10月10日(土)、11日(日)の2日間、大阪・万博記念公園で音楽やアートなど多彩な文化を一度に楽しめる野外イベント『大阪文化芸術フェス presents OSAKA GENKi PARK』が開催される。本イベントにはコブクロ、ウルフルズ、渋谷すばる、矢井田瞳、BEGINやLOVE PSYCHEDELICOなど全46組のアーティストが出演。音楽以外にも1970年に開催された大阪万博の軌跡を巡るツアーや大道芸人によるパフォーマンス、関西ゆかりの現代美術家たちが2025年に開催される大阪・関西万博をイメージしたライブペインティングを行うなど、大阪万博50周年記念プログラムの一環として、万博記念公園一帯で様々なイベントが繰り広げられる。
また、イベントではスマートフォン入場券の採用や専用アプリによるWEB問診などを実施。ライブ観覧時の密集を回避するために観覧エリアの予約システムを導入、来場者全員に配布するレジャーシートを活用することでディスタンスを保つことを呼びかけるなど、様々な感染症対策を取り入れている。
今回、SPICEでは関西を代表するラジオステーション・FM802から飯室大吾、高樹リサ、2人のDJによる対談インタビューを敢行。イベントの楽しみ方はもちろん、あふれる「万博愛」についてもたっぷりと語ってもらった。

左:飯室大吾 右:高樹リサ

左:飯室大吾 右:高樹リサ

――『大阪文化芸術フェス presents OSAKA GENKi PARK』(以下、『OSAKA GENKi PARK』)は大阪府や大阪市など、行政を中心に構成される「大阪文化芸術フェス実行委員会」が主催する大型野外イベントです。昨今のこの状況下で、大型イベントが開催されることに嬉しさはもちろん、驚きの声も多くありました。開催の知らせを聞いたときはいかがでしたか?

高樹リサ(以下、高樹):ホンマに?、というのが最初の気持ちです。8月末に野外ロックフェス『RUSH BALL』が開催されたこともあって、大阪はこういう状況下でも、どうやってエンターテインメントを続けていくかというのをより考えているところがある。こういう状況下でも楽しめる方法を見つけていこう、というのを行政も協力してやっている感じがあって。それでも、これだけの規模で開催が実現しちゃうのはびっくりしましたね。

――行政が中心となって開催する。「やっていいんだ!」という驚きと励みとなる嬉しさがありますよね。

飯室大吾(以下、飯室):同じように、8月に開催されたライブイベント『Osaka Music DAYS!!!』もありましたけど、みんなが一丸となって“ONE OSAKA”な感じになっている。今のこの状況に暗くなるんじゃなくて、変えていこうぜ!という気持ちを行政が旗を振って実現していくのは我々としても心強くて。小さなイベントやライブハウス単体ではなかなかできないことを、みんなでやろうぜと行政がやってくれる。長いこと大阪に住んでますけど、「さすが大阪!」と思いましたね。

高樹:関西人でよかったと思いますよね。

飯室:ホンマにね。じっとしてたらアカンやろ!と、気概を感じますね。

――2017年から始まった大阪文化芸術フェスは今年で4回目の開催となります。正直、今年は開催しないだろうと思っていたら、まさかのより規模を大きくしての開催。しかも会場は万博記念公園一帯を使ってのイベントです。

高樹:公園内に5つもステージあることに驚きましたね。

飯室:公園のあらゆる場所を使って…と言いつつも、あれだけ広い敷地なら使わないエリアもあるでしょって思ったら、ホンマに公園一帯を使ってて。部分的な公園利用だと、FM802が主催する『MEET THE WORLD BEAT』とか『FUNKY MARKET』もありますけど、こんな大規模なイベントは1970年の大阪万博開催以来、なかったことじゃないかなと思うんですよ。

高樹:しかも今のこの状況の中でこれだけの規模で観客を入れての開催は世界初の試みだと思うんです。世界中のたくさんの人と繋がった大阪万博、その会場でまたこうやってたくさんの人と繋がるイベントが開催できるのはすごいことだなと思いますね。

飯室:気迫や気合を感じますよね。タイトル通り、元気になっていこうぜという。

飯室大吾

飯室大吾

――今回のイベントは園内を貸し切っての開催。5つある音楽ステージを巡るのはもちろん、普段なかなか行く機会がないエリアに足を運ぶのも楽しそうですよね。

高樹:万博記念公園ってこんなに広いんやと驚きました。

飯室:何をおっしゃってるんですか! ホンマにデカイよ!

