『特殊幻視覚アートショー スクリーミング・マッド・ジョージ展』が、2019年9月16日(月祝)まで、大阪芸術大学スカイキャンパス あべのハルカス24階(大阪市阿倍野区)にて開催中だ。


1980年代、ハリウッド映画界で「特殊メイク」という新技術が革命を起こした時、「スクリーミング・マッド・ジョージ」はその中心で活躍した日本人だった。

「特殊幻視覚アートショー」とは、サルバドール・ダリの作品と遭遇して以来、ダリ信者となったスクリーミング・マッド・ジョージが、15歳から62歳になるまでに携わってきた様々なアートを一堂に集めたシュールでアンダーグラウンドな大作品展だ。

高校生時代に描いた、漫画、デッサン、イラストも公開

高校生時代に描いた、漫画、デッサン、イラストも公開

このショーで展示されるのは高校生時代に描いた、漫画、デッサン、イラスト、油画にはじまり、ニューヨークの"SCHOOL of Visual Arts"に在籍時の油画大作、歪んだイメージを特定の視点から単眼で見ることで立体視させる錯視技術アナモルフォシス作品、鏡を通して立体になるステレオ絵画など。マスクや特殊造形、アニメーション等を中心にショックアートパフォーマンスとして結成したパンクバンド「THE MAD」「IRRATIONAL」の写真や映像や、「ポルターガイスト2」「エルム街の悪夢4」「ゴーストハンターズ」など、ハリウッド映画で制作した特殊メイクのデザイン画やメイキング写真も展示される。

他にも、「マリリン・マンソン」「オジー・オズボーン」「コーン」「デュラン・デュラン」他のミュージック・ビデオ/レコードカバー用の特殊メイク写真と「スリップノット」ステージ用マスク(レプリカと NGマスクを含む)を展示。XJAPAN・YOSHIKI のレーベル「エクスタシーレコード」のアーティストになったマッド・ジョージのライブ映像も公開されている。

永井豪氏原作の「デビルマンレディー」を特殊メイクとフォトマニピュレーションで大胆にアレンジした写真集『LADY DEVILMAN』からの大判プリント19点にも注目だ。

多くの体験型立体シュール作品を展示

多くの体験型立体シュール作品を展示

これらは単なるオブジェではなく、音や錯覚センサーによるアニマトロニックスなど、アートサイエンス的な要素も含まれた体験型立体シュール作品群となっている。他にもマッド・ジョージがコンセプトとデザインを担当したゲーム『パラノイアスケープ』の体験や、マッド・ジョージが監督した日本のミュージシャンバンドのPV上映など、多岐に渡った作品を時系列で紹介する。

特殊メイクアーティストとしてだけではなく、「総合芸術家」としてのスクリーミング・マッド・ジョージのワンマンショーを体感してほしい。