セ・リーグ投手は大接戦で森下暢仁が初受賞

2022年プロ野球の守備のスペシャリストを表彰する「第51回三井ゴールデン・グラブ賞」が14日、発表された。

1972年にダイヤモンドグラブ賞としてスタートしたゴールデン・グラブ賞は、投手は規定投球回数以上、またはチーム試合数の3分の1以上登板していること、捕手はチーム試合数の2分の1以上出場していること、内野手はチーム試合数の2分の1以上1ポジションの守備についていること、外野手はチーム試合数の2分の1以上外野手として出場していることなどの規定を満たした選手が対象。

新聞社や放送局などで5年以上現場で取材しているプロ野球担当記者の投票で選ばれ、受賞選手には金色のグラブ型トロフィーと賞金50万円が贈呈される。セ・リーグのポジション別の受賞者と得票数上位選手は以下の通り。

【投手】
森下暢仁 広島 92票 初受賞
今永昇太 DeNA 83票
青柳晃洋 阪神 49票

【捕手】
中村悠平 ヤクルト 231票 2年連続3回目
梅野隆太郎 阪神 22票
木下拓哉 中日 20票

【一塁手】
中田翔 巨人 123票 初受賞(※パ・リーグで過去4回受賞)
ビシエド 中日 68票 
オスナ ヤクルト 49票

【二塁手】
菊池涼介 広島 114票 10年連続10回目
山田哲人 ヤクルト 87票
吉川尚輝 巨人 71票

【三塁手】
岡本和真 巨人 130票 2年連続2回目
村上宗隆 ヤクルト 93票
宮﨑敏郎 DeNA 50票

【遊撃手】
長岡秀樹 ヤクルト 191票 初受賞
中野拓夢 阪神 30票
小園海斗 広島 20票

【外野手】
塩見泰隆 ヤクルト 191票 初受賞
岡林勇希 中日 173票 初受賞
近本光司 阪神 170票 2年連続2回目
桑原将志 DeNA 143票
丸佳浩 巨人 85票
大島洋平 中日 68票

パ・リーグ捕手は甲斐拓也が6年連続

続いてパ・リーグは以下の通りとなっている。

【投手】
山本由伸 オリックス 225票 2年連続2回目
田中将大 楽天 12票
上沢直之 日本ハム 6票

【捕手】
甲斐拓也 ソフトバンク 181票 6年連続6回目
炭谷銀仁朗 楽天 27票
森友哉 西武 16票

【一塁手】
中村晃 ソフトバンク 161票 3年連続3回目
山川穂高 西武 47票
鈴木大地 楽天 28票

【二塁手】
外崎修汰 西武 92票 2年ぶり2回目
中村奨吾 ロッテ 71票
浅村栄斗 楽天 58票

【三塁手】
宗佑磨 オリックス 189票 2年連続2回目
安田尚憲 ロッテ 58票
野村佑希 日本ハム 1票

【遊撃手】
源田壮亮 西武 160票 5年連続5回目
今宮健太 ソフトバンク 79票
紅林弘太郎 オリックス 15票

【外野手】
髙部瑛斗 ロッテ 178票 初受賞
辰己涼介 楽天 175票 2年連続2回目
福田周平 オリックス 79票 初受賞
柳田悠岐 ソフトバンク 69票
西川遥輝 楽天 66票
島内宏明 楽天 41票

長岡秀樹、岡林勇希、髙部瑛斗、福田周平らも初受賞

最多得票は2年連続3回目の受賞となった中村悠平(ヤクルト)の231票。2位の梅野隆太郎(阪神)に209票の大差をつけている。次いで2年連続2回目の受賞となった山本由伸(オリックス)の225票。こちらも2位の田中将大(楽天)に213票差をつけた。

連続受賞は菊池涼介(広島)の10年連続が最長。1972〜81年に受賞した山本浩二のセ・リーグ最長記録に並び、歴代最長の福本豊(12年連続)にあと2年と迫った。10回目の受賞も山本浩二、駒田徳広、古田敦也、宮本慎也に並ぶセ・リーグ最多タイ記録となった。

初受賞はパ・リーグで過去4回受賞している中田翔(巨人)も含めて7人。森下暢仁(広島)、長岡秀樹(ヤクルト)、塩見泰隆(ヤクルト)、岡林勇希(中日)、髙部瑛斗(ロッテ)、福田周平(オリックス)が「名手」として認められた。

福田は「自分にとっては縁がないと思っていましたし、内野手としてプロに入ってきて、外野手としてこの賞をいただくことになるとは微塵も思っていませんでしたので、本当にビックリしましたが、素直にとても嬉しく思います。自分がというよりも守備練習を手伝ってくれた方たち、指導していただいたコーチの方々、そういったみなさんのおかげです。守備を評価してもらった事実を自信にして、また来年も選んでもらえるようにがんばります」とコメントした。

DeNAと日本ハムは受賞者なしだった。表彰式は11月29日に行われる。

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