トップは松原誠、2位は田代富雄

2022年は最終盤まで前年覇者のヤクルトと優勝争いを演じたが、惜しくも2位フィニッシュとなったDeNA。昨年の最下位から見事な巻き返しを見せたが、打線は497得点(リーグ4位)、117本塁打(リーグ3位)と少し物足りない数字に終わった。

しかし、かつてマシンガン打線として恐れられたベイスターズは、これまでに数々の強打者を輩出してきた。歴代の通算本塁打ランキングを紹介する。

DeNAの通算本塁打ランキング(前身球団含む)


歴代トップは330本塁打の松原誠。埼玉県立飯能高から1962年に大洋ホエールズへ捕手として入団すると、1年目から33試合でマスクをかぶった。2年目に一塁手に転向。1966年に10本塁打で初の2ケタ本塁打を記録すると、77年にキャリアハイの34本塁打を放つなど80年まで15年連続で2ケタ本塁打をマークした。

79年には2000試合出場、翌80年には2000安打を達成。81年にトレードで巨人へ移籍し、同年限りで現役を引退した。引退後も大洋(横浜)、巨人、広島などで打撃コーチを務め、多くの強打者を育て上げた。

2位は現在、巡回打撃コーチを務めている田代富雄で278本塁打。藤沢商高から1972年ドラフト3位で大洋に入団すると、77年にリーグ最多の118三振を喫する一方、リーグ5位の35本塁打を記録した。

その後も三振か本塁打かという豪快な打撃で、80年に自己最多の36本塁打を放つなど10年連続2ケタ本塁打をマークし、91年限りで現役を引退。引退試合となった10月10日のプロ最終打席で満塁本塁打を放ち、引退の花道を飾った。

「男・村田」が3位、現役の筒香嘉智が5位にランクイン

3位は村田修一の251本塁打。東福岡高から日本大を経て2002年ドラフトの自由獲得枠で横浜に入団すると、1年目から25本塁打を記録した。07年に36本塁打、08年にはキャリアハイとなる46本塁打を放ち、2年連続で本塁打王を獲得。11年のオフにFA権を行使して巨人へ移籍した。

移籍後も本塁打を打ち続け自由契約となる2017年まで、新人年から15年連続2ケタ本塁打を記録。18年はNPB復帰を目指し独立リーグの栃木ゴールデンブレーブスに入団するも、オファーはなくこの年限りで現役を引退した。NPB通算では360本塁打を記録している。

4位は223本塁打の桑田武。荏原高から中央大を経て1959年に大洋へ入団すると、1年目から新人歴代最多となる31本塁打を放ち本塁打王を獲得。新人王にも輝いた。またこの年記録した117安打は、2021年に牧秀悟が破るまで球団新人最多安打記録だった。その後も1961年から7年連続で20本塁打以上を記録するなど、主軸として活躍。69年にトレードで巨人へ、翌70年にヤクルトへ移籍してこの年限りで現役を引退した。

5位は筒香嘉智の225本塁打。横浜高から2009年ドラフト1位で入団すると、3年目に初の2ケタ本塁打を記録。2014年からは6年連続20本塁打以上をマークし、16年には44本塁打、110打点で二冠王に輝いた。19年オフにポスティングシステムでメジャーへ移籍。レイズ、ドジャース、パイレーツと渡り歩き、18本塁打を記録している。

6位には「横浜史上最高の外国人選手」とも称されるロバート・ローズが167本塁打でランクイン。1993年に横浜へ入団すると、1年目から打率.325、19本塁打をマーク。98年には「マシンガン打線」の中心打者として活躍し、リーグ優勝・日本一に貢献した。

翌99年には打率.369、37本塁打、153打点で首位打者と打点王の二冠を獲得。153打点は小鶴誠(松竹)の161打点(1950年)に次ぐプロ野球歴代2位の記録でもあった。2000年もリーグ2位の打率.332、21本塁打と好成績を残すもオフの契約交渉で折り合わず、この年限りで退団。アメリカへ帰国した。

ローズ含め外国人助っ人が4人ランクイン

7位はジョン・シピンで166本塁打。1972年に大洋へ入団すると、1年目から22本塁打をマーク。78年に金銭トレードで巨人へ移籍するまで6年連続20本塁打以上放ち、30本塁打超えも3度記録した。二塁守備にも定評があり、72、73年にダイヤモンドグラブ賞を受賞している。1980年まで現役を続け、NPB通算では218本塁打を放った。

8位には158本塁打でホセ・ロペスが入った。2014年オフに巨人を自由契約となり、DeNAへ移籍。1年目から25本塁打を放ち一塁のレギュラーに定着すると、16年に自己最多の34本塁打、17年には打率.301、30本塁打、105打点の成績で、打点王と最多安打(171安打)のタイトルを獲得した。来日後最少の12本塁打に終わった20年限りで退団している。

9位は佐伯貴弘で155本塁打。尽誠学園高から大商大を経て1992年ドラフト2位で横浜に入団。2年目に11本塁打をマークするなど、在籍18年で8度の2ケタ本塁打を記録した。98年にはマシンガン打線の一員としてリーグ優勝、日本一にも貢献。2010年に戦力外通告を受け中日に移籍し、翌11年限りで現役を引退した。

10位には144本塁打のネフタリ・ソト。助っ人4人目のランクインとなった。2017年オフにテスト入団。1年目はケガで出遅れるも、復帰した5月から本塁打を量産し、41本塁打で本塁打王に輝いた。翌19年も43本塁打で2年連続の本塁打王を獲得。20年からは25本塁打、21本塁打、17本塁打と徐々に数字を落としているのは気がかりだが、今後も主軸としての活躍が期待される。

2022年に在籍している日本人選手では宮﨑敏郎が118本塁打で18位につけている。その他にも、佐野恵太が近3年で2度20本塁打以上を記録し、牧秀悟が球団初となる新人から2年連続で20本塁打を放った。将来的に、松原誠の球団記録を抜くことができるのか注目だ。

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