2023年5月7日 第12節 セレッソ大阪―鹿島アントラーズ AI予想

2023年5月7日 第12節
セレッソ大阪―鹿島アントラーズ
☆1-0 13.29%
 2-1 11.39%
 1-1 10.13%
 1-2 8.86%
 0-1 6.96%

WINER予想のポイント

C大阪:11戦連続未勝利中の難敵・鹿島に、今季計9ゴールを導くクロス精度で勝負
鹿島:3戦連続クリーンシート勝利で好調も、連戦&札幌戦後の移動による疲労が心配

堅守&点取り屋がウリの似た者同士の対戦は6年ぶりにC大阪が鹿島を下す?

7位・C大阪と8位・鹿島の中位対決が、大阪・ヨドコウ桜スタジアムで行われる。5月3日の前節は、両チームとも苦しみながらも白星を手にした。

C大阪は大阪ダービーでレオ・セアラが先制するも追いつかれ、ボール保持率41%の守勢の中、90分の劇的ゴールで辛勝。鹿島も対札幌でボール保持率39%と主導権を握られ続けるも、虎の子の1点を守り切った。

鹿島は悪夢の4連敗から立て直し、3戦連続完封勝利。エース鈴木優磨は4戦4発と、勢いでは前節2戦ぶりに勝利したC大阪より上だ。また、過去のJ1通算対戦成績は26勝6分14敗、直近5戦も3勝2分と対C大阪を苦にしていない。

ただし、今季の成績を見比べると順位もさることながら両雄は似ている。平均得点・失点はC大阪が1.36・1.27に対し、鹿島は1.45・1.18と僅差。ボール保持率もそれぞれ直近4戦で対戦相手よりも下回り、リーグ全体でも12位と16位で下の部類に入る。加えて、共にここまでに挙げた5つの白星は、いずれも先取点を挙げた試合だった。

システムも共に4バックを敷き、CB2枚が屈強で、中盤にはC大阪の奥埜博亮(3得点)、鹿島の樋口雄太(4アシスト)という攻守に不可欠な脇役がいる。そして、5得点のレオ・セアラ、6得点の鈴木の両ストライカーが主演を張るのも共通だ。

似たもの同士の対戦に、AIが出した予想スコアのトップ5は「1-1」以外、すべて1点差。その中で最高確率の予想スコアは、ホームチームが勝つ「1-0」である。

これを読み解く鍵は、得失点パターンではないか。C大阪の最多得点パターンは計9得点の「クロスから」、前節の2得点も左右SBのクロスから生まれた。反対に鹿島の失点パターンで「PK」と並んで最多なのが、「クロスから」で4点を許している。

また、今節はGW中の連戦の3戦目。鹿島は中3日で臨むだけでなく、前節の敵地・札幌からの移動のハンデがある。C大阪も前節はアウェイ戦とはいえ、大阪ダービーだったため移動疲れはないに等しい。このアドバンテージを生かし、17年4月以来、6年ぶりにリーグ戦で鹿島から白星を奪えるか。

【関連記事】
・SPAIAtoto
・J1昇格組は開幕5試合で勝ち点5なら残留の法則、アルビレックス新潟と横浜FCの命運は?
・Jリーグ大阪ダービーの対戦成績、ガンバvsセレッソ激闘の歴史