高樹:日本庭園にアスレチック、遊べるエリアもいっぱいあるんですね。

飯室:そうやで。お花畑もあって、秋にはコスモス、夏はヒマワリ、春にはチューリップもあるし。

高樹:こんなにも四季を感じられるなんて……。大吾さん、万博記念公園のことめっちゃ知ってますよね。

――大吾さんは「太陽の塔」が好きだと聞いていましたが、万博記念公園全体も知り尽くしているんですね。高樹さんは万博記念公園についての思い出はありますか?

高樹:『FUNKY MARKET』に子供の頃に行ったこともあるんですけど、太陽の塔があって〜とか、思い出として断片的に記憶に残っているくらいで。大きい公園だなという感じ。園内では行くエリアと行かないエリアだけじゃなくて、遠くて行けないエリアもあって。

飯室:広すぎてどこからどこまで公園なのか、わからへんところはあるよな。

高樹:そうなんです。公園内のコンテンツを熟知していない、そういう若い人も結構いると思うんですよね。

飯室:この万博記念公園の懐の深さを知らない人は多いかも。大人になってからのほうがこの公園のすごさに気付く。それを子どもたちにも伝えたいなと思うな。

――大吾さんの万博記念公園との出会いは何だったんでしょうか?

飯室:はっきり覚えているのは、高校生の頃のマラソン大会が公園の敷地内だったんです。でもその頃は太陽の塔や岡本太郎さんのことも知ってはいたけど、公園のすごさとか、まだ自分自身に雷が落ちてはなくて。大人になってからこの公園で行われてきたこと、1970年の大阪万博当時の大阪や時代背景、岡本太郎さんのエネルギーを知ることでどんどん大好きになって。

高樹:大吾さんの熱量はすごいですよね。家族でもよく行かれるんですか?

飯室:うん、よく行くよ。僕は必ず入場ゲートからすぐ、太陽の塔を眺められる場所で家族全員で一礼してから入ります!

高樹:え〜!?(笑)。

――まるで神社仏閣のような。

飯室:門をくぐるのと一緒ですね。そこから2分ほど正面を捉えて静止して。それからですよ、園内を行動するのは。

高樹:太陽の塔の顔って、お天気や季節でも雰囲気変わりますもんね。

飯室:よくわかってらっしゃる! 時間によっても陰影が変わってくるからね。

高樹:ものすごいマニアがいる〜(笑)。

高樹リサ

高樹リサ

――『OSAKA GENKi PARK』では約250ヘクタールの広大な敷地内に「もみじ川広場STAGE」「お祭り広場 GENKi STAGE」「東の広場 PARK STAGE」、「Chillin’ Vibes STAGE」など、5つのライブステージが設置され、2日間で46組のアーティストが出演します。

高樹:全部回りきれるかな。

飯室:ラインナップがすごすぎて途中で把握するのを諦めたくらい、ボリュームがすごいよ(笑)。FM802でいうと、『MEET THE WORLD BEAT』と『RADIO CRAZY』を足したようなラインナップ。しかも公園を回る感じが『MINAMI WHEEL』っぽさもあって。

高樹:FM802の年間イベントを全部詰め込んだみたいなイベントですよね。

――気になる出演者はいらっしゃいますか?

高樹:……全部気になります!

飯室:公園の豊かな緑に囲まれたステージでライブを観ると、いつもと違った魅力があったりするのも不思議で。去年、万博記念公園で開催されたイベント『Chillin' Vibes』でGLIM SPANKYが出演したんです。いつもライブハウスで観ていた彼女たちのライブを、バックに緑が見えるように設営されたステージで観るとすごく雰囲気がよくて。1969年に開催された『ウッドストックフェスティバル』ってこんな感じやったんちゃう?と思うくらい。木がざわざわとするなかでも、渋いブルースやロックンロールが合うんですよね。そうなるとLOVE PSYCHEDELICOも似合いそうだし。

