2020年7月31日(金)〜8月1日(土)PUBLIC∴GARDEN!による、オンラインリーディング公演 vol.4『トランス』が上演される。初日公演に先立ち、ゲネプロ&オンライン囲み取材が行われたので紹介する。

PUBLIC∴GARDEN!は、米原幸佑、板倉光隆、元吉庸泰からなる演劇ユニット。オンラインリーディング公演は5月より行われ、今回で4弾目となる。最新公演となるのは、1993年に鴻上尚史の作・演出により上演して高い評価を得、その後も幾度となく上演されてきた傑作戯曲『トランス』。鴻上を師事する元吉の手により、オンラインリーディングとして生配信・生演奏で上演する。


出演は、PUBLIC∴GARDEN!の米原、板倉に加え、小野川晶(虚構の劇団)、ピアノ演奏の吉田能(あやめ十八番)。

以下、オンライン囲み取材での質疑応答の模様を紹介する。

オンラインリーディング公演 vol.4『トランス』ゲネプロより

オンラインリーディング公演 vol.4『トランス』ゲネプロより

ーーこの度、『トランス』という作品を何故今上演しようと考えたか、理由をお聞かせください。

元吉:ほんとうは。ほんとうの姿は。ほんとうだったら。

自分たちの仕事が苦しい状況に立たされている今。口にしてしまう言葉です。でも、その「ほんとう」は誰のためのものなのか。足を止めなくてはならないと思います。

インターネットという理想郷は、現実よりもずっと、誰かに依存して依存されての本能を剥き出しにします。
奇しくも、現実の世界で演劇が機会を失っていくなか、この、形態で演じるこの物語は、何が「ほんとう」で、誰の為のものなのか。その問いに寄り添ってくれるのではと、思い、『トランス』に立ち向かうことを選びました。

ーー『トランス』という作品に対する意気込みをお聞かせください。

米原:ZOOM演劇で『トランス』をやるというのは、電脳シリーズ史上過去最高に難しく、しかし3人の表現がハマったときに爆発的なパワーが生まれます。逃げ場のない3人の芝居と音楽の融合。僕たちにとって非常に挑戦。冒険をしています。そのヒリヒリ感も含めて楽しんで頂けたらと思います。

オンラインリーディング公演 vol.4『トランス』ゲネプロより

オンラインリーディング公演 vol.4『トランス』ゲネプロより

ーー所属される劇団の主宰でもある鴻上尚史さんの作品になりますが、『トランス』という作品の見どころ・楽しんでいただきたいところを教えてください。

小野川:いいテンポ感で、笑ってたらいつの間にか心掴まれて泣いてる。みたいなことが鴻上さんの作品たくさんあると思います。
まずはなにも考えずに気持ちの良いテンポ感を味わってのってみてほしいです。そして一人一人のキャラクターが本当に愛しいなって思います。チャーミングだったり、かっこよかったり弱かったり、いろんな表情、音色を楽しんでほしいし、熱量を感じてもらえたらいいなと思います!
やるのがとても難しい作品ですが、心に突き刺さる作品です。

オンラインリーディング公演 vol.4『トランス』ゲネプロより

オンラインリーディング公演 vol.4『トランス』ゲネプロより

ーー今回ほど会話のキャッチボールが多い作品はPUBLIC∴GARDEN!オンライン公演では初めてだと思いますが、オンラインならではの観劇の楽しみ方を教えてください。

板倉:これまでのパブリックのオンラインリーディングの中で、一番会話が多く演劇的な作品かもしれません。これはもうオンラインへの挑戦です(笑)。
ネット環境からくるタイムラグや不具合を役者同士の掛け合いがどこまで越えられるのか? いや! 我々の熱量で!! 必ずや越えて見せましょう!!!
みなさんは夜も遅いですし、ご自宅などでリラックスしながら飲み物片手に「演劇」を楽しんでもらたら嬉しいです。
素敵な週末の夜をどうぞご一緒に。

オンラインリーディング公演 vol.4『トランス』ゲネプロより

オンラインリーディング公演 vol.4『トランス』ゲネプロより

公演は、本日31日(金)23:00より、そして明日8月1日(土)22:00より行われる。1日にはアフターイベントも開催。