架空のアニメ制作会社「武蔵野アニメーション」を舞台に、アニメ作りに奔走する業界の悲喜こもごもを描いた人気テレビアニメ『SHIROBAKO』。その魅力的なキャラクターと豊富な資料の数々を通して実際のアニメ作りを学べる企画展が、SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ミュージアム(埼玉県川口市)にて6月20日(土)よりスタートする。

『SHIROBAKO』ファンは作品の魅力堪能でき、アニメの仕事に興味のある人にはリアルな制作現場の様子を学べる今イベントの気になる内容を、6月19日(金)に開催された内覧会の様子からお届けしよう。

ムサニのキャラクター達が案内する「アニメーションができあがるまで」


プロジェクションマッピングや合成映像、さらにはアニメ制作やスタジオ収録など、大人から子どもまで様々な映像制作を体験できる日本唯一の施設「彩の国ビジュアルプラザ映像ミュージアム」。そこで日本が誇る映像コンテンツ「テレビアニメ」が完成するまでの全行程を、アニメ作りに奮闘する業界人の日常を描いた人気アニメ『SHIROBAKO』を通して学べる企画展が6月20〜9月6日にかけて開催されることに。原画・背景・美術設定・絵コンテなど初公開のものを含む250点以上の資料を通して、作品世界を体感しながらアニメ作りを学べる意欲的な展示となっているのだ。



まず入場すると主人公達五人がお出迎え。悩んだり壁にぶつかりながらも、それぞれの形で大好きなアニメに関わってきた彼女達の成長を綴ったプロフィールと名セリフで『SHIROBAKO』ワールドに入っていこう。



テレビシリーズ全24話の解説も。放映当時にも話題となったインパクトのあるサブタイトルと共に物語をおさらいしよう。


アニメ制作の過程がフローチャートでまとめられ、各セクションごとに資料と合わせて詳細な仕事解説も用意されている。解説では本編にちなんだ小ネタが含まれていることも。





それぞれの制作過程を代表するキャラクターの名言&等身大ビジュアルと共に、『SHIROBAKO』本編の資料と共に仕事内容を学べるという流れの展示となっている。会場内は写真撮影OKなので、ごひいきのキャラと記念撮影なんて楽しみ方も。





アニメ制作のデジタル化が進んで大きく変わったのが撮影・編集。このセクションでは過去と現在を比較した解説が用意されている。



彩色やアフレコ、自分の声を加工しての効果音作りやグリーンバック合成でキャラクターとダンスができるなど、映像ミュージアムならではの体験型展示も用意されている。恥ずかしがらずにぜひ体験してみてほしい。







さらに、様々な本編映像や印象的な名ゼリフ、そして「『SHIROBAKO』のSHIROBAKOが出来るまで!」と題されたスタッフインタビューなど映像コンテンツも充実している。アニメの世界を目指す人にとっても、アニメ制作に興味があるひとにとっても貴重なコーナーといえるので、じっくり見てほしい。



そして、『SHIROBAKO』ファンにはたまらない原画やキャラクターデザインなどの資料が多数展示。絵コンテや動画は実際に手に取って見られるものも。生の資料のタッチにも注目だ。よく設定資料で見かける登場キャラクターの一覧は大きさの対比図でもあるが、それが等身大で展示されているのも面白い。登場キャラと背比べしてみては?








安原絵麻のアニメーター机や劇中に登場した武蔵野アニメーション制作作品のアニメポスター、ボタンを押すとキャラクターが応答してくれる「ムサニの電話」など、遊び心あふれる展示の数々も。細かいところまで再現している当たりがマニアック。





各種展示の他にも関連イベントやワークショップも開催予定なので、公式サイトでチェックして足を運んでみてほしい。よりアニメができるまでを学べるはずだ。

さらに8月4日(火)からの後期展示では劇場版『SHIROBAKO』をメインにした内容に変わるとのことなので、ぜひとも両方に足を運んでアニメ作りの魅力をたっぷり味わってみよう。

取材・文・写真=斉藤直樹