高樹:山崎まさよしさんと松室政哉さんのコラボステージも楽しみ。こんな贅沢なステージ、良くないわけがないじゃないですか。あと、万博記念公園でウルフルズのライブが観られるのもいい。“元気”という言葉がぴったりなおじさまたちじゃないですか。

飯室:万博記念公園は『ヤッサ』をずっと開催してきた場所でもあるしね。そんな場所でイベントやるなら、オレたちが出ないわけないやないか!という感じで出演してくれている感じもするよね。

高樹:岡崎体育さんもどんなライブをするんやろうと気になりますね。

飯室:どんなネタ仕込んでくるんやろ。

――パフォーマンスやセットリストよりも、ネタが気になると(笑)。

高樹:色んな世代に愛されるアーティストですからね。

飯室:先輩後輩ひっぱりだこ、みんなが大好き岡ちゃんですから。KREVAさんのライブを万博で観られるのもすごく楽しみやね。

高樹:KREVAさんのライブはその土地ごとにリリックを変えてくれる、そのマジックがすごく楽しみで。

左:飯室大吾 右:高樹リサ

左:飯室大吾 右:高樹リサ

――アーティストによってはお客さんの前でライブを披露することが久しぶり、という人もいるはずです。生ライブならではの化学反応も楽しみですよね。

飯室:それはあると思います。『RUSH BALL』でキュウソネコカミが出演したときに「今のオレたちはこれが最高に楽しい」と言ったんですよ。入場者数の制限やライブを鑑賞することにもルールがあるなか、いつもと違うライブでも今のオレたちにとってはこれが最高やと。そういう気持ちになるアーティストももちろんいるだろうし。演奏やパフォーマンスだけじゃなくて、『OSAKA GENKi PARK』というイベント名で「元気になろうぜ」というメッセージのあるイベントだから、そういうステージに立ったときのミュージシャンが発信するMCや言葉をちゃんと受け止めたいなと思いますね。

高樹:このタイミングがそうさせるのかもしれないですけど、人生を変える瞬間がここにちゃんとある気がして。何かが起きる気がします。

――期待高まるステージの数々。そのなかでも、コブクロは両日参加が決まっています。

飯室:しかも『Road to 2025 SPECIAL LIVE』というタイトルがついて。

――50周年を迎えた1970年開催の大阪万博の会場から、2025年に開催される大阪・関西万博へ向けて、特別なステージになりそうです。

飯室:2日間、しかもテーマが設けられてのステージ。セットリストとかもどうなるのか想像もできないですよね。

――BEGINも両日出演が決定しているアーティストです。初日はバンドセットで、2日目は「マルシャショーラ」での出演となります。「マルシャショーラ」はブラジルに古くからあるダンスのリズムと沖縄の方言を混ぜ合わせたもので。BEGINが考案した造語ですが、すごく陽気なダンスミュージックが楽しめるステージになるかと思います。

飯室:「マルシャショーラ」でのライブは「お祭り広場」にある「GENKi STAGE」での出演でしょ? お祭り広場って、1970年の大阪万博当時からその名前のままで存在しているエリアなんですよ。岡本太郎さんは日本だけでなく、世界中の民族のことについても研究されていた方で。民族や人種とか関係ないよね、という気持ちで「お祭り広場」というエリアを作っていて、当時は世界中のお祭りを披露していた場所なんですよ。例えば、リオのカーニバルと阿波踊りを一緒にやっちゃうような感じ。“世界はひとつ”だと感じる場所なんですけど、BEGINの「マルシャショーラ」をそこで観られるのは最高ですよね。

高樹:そういう時代背景を知ってライブを観るのもいいですよね。『OSAKA GENKi PARK』が大阪の歴史や万博の歴史について触れられる日にもなりそう。

飯室:大阪万博は今年で50周年。大事な年にこういう状況になってしまったけど、それでもこういう大きなイベントができて本当に良かったなと思うよね。

左:飯室大吾 右:高樹リサ

左:飯室大吾 右:高樹リサ

――イベントを楽しむために、様々なアイテムやコンテンツも用意されています。まずはレジャーシート。入場者ひとりひとりに配布されるもので、イベントロゴを手掛けた黒田征太郎さんのロゴがデザインに採用されています。シートを広げるだけで観客同士のディスタンスを保つことができるという、一石二鳥なアイテムです。

