2020年1月30日(土)北とぴあさくらホールにて松山バレエ団が新『白鳥の湖』を上演する。

1994年に清水哲太郎により新演出・振付された新『白鳥の湖』。この作品は、クラシックバレエの代名詞ともいえる『白鳥の湖』を基として、16世紀のドイツ帝国を舞台に、公女オデットと皇太子ジークフリードが真の愛を貫こうとする姿勢によって、人々の心を動かし、王国の歴史をよき方向へと導いていく様をよりダイナミックに新演出を重ねた作品だ。2011年、東日本大震災以来「芸術は人々の幸せのためにある」という松山バレエ団の草創の理念に立ち返り、どんなに絶望的な状況でも、決して屈せず手を取り合って希望を紡ぎ出していく白鳥達の凛と澄んだ魂の輝きを描き出せるよう工夫されており、同団では、「このコロナ禍におきまして、多くの人の心に幸せをお届けすることができるよう、作品を深めております」としている。

清らかで優雅な白鳥と、流麗な表現で王子を魅了する黒鳥を一人二役で演じ分けるのは森下洋子。ジークフリード役に堀内充を迎える。2021年、舞踊歴70年目を迎える森下洋子は、昭和39年、東京オリンピックの年に『白鳥の湖』全幕をはじめて主演して以来、800回以上この演目で主役をつとめており、バレエ人生そのものとも言える作品だという。