2023年6月10日 第17節 セレッソ大阪―ヴィッセル神戸 AI予想

2023年6月10日 第17節
セレッソ大阪―ヴィッセル神戸
☆1-1 12.26%
 2-0 10.32%
 2-1 10.32%
 1-0 9.03%
 0-1 8.39%

WINER予想のポイント

C大阪:対神戸は昨年2戦2勝&6試合連続負けなし、ただ今季は高圧守備に脆さも…
神戸:攻撃陣は大迫、武藤の勢いが継続中、守備陣はケガ人多く布陣のやりくりに苦慮

エース大迫が好調で首位を突っ走る神戸もC大阪は苦手?AIはドロー決着を予想

6位・C大阪がホームに首位・神戸を迎える「阪神ダービー」。過去36回のJ1リーグ戦での対戦では、C大阪が16勝7分13敗で勝ち越している。

神戸はここ6戦、4勝2分で負け知らず。今季より取り組む、高強度のプレスから速攻で縦を突くサッカーが板につき、トップの座を譲らない。大迫勇也は直近の5戦5発を含む計11得点でリーグ最多タイ、武藤嘉紀も6得点・6アシスト(リーグ1位タイ)と前線も輝き続ける。

懸念材料を挙げるとすれば後半の試合運びか。前々節のFC東京戦では前半だけで3点をリードしながら、後半は防戦一方となり2失点。14節・柏戦でも前半に先制するも後半に追いつかれて分けた。失点数こそリーグ最少の11点ながら、後半は前半の倍以上の8点を献上している。

一方、C大阪は、直近5戦は黒星2つで3連勝を挟んだ3勝2敗。勝った相手は京都(14位)、湘南(16位)、横浜FC(18位)で下位に白星を取りこぼすことなく、いずれもきっちり完封で終えた。ただ、2敗の相手は鹿島(0-1)と名古屋(1-3)。10節で敗れた広島戦(0-1)もそうだが、守備強度の高い相手に苦戦が続く。そして、神戸の守備はさらに強固だ。今回、ホームチームの劣勢を予想するのは難くない。

しかし、AIは「1-1」のスコアに最高確率12.26%を弾き出した。これはまず、近年の“相性”に重きを置いているからだろう。C大阪は対神戸で、昨年は敵地で1-0、本拠で3-0のシーズンダブル。20年より6戦連続無敗、17年よりホーム試合6戦連続負けなしなのだ(共に3勝3分)。

神戸が11節の対名古屋に2-2、前記の柏に1-1とアウェイで2戦連続引き分け中という結果も、AIに影響を及ぼしたに違いない。また、先のFC東京戦で負傷したCB山川哲史が長期離脱の見通し。守備陣は離脱中の菊池流帆に加え、酒井高徳らも欠場が続いており、さらなる痛手となった。

昨季から構築したC大阪の4バックによる防壁は大崩れが少なく、今季失点数のスコア分布でも「1」が計6試合で一番多い。野戦病院と化す神戸ディフェンスから得点できれば、AI予想が現実味を帯びてくる。

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