高樹:これは本当にうれしいアイテム! 折りたたんだらコンパクトになるし、持ち運びも便利やし。子供も張り切って持ってくれそう。

飯室:(黒田)征太郎さんのデザインって、遠くから見ても(黒田)征太郎さんだなというのがわかる。いまも子供の頃の気持ちを持って絵を描いている人やと思うから、この色使いとか、子供たちが好きにならないわけがないよね。

高樹:ディスタンスという言葉は変に委縮してしまうワードになりつつあって。もちろん、お互いに距離を取るのは大事なことだと思いますが、どれくらい距離が必要なの? とわかりにくい部分もありますよね。でも、このシートを広げるだけでディスタンスが保てる。楽しみながら使えるのがすごく良いですよね。

飯室:違うエリアに行くときもぱっと畳んで持ち運べるしね。これ良いアイデアやな〜。思い出にも残るし。僕もこれをゲットして、また後日万博に持ってきてピクニックしたいんですよ!

――さらに、イベント中に使える専用アプリも公開されています。

飯室:便利な世の中になりましたよね。マイタイムテーブルも作れて、WEB問診でスムーズに入場もできるし。

高樹:電子チケットはスムーズに入場もできるし、余計な接触も避けられますよね。出演者がすごく多いから、マイタイムテーブルは必須ですよね。ステージ数も多いし、敷地も広大だからこれはぜひ活用してほしいです。

――さらにアプリではエリア限定ではありますが、前方ブロックに入るための事前抽選予約も実施されています。

飯室:それはすごい!! 密が予防されるんや。

高樹:「あったらいいな♪」が実現してる!

飯室:何かのCMみたいやな(笑)。アプリはGPS機能もついているから、自分がどこにいるかもすぐに把握できるし。移動距離時間の目安も表示されるのがすごい!

高樹:アプリって面倒だなと思う人もいると思うけど、今回は絶対にダウンロードしたほうがいい! 広い公園だとトイレがどこにあるか知れるのも便利だし。 「悪いこと言わんからとっとき〜」と言いたい。

飯室:ホンマにね。音楽ライブ以外にも、アトラクションがここにあるよ〜とかわかるのもうれしいな。ステージ間の距離感がわかると動きやすかったりするしね。

左:飯室大吾 右:高樹リサ

左:飯室大吾 右:高樹リサ

――イベント中はパークタクシーも運行されます。ほかにも、園内を走る汽車型の乗り物「森のトレイン」などは割引価格で利用できます。

飯室:えっ!? 公園内をタクシーで移動できるの!? 待って! それはフル活用すべき!! パークタクシーは初めて聞きました……。

高樹:大吾さんの驚きがすごい(笑)。

飯室:オレ、急いでもないし移動の必要なくても乗るわ! そんな経験、園内でしたことないもん! コロナ禍でのイベント開催と言いつつ、新しいイベントのモデルケースを作っているんですね。

高樹:未来な感じ、さすが万博でのイベントだなと感じますね。

――大阪万博から50年経っても、こうやって新しい試みが実施されるのはうれしいですよね。

飯室:「森のトレイン」もぜひ乗ってほしいな〜。外を歩いている人が手を振ってくれたりするのもうれしいんですよ。万博開催当時は園内にもモノレールが走っていたんですよ。各パビリオンを巡るための駅もいくつかあって。そのモノレールから観る景色の映像は「EXPO’70パビリオン」で観ることができます! この映像が本当にすごいから!

高樹:テーマパークみたいだったんですね。

飯室:そう! ほかにも……(大吾さんの万博愛溢れるトークが続きましたが膨大な文字数になるので割愛)。今回の『OSAKA GENKi PARK』に参加したお客さんは「EXPO’70パビリオン」に割引価格で入場できるからね。

――音楽イベントとしてはもちろん、万博好きとしては2日間で思う存分満喫できるイベントにもなっています。「EXPO’70トリップツアー」も要注目なイベントです。太陽の塔内部や収蔵庫への潜入もできるそうですよ。

