前回中日戦で97球完封した東

DeNA東克樹と巨人・山﨑伊織のインフォグラフィック


DeNA東克樹が11日の巨人戦(横浜)に先発する。今季は4試合に登板して3勝0敗、防御率0.64。前回4月30日の中日戦では97球で4安打完封する「マダックス」を達成するなど絶好調だ。

先発予定が雨で流れたため中10日でのマウンド。休養十分で状態に不安はないだろう。

巨人戦は今季初登板だった4月6日の巨人戦に登板し、7回4安打無失点。キレのいいストレートを中心にツーシームやカットボール、スライダー、カーブをコーナーに投げ分け、危なげのない投球で白星をつかんだ。

愛工大名電高から立命館大を経てドラフト1位で入団した2018年に11勝5敗、防御率2.45の好成績を残して新人王。左肘を痛めて2020年にトミー・ジョン手術を受け、苦しんだ末に今季ようやく復活した。

チームは首位を快走中。打線も好調で味方の援護も期待できるだけに、好調の左腕がしっかり試合を作れば優位に運べそうだ。

DeNA戦で7回1失点と好投した山﨑

一方、巨人は山﨑伊織が先発する。4月19日に一軍登録され、ここまで先発3試合で1勝1敗、防御率6.46。4月27日の阪神戦で2.1回8失点と炎上したが、同19日のDeNA戦は7回1失点、5月4日のヤクルト戦は6回2失点と先発の役割を果たしている。

そのDeNA戦は2回に先制点を献上したものの味方打線がその裏に逆転し、今季初勝利を挙げた。DeNA打線は強力だが、悪いイメージはないだろう。まずはきちんと試合を作ることが勝利への条件だ。

明石商高から東海大を経てドラフト2位で入団して3年目。昨季は5勝を挙げ、飛躍への足掛かりをつかんだ。今季シーズンを通して先発ローテーションを守れれば大きな自信になることは間違いない。

チームは借金生活から抜け出せない状況。24歳左腕に原辰徳監督を喜ばせる力投が期待される。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
中日・柳裕也−広島・R.コルニエル(バンテリンドーム)
阪神・伊藤将司−ヤクルト・サイスニード(甲子園)

【パ・リーグ】
楽天・則本昂大−オリックス・黒木優太(楽天モバイル)
西武・平良海馬−ロッテ・西野勇士(ベルーナドーム)
ソフトバンク・藤井皓哉−日本ハム・北山亘基(PayPayドーム)

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