高校通算53本塁打の超大物スラッガー

オリックスの新人入団発表会見が11月30日、大阪市内で行われた。ドラフト2位の日本航空石川高・内藤鵬内野手(18)はプロで500本塁打を目標に掲げるスラッガー。高校通算53本塁打の打撃だけでなく、笑みを絶やさず、物怖じしない雰囲気は大物感たっぷりだ。

「これからが勝負。やってやろうという気持ちです。長く活躍して500本が目標。飛距離には自信があるんで、ホームランで球場を沸かせる選手になりたい」

愛知県名古屋市出身だが、高校は日本航空石川高に進学。石川のスラッガーと言えば星稜高出身の松井秀喜氏が有名だが、「高校の時も松井さんの記録を超えたいと思っていました」と堂々と言ってのける。松井氏がマークした高校通算60本塁打は超えられなかったからこそ、プロでは松井氏が記録した日米通算507本塁打超えを目指す。

身長180センチ、体重100キロの立派な体格と、力みなく自然に話す口調からはビッグマウスという印象はなく、むしろスケールの大きさに無限の可能性を感じさせる。

「逆方向に場外ホームランを打てる選手はなかなかいない」

下山真二チーフスカウト(47)も期待を隠そうとしない。「2位で獲れると思わなかった。逆方向(ライト)に場外ホームランを打てる選手はなかなかいない。おかわり君みたいになるかも」と同じ右のスラッガー、西武の中村剛也を例に挙げた。

ドラフト1位指名が重複した場合は抽選となるが、2巡目は前年最下位チームから指名していくウェーバー方式。オリックスの指名順は11番目で、そこまで残っていないことも覚悟していたが、指名できたことは大きな収穫だったという。

内藤は屈託のない笑みを浮かべながら「愛される選手になりたいです」とも話す。風貌は通算306本塁打を放った広澤克実氏にもどこか似ており、キャラクター的にも人気の出る要素は十分だ。末はゴジラか、おかわり君か。吉田正尚がポスティングでのメジャー移籍を表明したが、次世代を担う大物スラッガーの成長が期待される。

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