飯室:これは絶対参加です!! なぜならば……(大吾さんの万博愛溢れるトークがまたまた続きましたが割愛)。

高樹:すごいレアな体験ができるんですね。

――ほかにも、「日本庭園探検コース」や「大道芸人大集合」、「ライブペインティング1970→2025」などのイベントも開催されます。

飯室:いや〜ヤバイ!! 日本庭園は1970年の万博当時、世界中の人に日本庭園、日本の美を見てもらおうと、日本中の腕利きの庭師と日本中の名木を集めたというすごい場所で。今でも庭師の方がすごくきちんと整えてくれているから、すっごくキレイで。めちゃめちゃ心落ち着く場所やから。そこでお茶会に参加できるなんて……。

――大吾さんの万博知識が素晴らしくて、大吾さん主催のガイドツアーをしてほしいくらいです。

高樹:物知り博士に負けない気がしてきました(笑)。

飯室:音楽はもちろん、万博記念公園に初めて来る人でも1日中楽しめるためのサポートがしっかりとあるので、ぜひたくさんの人に来てほしいな。

飯室大吾

飯室大吾

――さらに「ドリカムディスコ」by S+AKSのステージも追加決定していて、スペシャルゲストで中村正人(DREAMS COME TRUE)さんも出演し、さらにトークセッションにも登場されるということです。

高樹:ステージが増えるんですか? 盛りだくさんすぎる〜♪

――今回のイベントは広大な野外での開催、そして先述したアプリやレジャーシートでのディスタンスの確保など、しっかりとした対策が取られているので、家族連れも安心して来場してもらえるかと思います。

飯室:スタッフの皆さんは暑い中でもマスクにフェイスシールドまでして、しっかりと対策してお客さんが安心して参加できる場所作りをしてくれていますしね。野外は特にリスクが低いのも、安心できる要素のひとつだと思います。

高樹リサ

高樹リサ

――会場のクリーンサービスにも、プロの手によるしっかりとした衛生管理や対策が取られています。

高樹:なお安心できますよね。それに、万博は車で来場することもできますよね?

――事前に駐車チケットを購入すれば、車での来場ももちろん可能です。

高樹:電車を使わずに参加できるのも、安心できる要素のひとつでもありますよね。これまでにもいくつかの大きなイベントを重ねてきたことで、主催者側はもちろん、お客さん自身も成長している部分もあって。今まで以上にライブのマナーに対して気をつけている、慎重になってライブを楽しんでいる人がほとんどで。そういった面でも、これまでと違うライブの楽しみ方を実感できるんじゃないかなと思いますね。

飯室:お客さんもイベントを作っている一員なんだという意識が今年は特に高まったから。当たり前だけど、音楽ってみんなで楽しむもので、自分一人だけが楽しめばいいというものではない。当たり前のことに気付かされる場でもある。みんなで共有する、みんなでルールとマナーを守って安全に、自然とそういう空気にもなると思うしね。参加を迷っている人も安心して遊びに来てほしいですね。あと、万博記念公園の中でお気に入りの場所を見つけてほしいな。

――このイベントを機に、また新たなイベントが生まれていくかもしれないですね。

飯室:2025年の『大阪・関西万博』に向けて、新しいイベントの形がいっぱい提案されていくかもしれないね。

高樹:『大阪万博』を知らない世代にとっては歴史を知るキッカケにもなるし、そこから2025年の『大阪・関西万博』を知るキッカケにもなる。大阪の未来の可能性を感じるイベントになるんじゃないかなと思います。

――太陽の塔が象徴する、現在・過去・未来。そんなパワーを感じられそうですね。

高樹:自分がどこにフィットするのか、そういうのも楽しみ! もうね、イベント終わったら全員で感想文を書いてほしいです!

飯室:誰が採点つけるの?(笑)

高樹:みんなの感想、読みたくなりません?

飯室:それくらいワクワクするからね。『OSAKA GENKi PARK』は未来にワクワクできるイベント。岡本太郎さんも当時はそう思ってあの太陽の塔を作ったと思うよ。今太郎さんが生きていたら、この状況を見てなんて言ったやろうな。「こんな時こそイキイキせ〜よ!」と言ってそうな気がする。

――『OSAKA GENKi PARK』、イベントのタイトルにぴったりですね。

飯室:あ〜当日が楽しみ! 今からどう会場を回るか、イメトレせんとね。

左:飯室大吾 右:高樹リサ

左:飯室大吾 右:高樹リサ

取材・文=黒田奈保子 撮影=渡邉一生