矢野謙次氏、内海哲也氏がコーチとして復帰

2023年は2年連続となる4位に終わった巨人。原辰徳監督はシーズン終了後に辞任を表明し、阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチが新監督に就任した。2024年はV奪回が至上命題となる中、現役時代ともに戦った盟友をコーチとして招聘するなど積極的な動きを見せた。2024年のコーチングスタッフを紹介する。

2024年巨人一軍コーチングスタッフ


一軍では、二軍監督を務めていた二岡智宏氏がヘッド兼打撃チーフコーチに就任。巨人の中心選手としてともに戦った阿部新監督を参謀役として支える。

新任は矢野謙次打撃コーチと内海哲也投手コーチの2人。矢野コーチは現役時代の2015年以来、8年ぶりの巨人復帰となる。2015年に日本ハムへトレードで移籍し、2018年に現役引退後は球団職員として残り、2020年からはコーチ、今年はスカウトに転身していた。

内海コーチは敦賀気比高から東京ガスを経て2003年自由獲得枠で巨人に入団。2011、2012年に2年連続で最多勝を獲得するなど、巨人のエースとして通算135勝を挙げた。2018年オフに炭谷銀仁朗の人的補償で西武に移籍。2022年限りで現役を引退し、今季はファーム投手コーチとして若手の指導にあたっていた。こちらも現役時以来5年ぶりの復帰となる。

また、今季スカウトを務めていた實松一成氏がバッテリーコーチに復帰。2019年限りで現役を引退し、翌2020年から巨人の二軍バッテリーコーチ、一軍バッテリーコーチを務めており、1年間のスカウト生活を終え、再び現場へ復帰となった。

そのほか、ブルペンコーチだった村田善則氏を総合コーチに、総合コーチだった川相昌弘氏を内野守備コーチに、打撃コーチだった亀井善行氏を外野守備兼走塁コーチに、三軍投手チーフコーチだった杉内俊哉氏を一軍へ配置転換した。

ファーム総監督の桑田真澄氏が二軍監督に就任

二軍監督にはファーム総監督を務めていた桑田真澄氏が就任した。コーチングスタッフは下表の通りとなっている。

2023年巨人二軍コーチングスタッフ


新任のコーチはおらず、安藤強二軍総合コーチはヘッドコーチに肩書が変更。山口鉄也一軍投手コーチは二軍投手チーフコーチ、大竹寛巡回投手兼トレーニングコーチ補佐は二軍投手コーチ、脇谷亮太三軍内野守備コーチは二軍内野守備兼走塁コーチ、鈴木尚広一軍外野守備兼走塁コーチは二軍へ配置転換となった。

そのほか、橋本到外野守備兼打撃コーチは打撃コーチに肩書が変わり、加藤健バッテリーコーチは留任している。青木高広投手コーチはフロントに転任となった。

三軍は野上、吉川両スコアラーがコーチへ

三軍は駒田徳広監督が留任。野上亮磨投手コーチと吉川大幾内野守備コーチが新任となった。コーチングスタッフは以下の通り。

2023年巨人三軍コーチングスタッフ


野上コーチは日産自動車から2008年ドラフト2位で西武に入団し、2013年に初の2桁となる11勝をマーク。2017年に2度目の11勝を挙げてオフに巨人へFA移籍。巨人ではケガに苦しみ2021年限りで現役を引退し、昨年からスコアラーを務めていた。

吉川コーチはPL学園高から2010年ドラフト2位で中日に入団。高校の先輩である立浪和義(現中日監督)が付けていた背番号3を与えられ、大きな期待を背負うも4年間で34試合の出場にとどまり、2014年オフに戦力外通告を受けた。その後、巨人に加入して2020年限りで引退し、スコアラーに転身していた。

そのほか、古城茂幸二軍内野守備兼走塁コーチが三軍打撃コーチ、三澤興一二軍投手チーフコーチが三軍へ配置転換。金城龍彦外野守備兼走塁コーチ、市川友也バッテリーコーチは留任している。矢貫俊之投手コーチはフロントに転任となった。

また、巡回コーチでは久保康生氏が投手コーチとして留任。打撃コーチにはゼラス・ウィーラー氏が就任した。

2023年巨人巡回コーチングスタッフ


ウィーラーコーチは2007年MLBのブルワーズでプロ生活をスタート。2014年にヤンキースでメジャーデビューを果たした。2015年から楽天でプレーした後、2020年6月に池田駿とのトレードで巨人に移籍。明るいキャラクターでファンからも愛されていたが、昨季限りでユニフォームを脱いだ。

今季は編成本部長付特別補佐兼打撃コーディネーターに就任。1〜3軍野手への技術アドバイス、外国人選手への技術や日本野球への適応などのアドバイス、球団からの要請によるスカウティング業務などを担当していた。

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