29年目でJ1初優勝

ヴィッセル神戸は25日、J1第33節の名古屋グランパス戦(ノエビアスタジアム神戸)に2-1で勝利し、クラブ創設29年目でJ1初優勝を成し遂げた。昨年6月に3度目の監督に就任した吉田孝行監督のもと、ホーム最終戦で悲願を達成した。

勝点65で首位に立っていた神戸は、前日に2位の横浜F・マリノスが引き分けて同64となったため、名古屋に勝利すれば、最終節を残してJ1初優勝が確定する大一番。神戸賛歌の大合唱の中、ピッチに登場した神戸の選手たちは試合開始早々から攻勢をかける。

前半12分に相手陣内でのスローインを起点に、FW大迫勇也のパスを受けたMF井出遥也が先制ゴール。さらに、直後の前半14分には大迫の左サイドからのクロスにFW武藤嘉紀が合わせ、立て続けに2点を先取した。

その後、前半30分に名古屋のFWキャスパー・ユンカーに一瞬のスキを突かれ、1点を返されて前半を折り返す。後半は一進一退の攻防が続き、ともに決定機を作るもゴールを奪えず。試合終盤は名古屋の猛攻を受けるも神戸が決死の守備で凌ぎ切り、歓喜の瞬間を迎えた。

震災から29年目、神戸の町とともに歩み、つかんだ初優勝。吉田監督は「長い間、サポーターの方は待っていたと思うし、スタッフ、選手たちが一丸となってやってくれたと思います。今日勝つって信じていましたし、自分もトータルでこのチームに14年いるので、特別な思い、サポーターの皆さんと同じ思いです。そして、この雰囲気を作ってくれたサポーターを誇りに思います」と感謝の言葉を並べた。

この試合2アシストで勝利を呼び込んだ大迫は「このために日本に戻ってきたので、最高です。ヴィッセル神戸で優勝できたことは誇りに思いますし、全力で喜びたい。(サポーターは)ずっと待っていたと思うので、みんなで喜びましょう」と喜びを爆発させた。

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