大物助っ人バウアーが来日初先発

 DeNAバウアーと広島・九里亜蓮のインフォグラフィック


DeNAの超大物新外国人、トレバー・バウアー投手(32)が3日の広島戦(横浜スタジアム)で1軍デビューを迎える。

MLB通算83勝を挙げ、2020年にナショナル・リーグのサイ・ヤング賞に輝いた実力派右腕だが、21年に女性に対するDVの禁止規定違反で324試合の出場停止処分に。昨年12月に異議申し立てし、処分期間が194試合に短縮されたが、今年1月にドジャースを退団した。3月19日にDeNAと契約締結後、2軍で3試合に登板して実戦感覚を養ってきた。

前回登板した4月28日のイースタン・リーグ、ロッテ戦(横須賀)では、7回93球を投げて8安打4失点(自責は3)だったが、9奪三振と抜群の奪三振能力は健在。ここまで中5日で実戦登板を重ねてきたが、今日は中4日で来日初先発のマウンドに上がる。

チームは7連勝を記録するなど、2位に3ゲーム差をつけて首位を快走している。超大物助っ人は25年ぶりのリーグ制覇を目指すチームの追い風となるか。その投球に注目が集まる。

ここまで好投続く九里亜蓮

一方、広島の先発は九里亜蓮。今季ここまで4試合に先発して1勝0敗、防御率はリーグ3位の0.68。勝ち星が中々ついてこないが、QS(6回以上自責点3以下)を3試合で記録するなど好投を続けている。

前回登板した4月27日の中日戦(マツダスタジアム)では、7回71球を投げて2安打1失点(自責は0)の快投。そこから中5日で今日の登板を迎える。

DeNA戦は昨季2試合に先発して0勝1敗、防御率3.00の成績。敵地では1試合に登板して7回6安打1失点だった。打者別では、佐野恵太を5打数無安打に抑えていた一方、牧秀悟には5打数3安打、宮﨑敏郎には5打数2安打と打たれていた。

チームはここまで13勝12敗、貯金1で3位につけるが、4月14〜16日のヤクルト戦以来カード勝ち越しがない。今季好調な右腕が今日も快投を見せ、5カードぶりの勝ち越しをチームにもたらすことができるか。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
巨人・髙橋優貴−ヤクルト・高梨裕稔(東京ドーム)
阪神・西勇輝−中日・涌井秀章(甲子園)

【パ・リーグ】
楽天・則本昂大−ロッテ・小島和哉(楽天モバイル)
西武・平良海馬−日本ハム・鈴木健矢(ベルーナドーム)
ソフトバンク・武田翔太−オリックス・田嶋大樹(PayPayドーム)

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