“楽天キラー”の田嶋大樹

オリックス・田嶋大樹と楽天・早川隆久のインフォグラフィック


23日からほっともっと神戸で行われている今季初公式戦、オリックス−楽天の2連戦。今日の第2戦はオリックス・田嶋大樹、楽天・早川隆久の左腕対決となった。

オリックスの田嶋は、今季ここまで7試合に先発して4勝3敗、防御率4.33。QS(6回以上自責点3以下)は4度と、まずまずの投球を見せている。ただ、前回登板した17日のロッテ戦(ZOZOマリン)では、4.2回82球を投げて7安打5失点と乱調。今季3敗目を喫した。そこから中6日で今日の登板に臨む。

楽天戦は2021年9月16日から9連勝中。今季も3試合に先発して3勝0敗、防御率1.59とキラーぶりを発揮している。被打率も.183に楽天打線を封じているが、島内宏明に11打数3安打、小深田大翔に10打数3安打と、比較的打たれている左打者2人には気を付けたい。

先週チームは1勝4敗1分けと低調で3位に転落したが、昨日は8-0で快勝。今週は幸先の良いスタートを切った。9年目左腕の相性の良さも生かして、このカード連勝といきたいところだ。

今季好調の早川隆久

一方、楽天先発の早川は、ここまで6試合に先発して2勝3敗ながら、防御率1.41、5試合でQSを記録するなど、安定感抜群の投球を見せている。前回登板した16日のソフトバンク戦(盛岡)でも7回124球を投げて7安打無失点の快投で、今季2勝目を手にした。そこから中7日で今日のマウンドに上がる。

オリックス戦には今季2試合に先発して0勝2敗とまだ勝ち星がない。防御率2.37、奪三振率8.05、与四球率1.42と内容は悪くなく、被打率も.247に抑えている。ただ、被本塁打が4本と多く、2度の敗戦でも手痛い一発を浴びた。また、4被弾はすべて右打者に打たれている。今日の対戦でも右打者対策が好投のカギを握りそうだ。

相手先発の田嶋とは今季2度対戦していずれも投げ負けている。三度目の正直へ、今宵は相手を上回る快投を見せ、オリックスから今季初白星をもぎ取りたい。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【パ・リーグ】
日本ハム・上沢直之−ソフトバンク・和田毅(エスコンF)
ロッテ・小島和哉−西武・今井達也(ZOZOマリン)

【セ・リーグ】
巨人・戸郷翔征−DeNA・石田健大(東京ドーム)
ヤクルト・吉村貢司郎−阪神・西勇輝(神宮)
広島・九里亜蓮−中日・涌井秀章(マツダスタジアム)

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