落語家の入船亭小辰(いりふねていこたつ)が座長を務める劇団小辰が2020年7月4日(土)に下北沢「劇」小劇場で落語+演劇のイベントをおこなう。同日の14:00の回は「劇団小辰結成落語会」、そして19:00の回は「劇団小辰解散落語会」と、結成即解散という流れとなる。

出演は、入船亭小辰を筆頭に、鬼頭真也/東野良平(劇団「地蔵中毒」)/奥村香里(熱帯)/三森麻美という面々。入船亭小辰・鬼頭真也・東野良平による落語が披露されるほか、出演者トークや《演劇的な何か》も上演される。また、落語の演目・イベント内容は昼と夜で変わる。

この企画を主催する娯楽百貨の黒川麻衣(熱帯主宰、劇作家・演出家)は、今回の公演の経緯について次のように述べている。

かねてより娯楽百貨主催であり劇作家・演出家でもある黒川は「もし落語家さんと演劇をやるなら入船亭小辰さん!」と公言しており、ご本人にもその旨を何かにつけてお伝えしておりました。

昨年秋より小辰さんと具体的に話し合いを始め、落語+演劇イベントを企画。小劇場で活躍する俳優陣も出演が決定、上演する演目も配布。顔合わせの待ち合わせ時間まで決まっていた矢先に…緊急事態宣言。

新型コロナウイルス感染拡大により公演延期。せめて決起集会をと企画し直すも状況は悪化するばかり。来年以降の情勢を見据えて公演そのものを白紙にすることになりました。

劇団員が一度も顔も合わせぬまま消滅してしまった劇団小辰。関係者一同、悔しさに唇を噛みしめておりました。

ところが。

本多劇場グループ総支配人本多眞一郎氏より「劇場にもう一度お客様を呼びたいのです」と落語会の依頼を受け、雪辱を晴らすべくメンバーが改めて集結することになりました。

昼に劇団を結成し、夜に劇団を解散します。最初で最後の晴れ舞台、どうぞお見逃しなく。

なお、この公演の前日7月3日には春風亭正太郎と立川寸志による「正太郎・寸志の《落語ができました》」、そして翌日の7月5日には三遊亭遊雀独演会「遊楽座」の上演が、それぞれ娯楽百貨の主催により同じ会場=下北沢「劇」小劇場にて行われる。