2020年9月18日(金)〜10月3日(土)シアタークリエにて、ミュージカルコメディ『Gang Showman』が上演されることが決定した。

本年、未曽有の非常事態が起こり、全ての経済活動が制限され、人々は自粛生活を余儀なくされている。特にエンターテイメントは壊滅的状況に陥り、娯楽や芸術の再開を待ち望む声は日に日に大きくなっている。今こそ、劇場、そしてエンターテインメントに再び光を取り戻す為に、日本を代表するエンターテイナーの玉野和紀が立ち上がった。どんな状況にも決して諦めることなく、人々に夢や希望、笑いや涙を提供していくために試行錯誤をし、新型コロナウイルス感染防止策を逆手にとった、「今」だから出来る最上のエンターテインメントをお届けするとのこと。

本作の脚本・作詞・演出・振付・出演の5役を務めるのは、『CLUB SEVEN』シリーズ、『道化の瞳』など数々のオリジナルミュージカルを手掛け、日本を代表するタップダンサーでもある玉野和紀。主演は、玉野とは『道化の瞳』(初演・再演)『CROSS HEART』に次いで3作目/4度目のタッグとなる、屋良朝幸。ミュージカル『SONG WRITERS』、『ドッグファイト』、『ロカビリー☆ジャック』など数々の舞台に主演するだけでなく、ジャニーズ事務所の社会貢献プロジェクト「Smile Up!Project」の一環として、楽曲「Wash Your Hands」の振付をするなど感染症対策を呼び掛けている屋良が“キレイ好きな”ギャングのジェイムズを演じる。ダンス経験の無いジェイムズが、借金を取り立てるために訪れたクラブのメンバーとショーを作ることになり、その過程でダンスの才能を開花させていくという振り幅のある役どころだ。

そして、クラブの元オーナーのロバート役と、そのゴーストが生まれ変わった現世での姿、リチャード役という2役を演じるのは「シューイチ」(日本テレビ)などタレント・司会者として活躍する中山秀征。中山は2009年のミュージカル『SHOW店街組曲-THE BEST-』以来11年ぶりのミュージカル出演となる。共演には今や大作ミュージカルに欠かせない平野 綾、妃海 風、花乃まりあ、中村浩大(Jr.SP/ジャニーズJr.)、そして入野自由という実力派キャスト陣が華を添える。

本作は“潔癖症”のギャングと、劇場に再びお客様を取り戻そうと必死に生きる人々が取り巻く、愛と成長の物語。

玉野和紀(脚本・作詞・演出・振付・出演) コメント

コロナ禍でありながらも舞台芸術を前に進めなくてはとの思いで今回の作品の構想を考えました。内容を一言で言えば、潔癖症のギャングがショーに出演するというお話です。コロナ禍で作品創りにも制約が出るかも知れない状況ですが、それを恐れず逆手に取った、笑いと温もりのあるコメディー作品にしようと考えました。それによって、人とのふれあいは心が温かくなって素敵なことだという事を改めて感じてもらえればと思っています。
屋良くんとは三度の共演をしていますし、オリジナル作品への価値観が合うので楽しみです。今回はコメディー作品になりますが、僕の演出の方向性をパフォーマンスで的確なものにしてくれると期待しています。TAPダンスも驚異的に上手くなっているので一緒に踊れることも楽しみの一つです。
今のこの状況での舞台出演は本当に有り難く感謝の気持ちでいっぱいです。ライブの良さを改めて感じて頂くためにも、エンターテイメントが心の免疫力になることを信じて、今出来る事を全力で挑戦します。皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。

屋良朝幸 コメント

オリジナルにこだわり続けてきた玉野さんの新しい作品に、また、出させていただけることを嬉しく思います。今回の作品では、ダンスの経験のない役をどう、面白おかしく演出してくださるのか期待しかないです。すでにタップダンスの稽古が始まっていますが、僕が今まで踊ってきたダンスとは全く違うアプローチのやり方なので、正直、楽しむよりもまだ苦悩の日々です。まだ、ステージではどれだけタップを披露するかわかりませんが、恥をかかない程度に頑張ります(笑)。
共演の中山さんとはテレビ番組でご一緒させて頂いて以来18年ぶりになりますが、ミュージカルという世界の中で中山さんとどんな化学反応を起こすことができるか楽しみです。
演劇界もようやく動き出して、まだいろいろと制限のある中での公演ですが、皆様が心から笑顔になれる作品を作れたらと思います。

中山秀征 コメント

コロナ禍の状況でエンターテインメントの世界もなかなか前に進む事が出来ず、キャストもスタッフも不安な日々を送っていました。しかしながら玉野さんをはじめ、みんなの力が一つとなり、今、新たな作品が安全安心な舞台作りを心がけながら生まれようとしています。今だからこそ出来ることが必ずあると信じて前に進んでいきたいと思います。すでに玉野さんの指導のもとタップの練習も始まっておりますが、悪戦苦闘しています。
屋良くんとは18年ぶりの共演がとても楽しみです。今やミュージカル界に欠かせない存在になった屋良くん。あの頃、直向きに努力していた日の事を思い出します。この作品で皆さんとご一緒出来ることがとても楽しみです。
 

【ストーリー】
1940年代のアメリカ・ニューヨーク。ゴーストライトの灯る中、Club Smileのオーナーで1か月前に亡くなりゴーストとなったロバート(中山秀征)が現れる。ロバートは姿を変えてリチャードとして生まれ変わり、この店のゴーストであるフランク(玉野和紀)の助けを借りて、Club Smileを継ぐことになった娘のメアリー(平野綾)の手助けをしたいと語りだす。メアリーはその頃、父ロバートの残した借金を返す為に店を繁盛させるべく最高のショーを創ろうと頭を悩ませていた。
メアリーがショーを創るためにリハーサルしていると、借金の取り立てにギャングのジェイムズ(屋良朝幸)が手下のウィリアム(中村浩大)とマイケル(鯨井未呼斗)を従えてやって来た。ジェイムズは、すぐに借金を返せないのであれば、返済を待つ条件として、ダンスの経験のない自分をショーの主役にするよう要求する。それを仕方なく了承するメアリー。そこに生前父にお世話になったと言うゴーストのリチャード(中山秀征)とフランクが現れ、父への恩返しにショーの手伝いをするとメアリーに伝える。さらに、Paradiseという別の店の人気ストリップガールのリンダ(妃海風)、Club Smileのショーガールのパトリシア(花乃まりあ)、ダンサーのデイビット(松平和希)、そしてメアリーに恋い焦がれるロバート(入野自由)も加わり、皆で最高のショーを創ろうとリハーサルを始めるが、ジェイムズは潔癖症だとか高所恐怖症だとか、色々な言い訳をして勝手な事ばかりし始める。実はジェイムズは、ボスの命令でショーを台無しにして抵当に入っているClub Smileを手に入れるために送り込まれたのだ…。新たな嘘に嫉妬、そして予想外の恋が絡まり、リハーサルはさらに大混乱!果たして最高のショーを完成させ、Club Smileに再び光を灯すことは出来るのか――。