奥川恭伸、佐々木朗希ら20人が日本代表に

夏の甲子園終了後に行われる「第29回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」(8月30日〜9月8日)。その侍ジャパンのメンバー20人が20日に発表された。今夏の甲子園を沸かせた奥川恭伸(星稜)をはじめとして、今春のセンバツ決勝で2本塁打&完封と大車輪の活躍でチームを優勝に導いた石川昂弥(東邦)、160キロを超えるストレートを持つ佐々木朗希(大船渡)らが名を連ねている。

代表メンバー20人のうち18人が3年生で、2年生は外野手の鵜沼魁斗(東海大相模)と横山陽樹(作新学院)の2名だけ。主に3年生中心のメンバー構成となった。

U-18ワールドカップ日本代表メンバーⒸSPAIA

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今回選ばれたメンバーは卒業後も野球を続けると考えられるが、プロを目指す者、進学や就職する者、と選択肢は様々。この大会での成績次第では、進路を変更する選手も出てくることが予想される。そこで、2017年の前回大会を戦った当時の日本代表メンバーがどのような進路を選択したのか、ここでは見ていきたい。

2017年は清宮幸太郎、安田尚憲、中村奨成が中心

花咲徳栄が初優勝した2017年夏の甲子園。準優勝に輝いたのは、大会新記録となる6本塁打を記録した中村奨成(現・広島)擁する広陵だった。また、大注目されていた清宮幸太郎(現・日本ハム)を擁する早稲田実業が西東京大会で涙を飲み、甲子園に駒を進めることができなかったことも大きな話題となった。

2017年U-18ワールドカップ日本代表ⒸSPAIA

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当時の日本代表メンバーの顔ぶれを見ると、今大会と同様に2年生からは2人選ばれている。報徳学園の小園海斗(現・広島)と大阪桐蔭の藤原恭大(現・ロッテ)だ。ちなみに、二刀流で話題を集めていた大阪桐蔭の根尾昂(現・中日)は選出されていない。

大会ではオープニングランドを4勝1敗で通過。続くスーパーラウンドではカナダと韓国に敗れ、3位決定戦へ回ることになる。カナダとの対戦となったその試合では、福岡大大濠の三浦銀二(現・法政大)が7回1失点の好投を見せ8-1で快勝。日本代表は銅メダルに輝いた。

銅メダルを獲得した日本代表の3年生18人のうち、高卒でプロへ進んだのは9人。そのなかでドラフト1位指名を受けたのは清宮、中村、そして履正社の安田尚憲(現・ロッテ)の3人だった。清宮は7球団、中村は2球団が1回目の入札で競合。安田は2回目の入札で3球団が競合している。残る6人はいずれも中位〜下位指名となった。

その他、高校日本代表には選ばれなかったものの九州学院の村上宗隆(現・ヤクルト)と鶴岡東の吉住晴斗(現・ソフトバンク)がドラフト1位指名を受けている。高校日本代表クラスであっても、高卒時点でドラフト上位指名を勝ち取ることは難しく、プロのスカウトが下す評価と日本代表として選ばれるメンバーが必ずしも一致するわけではないようだ。

今年もプロ注目と騒がれている選手が多数選出されているが、この中から何人がプロ志望届を出し、ドラフト会議で指名されるのだろうか。甲子園が終わっても、まだまだ高校球児たちの戦いから目が離せない。