道中は2番手追走、1000m通過は1:01.3

秋の東京開催で有力馬をデビューさせることが多い堀宣行厩舎。ムーア騎手を背に、ジャパンC当日の11月27日(日)に行われた芝1800mの新馬戦を勝利したのは、サトノクラウン産駒・タスティエーラ。スターズオンアースの弟ステラデルシエロや、オーソリティの弟オールマイデイズといった良血馬も顔を揃えていた一戦を制した。

スタート後、ムーア騎手は手綱を動かしながら先行していき、逃げたポリーフォリアから半馬身差の2番手でレースを進める。スタート直後の1ハロンが12.8、その後は11.8-12.2-12.1-12.4(1:01.3)と新馬戦としては締まったラップ。

タスティエーラは逃げ馬との差を徐々に縮めていき、並走状態で直線へと向く。残り300m付近でポリーフォリアを振り切ると、後続を突き放して3馬身半差V。1:47.2という好タイムが記録された。

ラストのラップを見ると、11.2-11.1-11.2。最後までしっかり追われていたということもあるが、かなりの能力がなければ出ることはない数字。厩舎の先輩ドゥラメンテやダノンベルーガのように年明けの東京開催からクラシック戦線へと乗っていけるだけの逸材だと感じる。今後が楽しみだ。

11月26,27日の注目2歳馬,ⒸSPAIA(写真撮影:三木俊幸)


中京芝2000mの新馬戦は良血馬が揃う

今週末に行われる新馬戦で注目を集めそうなのは、12月4日(日)の中京5R・芝2000m戦だろう。同日にチャンピオンズCが行われる関係で名手たちが集結することもあり、今年は良血馬が多数出走を予定している。

ムーア騎手が騎乗予定でキタサンブラック産駒のジャスティンボルト(栗東・友道康夫厩舎)はレシステンシアの半弟という血統。セレクトセールでは2億900万円で落札されている。栗東のCWコースで長めの追い切りを多数消化しているが、映像ではまだ体を持て余しているようにも感じる。

レーン騎手が予定されているロードカナロア産駒・トラヴォルジェンテ(栗東・安田隆行厩舎)は母アヴェンチュラという良血。こちらは栗東の坂路とCWで追われている。タイム面ではまだ地味な印象。

対照的に動きの良さが見てとれるのは、ディープインパクト産駒の牝馬・メズマライジング(栗東・藤原英昭厩舎)。11月に入ってからCWで強めの追い切りが消化されており、1週前は6F83.3-67.1-51.8-36.9-22.8-11.3という好タイムをマーク。鞍上は福永騎手の予定。

その他にも祖母にワンカラットがいるハービンジャー産駒・ワンダイレクト(栗東・藤岡健一厩舎)もルメール騎手で出走を予定している。

ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。

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