プロ初先発初勝利へ齋藤響介が先発
京セラドーム大阪で行われているオリックスと西武の3連戦。今日の第2戦でオリックスのドラフト3位ルーキー・齋藤響介がプロ初登板初先発のマウンドに上がる。
盛岡中央高から入団した右腕は、今季ここまでウェスタン・リーグで11試合(先発6試合含む)に登板して1勝2敗、防御率2.25の成績。QS(6回以上自責点3以下)も2度記録するなど高卒1年目ながら安定した投球を見せ、8月19日には一軍初昇格。登板機会がないまま21日に登録を抹消されたが、プロの雰囲気を味わうことができた。
9月1日のウェスタン・リーグ阪神戦(舞洲)では、7回76球1安打7奪三振無失点の快投で、二軍公式戦で初勝利を飾った。さらに、前回先発した10日の広島戦(由宇)でも、6.2回84球3安打6奪三振2失点(自責は1)と好投。見事に一軍切符を勝ち取り、中15日でプロ初先発のマウンドに上がる。
高卒新人で初勝利を挙げれば、球団では1978年の三浦広之(阪急)以来45年ぶりの快挙となる。山下舜平大に東晃平と先発投手の新星が次々と台頭してきたオリックスに、またしてもニューヒーローが誕生するのか注目だ。
オリックス戦今季初勝利目指す松本航
一方、西武の松本はここまで18試合に先発して5勝8敗、防御率3.77、QSは11度記録している。前回登板した19日の日本ハム戦(ベルーナドーム)では、7回115球を投げて4安打4四球4失点(自責は3)で、今季本拠地初勝利を手にした。そこから中6日で今日の登板に臨む。
オリックス戦には今季3試合に登板して0勝2敗、防御率5.40と相性はあまり良くない。特に、紅林弘太郎に5打数2安打1本塁打、杉本裕太郎には6打数5安打1本塁打と苦手としている。この2人の前に走者を溜めないように気を付けたい。
5年目右腕は2021年に自身初の2ケタ10勝を挙げ、昨季も7勝6敗と2年連続で勝ち越したが、今季は黒星が先行。夏場には二軍落ちも経験した。シーズンも残りわずかだが、来季につながる投球を見せ、1つでも白星を伸ばしておきたいところだ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
日本ハム・C.ポンセ−ロッテ・美馬学(エスコンF)
【セ・リーグ】
DeNA・東克樹−巨人・山﨑伊織(横浜)
阪神・西勇輝−ヤクルト・高橋奎二(甲子園)
広島・床田寛樹−中日・涌井秀章(マツダスタジアム)
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