誕生日に4勝の活躍

秋の東京、京都開催が始まった10月7〜29日までの開催9日間における騎手リーディング争い。熾烈な戦いが続き、3位以下も勝利数が接近して混戦となりつつある。

10月終了時点での騎手リーディング,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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10月終了時点でトップに立ったのはC.ルメール騎手。期間内の1週目に7勝の活躍でトップに浮上した。2週目に再び逆転を許すも、後半2週の日別成績は3→1→4→4と12勝の固め打ちで月間21勝、年間では137勝としている。

重賞戦線では、ドゥレッツァとのコンビで菊花賞を制すと最終週の土曜にはチェルヴィニアに騎乗してアルテミスS、日曜にはイクイノックスで天皇賞(秋)をレコード勝ち。年間の重賞勝利数を14勝とするとともに、賞金ランキングでも首位を独走中と大活躍の1ヶ月だった。

天皇賞(秋)を制したイクイノックスとルメール騎手,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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2位は11勝を上積みして、132勝とした川田将雅騎手。自身の38歳の誕生日となった15日には京都競馬場で1日4勝と大活躍、そして秋華賞ではリバティアイランドを勝利に導き牝馬三冠を達成した。ルメール騎手には逆転を許したが、まだ5勝差。11月の巻き返しに期待したい。

3位は7勝を追加した横山武史騎手。9日の東京7Rをタイセイキューティで勝利し、騎乗機会4連勝をあげるとともに3年連続3回目となるJRA年間100勝を達成した。その後は3週間で2勝のみとやや物足りない成績だが、年間勝利数102勝で10月を終えた。


史上2番目の若さでJRA通算400勝達成

4位は戸崎圭太騎手。10月2日時点では4位と同じ勝利数で2着の回数差によって5位だったが、今期間内の1週目に4勝をマークしてランクアップ。29日の東京6Rではマルディランダとのコンビで勝利して2年連続9回目のJRA年間100勝を達成した。12勝を積み重ねて年間勝利は101勝と3位に急接近している。

岩田望来騎手は1→0→0→0→2→2→3→0→0と調子の波があり期間内は8勝、ランキング5位と順位を下げた。それでも22日京都8Rのなでしこ賞をナスティウェザーで勝利し、JRA通算400勝をマーク。「23歳4ヶ月22日」は武豊騎手に次いで史上2番目の若さでの達成となった。年間勝利数を97としており、自身2度目のJRA年間100勝まであと3勝。さらに、このままのペースでいけば2022年の103勝を更新するのも確実と言えるだろう。

史上2番目の若さで400勝を達成した岩田望来騎手,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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その他では勝利数6位ながら、賞金ランキングでは4位の松山弘平騎手も好調をキープ。7日にはゴンバデカーブースに騎乗してサウジアラビアRCを優勝、14日の東京5Rをルカランフィーストで勝利してJRA通算1100勝を達成するなど、期間内に14勝をマークした。年間95勝で5位に接近、再びトップ5圏内に割って入る可能性もありそうだ。

ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。

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