セレクトセールで2億4,200万円

10月28日(土)の東京5Rに組まれた芝1600mの新馬戦は戸崎圭太騎手騎乗のドゥラメンテ産駒ショウナンラピダス(美浦・国枝栄厩舎)が勝利した。

全体的にバラついたスタートとなったが、ショウナンラピダスも後手を踏む格好となり、戸崎騎手が促しながら道中は後方3、4番手を追走。コスモバシレウスがレースの主導権をにぎり800m通過が48.4、勝負所に差しかかると大外を回して追い上げをはかった。残り200m地点でずらっと横並びとなった先頭争いに並びかけると、楽々と差し切り、後続に1.1/4馬身差をつけた。

勝ちタイム1:34.7も新馬戦としては優秀。またラスト2Fのレースラップが11.6-11.1と急加速する展開でレース上がり34.1のところ、33.2で差し切った瞬発力は高く評価してもいいだろう。

同馬は2022年のセレクトセールにて2億4,200万円という高値で落札された。半兄のショウナンアデイブも2020年に5億6,100万円で落札しているオーナーの国本哲秀氏にとっては思い入れの強い血統。加えてレース後の口取り撮影には、生産者であるノーザンFの吉田勝己氏を含めた関係者がずらりと整列しており、牧場側の期待の表れも感じる。実際に6月の新馬戦を勝利した際に同様の光景がみられたダノンエアズロックは続くアイビーSを好内容で快勝している。

新馬戦は1600m戦だったが、道中の行きっぷりなどをみても距離延長は歓迎。大きく羽ばたいてくれることを期待したい。

ショウナンラピダスの能力値,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


1週前に栗東CWでラスト1F10.9

今週末の11月4日(土)には東京競馬場で京王杯2歳Sが行われる。このレースには夏の新潟でダリア賞を勝利したコラソンビート(美浦・加藤士津八厩舎)が出走予定。この馬の新馬戦は、優勝馬がサウジアラビアRC2着のボンドガール、2着は先週のアルテミスSを勝利したチェルヴィニアとハイレベル。コラソンビートはこの新馬戦で3着だった。

1週前は美浦Wコースで6F78.1-63.0-49.5-36.4-24.0-12.1と自己ベストのタイムを出している。小倉2歳Sを勝利したアスクワンタイム(栗東・梅田智之厩舎)、同2着のミルテンベルク(栗東・武英智厩舎)、函館2歳Sを制しているゼルトザーム(栗東・加用正厩舎)などライバルも揃うが、どこまでやれるか楽しみだ。

新馬戦では11月5日(日)の京都芝1600mでデビュー予定のハーツクライ産駒フレミングフープ(栗東・友道康夫厩舎)に注目したい。1週前は栗東CWコースで6F86.9-70.4-53.9-38.2-23.0-10.9としまい重点の追い切りで、ラスト10秒台は2歳馬離れしたタイム。10月22日(日)には栗東坂路で4F54.1-39.1-24.6-11.8と、かなりの瞬発力を秘めていそうだ。

ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。

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