2020年11月23日(月・祝)調布市文化会館たづくりくすのきホールにて『調布能楽odyssey急 新作能 月魄 深大寺蕎麦の能』が開催される。

調布能楽odysseyとは、調布市文化・コミュニティ振興財団が、文化芸術と観光の振興を目的に、2018年から事業展開している深大寺との能楽を軸とした伝統芸能プロジェクト。最終年は、人々に寄り添い、650年間継承されてきた能楽の原点回帰として、今まさに調布の文化から生み出され、100年後の未来へとつないでいく、そんな想いを託した新作能を上演する。

新作能『月魄(げっぱく) 深大寺蕎麦の能』は、シテ方観世流梅若会の能楽師・山中迓晶が、深大寺八十八世帳堂完俊住職との交流から着想を得て書き下ろした。古刹・深大寺に本尊に祀られる月の化身・勢至菩薩の功徳に、万葉集の和歌と深大寺の蕎麦の歴史を重ねた作品に仕上がっている。豊かな自然と歴史をもつ調布を能で描き出し、地域の魅力を発信していく。

山中迓晶

山中迓晶

前半は、各作品ついての解説があり、能楽鑑賞初心者のガイドとして楽しめ、続いて、新作能『月魄 深大寺蕎麦の能』。人の世の安寧を願う仏の慈悲や慈愛に満ちた能ならではの幽玄な世界観を描く。

後半の『石橋(しゃっきょう)/大獅子』は、月魄の静的な作品とは反対に動的な作品。今回は、躍動の赤獅子に、威風の白獅子が加わる「大獅子」の演出で、後半のみの半能で上演する。

本公演は、くすのきホールでの上演のほか、イープラスStreaming+でライブ配信も行われる。配信チケットは公演当日23時まで販売。配信チケット購入者は公演後、1週間アーカイブ映像も視聴可能となる。