁打記録やクライマックスシリーズも見据えると復活を期待せずにはいられない。

CS争う巨人は大城卓三、阪神は原口文仁がチームトップ

惜しくもV逸となったDeNAだが、宮崎敏郎の活躍は目を見張るものがあった。wRAAは12球団トップの6.0。20打数9安打の打率.450、4本塁打をマークした。特に21日の巨人戦から3試合連続本塁打を放ち、23日のヤクルト戦では14号3ラン、15号2ランと2打席連発。首位ヤクルトを追撃して最後まで意地を見せた。CSまで好調をキープできるかは、チームにとっても大きなカギだろう。

3位に浮上した巨人は大城卓三がwRAA1.9でチームトップ。23日の中日戦では2打数2安打2四球と全打席出塁して勝利に貢献するなど、18打数6安打の打率.333をマークした。プロ5年目の今季は、すでにキャリアハイの13本塁打43打点をマーク。熾烈なCS争いで攻守に貢献したい。

広島と同率4位の阪神は原口文仁がwRAA2.0でチームトップ。最近はスタメン出場が増えており、期間中の3試合で計11打数4安打の打率.364をマークした。23日の広島戦では2号2ランを含む4打数2安打2打点で勝利に貢献。代打の経験も豊富な原口の勝負強い打撃は頼りになりそうだ。

広島・西川龍馬も好調、中日は岡林勇希が急成長

阪神と同率4位で3位・巨人とも0.5差の広島は、西川龍馬が好調だ。11打数6安打の打率.545、wRAA2.9をマーク。9月の月間打率.424を記録しており、3番として機能している。残り3試合でも大暴れが期待される。

中日は岡林勇希がwRAA2.7でチームトップだった。菰野高から入団3年目の20歳は、29打数11安打の打率.379をマーク。シーズン打率.289でリーグ7位につけており、強肩強打で売り出し中の若竜は来季以降のさらなる成長が楽しみだ。

2022年のレギュラーシーズンも残りわずか。CS争いにタイトル争い、その先にはポストシーズンゲームが待っている。試合間隔が空くチームは調整も難しくなるが、それでも好調をキープできるか、不振を脱出できるかが勝敗を分けそうだ。

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