中日のドラ1新人・仲地礼亜が1軍デビュー

ヤクルト・ピーターズと中日・仲地礼亜のインフォグラフィック


中日のドラフト1位ルーキー、仲地礼亜投手(22)が13日、神宮球場で行われるヤクルト戦で1軍デビューする。

嘉手納高から沖縄大を経て2022年ドラフト1位で入団した右腕は、ここまでファームで5試合に先発して2勝2敗、防御率4.44の成績。QS(6回以上自責点3以下)を3度記録するなど順調に調整を重ねてきた。

持ち球は150キロ超の速球に加え、スライダー、カーブ、フォーク、ツーシームなど多彩な変化球を投げ分ける。ファームでは奪三振率7.86、与四球率3.08と安定した投球内容を見せていた。

前回登板した5日ウェスタン・リーグのソフトバンク戦(タマスタ筑後)では、7回94球を投げて、5安打7奪三振無失点の快投。そこから中7日空けて今日の1軍デビュー戦に臨む。

沖縄県内の大学から初のドラフト指名となった右腕。プロ初登板初先発を白星で飾ることができるか注目だ。

来日初勝利目指すピーターズ

一方、ヤクルトの先発はディロン・ピーターズ。今季加入した助っ人左腕はコンディション不良による離脱はあったものの、ここまで3試合に先発して防御率2.20と安定した投球を見せている。前回登板した4日の巨人戦(東京ドーム)でも、5回91球を投げて5安打3失点(自責は0)に抑えていた。そこから中8日で今日の登板を迎える。

平均146.1キロの速球に加え、スライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシームを操る左腕は、左バッターを得意としており、ここまで被打率.108に封じている。初対戦となる中日打線相手にも、塁に出すとうるさい大島洋平、岡林勇希の1・2番コンビなど左打者をきっちり抑えて、味方の援護を待ちたいところだ。

チームはここまで15勝18敗1分けの借金3と、いま一つ波に乗り切れていない。新助っ人左腕には流れを変えるような快投を期待したい。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
巨人・F.グリフィン−広島・森下暢仁(東京ドーム)
阪神・大竹耕太郎−DeNA・R.ガゼルマン(甲子園)

【パ・リーグ】
日本ハム・加藤貴之−ロッテ・森遼大朗(エスコンF)
西武・髙橋光成−楽天・藤平尚真(ベルーナドーム)
オリックス・山本由伸−ソフトバンク・東浜巨(京セラD大阪)

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