一軍は2人の新コーチを招聘

新本拠地・エスコンフィールド北海道で開幕を迎え、飛躍が期待された2023年の日本ハムだったが、終わってみれば2年連続の最下位に沈んだ。新庄剛志監督は来季の続投が決まったが、2年間の土台作りを経た3年目はチームとして結果が求められるシーズンとなる。

勝負のシーズンとなる2024年のコーチングスタッフは以下の通り。

2023年日本ハム一軍コーチングスタッフ


新任は武田久投手コーチと谷内亮太内野守備走塁コーチの2人。武田コーチは生光学園高から駒沢大、日本通運を経て2002年ドラフト4位で入団。170センチと小柄な体をダイナミックに使う投球フォームで、通算534登板、167セーブ、107ホールドをマークし、最多セーブ3度、最優秀中継ぎ投手を1度獲得した。

新庄監督とも現役時代一緒にプレーし、2006年には球団44年ぶりの日本一に貢献し、喜びを分かち合った。2017年オフに退団後は、日本通運、日本製鉄東海REXなど社会人野球チームでコーチを歴任。若手投手が多い日本ハムだが、今季リーグ4位の防御率2.95と課題も露呈したブルペン陣をどのように整備するのか注目だ。

谷内コーチは金沢西高から国学院大を経て2012年ドラフト6位でヤクルトに入団し、2018年オフにトレードで日本ハムへ移籍。内野をどこでも守ることができる高い技術に定評があり、今季限りで現役を引退していた。今季リーグワーストの94失策を喫した守備陣の立て直しを図る。

そのほか、林孝哉ヘッドコーチ、建山義紀、加藤武治両投手コーチ、八木裕打撃コーチ、山田勝彦バッテリーコーチ、森本稀哲外野守備走塁コーチ、代田建紀データ分析担当兼走塁コーチは留任。飯山裕志内野守備走塁コーチは退任した。

ファームは稲葉監督はじめ5人が新任

ファームは2021年オフからGMを務めていた稲葉篤紀氏が監督に就任。10年ぶりに日本ハムのユニホームに袖を通す。コーチングスタッフは以下の通りとなっている。

2023年日本ハムファームコーチングスタッフ


コーチでは2008年から2012年まで一軍コーチを務めた清水雅治氏がファーム総合コーチに、投手コーチには金子千尋特命コーチ、球団スタッフの浦野博司氏、打撃コーチには2022年から打撃テクニカルアドバイザーを務めた小田智之氏が就任する。

金子コーチは2004年ドラフト自由枠でオリックスに入団。2014年にリーグMVP、沢村賞、最多勝、最優秀防御率、ベストナインの5冠を達成するなど通算130勝をマークした。2018年オフに自由契約となり、日本ハムへ移籍。4年間プレーした後、2022年限りで現役を引退した。今季、特命コーチとして複数回渡米して学んだコーチングを、ファームでの若手育成に生かす。

浦野コーチは浜松工高から愛知学院大、セガサミーを経て2013年ドラフト2位で入団。1年目に主に先発として20試合に登板し7勝4敗、防御率3.68をマーク。2年目以降は右肩痛に悩まされたが、2018年にリリーフとして36登板で防御率2.16と見事復活を果たした。2020年限りで現役を引退し、今季までチームスタッフとして球団に貢献。4年ぶりの現場復帰となる。

そのほか、今季までファーム監督を務めていた木田優夫氏はGM代行に就任。伊藤剛投手コーディネーター兼投手コーチは投手コーチ、佐藤友亮打撃コーディネーター兼打撃コーチは打撃コーチ、山中潔バッテリーコーチは捕手インストラクターへ肩書を変更。紺田敏正外野守備走塁コーチは留任となっている。

島﨑毅投手コーチ、渡辺浩司打撃コーチが契約満了に伴い退任、稲田直人内野守備走塁コーチは退団となった。

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