ギターをこよなく愛するギタリスト・野村義男が、沢山の仲間を呼んでおなかいっぱいの内容でお送りする対談形式のコラム。おかわり12杯目は、日本国内のみならず海外での大型フェスにも出演するなど、全世界が注目するメイド姿のハードロックバンドBAND-MAIDから小鳩ミク・KANAMIが登場。

野村:今回のゲストはBAND-MAIDのボーカル&ギターの小鳩ミクさん、ギターのKANAMIさんということで。初めまして!

小鳩:初めましてっぽ〜!

KANAMI:初めまして!

野村:もう昔からお名前は聞いてますよ。

小鳩:あっ、ホントですっぽ? ありがとうございますっぽ!

野村:だって有名じゃん!

小鳩・KANAMI:いやいやいや!

野村:なんか宣伝のトラックとかも見たことあるし。

小鳩:あー、確かにそんな時もありましたっぽ!

野村:色んな雑誌でも取り上げられて、とっても話題にもなっていたので存じておりました。早速ですが、今回のコロナ騒動はどうでしたか?

小鳩:もともと予定してた海外ツアーとか、日本でもお給仕が……あ、ライブのことを給仕って言ってるんですけどっぽ。そのお給仕ツアーが中止になってしまったとかはあったんですけど、その分制作にしっかり時間を使わせてもらいましたっぽ。

野村:あ、今回1月20日に発売の『Unseen World』ですね。

小鳩:そうですっぽ!

野村:これは「安心」にかけて?

小鳩:あ、かけてないですっぽ!

野村:うっそ、「安心」にかけてるのかと思ってた!

KANAMI:(笑)。

小鳩:それは全くかけてないんですっぽ。なんならアルバム・タイトル発表してから「安心」とかけてるんだねってご主人様・お嬢様(BAND-MAIDファンの呼称)に言われて、確かにそうもとれっるっぽ!みたいな(笑)。

野村:たまたま?

小鳩:全然、そんなつもりはなかったですっぽ。でも、そういう意味もあっても良いんじゃないかって思ってますっぽ。

KANAMI:うん。

小鳩ミク / KANAMI

小鳩ミク / KANAMI

野村:いやでも、その割には安心感を与えるような曲は入ってないなって。あまりにも激しすぎて!

小鳩:あ、入ってないですっぽね。安心と真逆の位置に(笑)。

野村:出てくるサウンド自体がとてもヘヴィなんで、そういう風に感じたけど。

小鳩:本当に未知なる世界へというか、前回と前前回のアルバムのタイトル名が『WORLD DOMINATION』と『CONQUEROR』っていうタイトルだったんですっぽね。で、もともと自分たちの最終目標が世界征服なので。

野村:良いじゃないですか、もうしてるでしょ?

小鳩:全然してないですっぽ!

野村:そんなことないでしょ、2019年なんか相当いろんな国行っちゃって。

小鳩:そうですっぽね。でも世界征服なので、世界中で私たちのことを知らない人がいなくなるぐらいを「世界征服」の基準にしてて。

野村:そうするとライバルは誰あたりですか?

小鳩:そうですっぽね〜。

野村:マイケル・ジャクソンくらい?

小鳩:あ、そうですっぽね! もうそのぐらいにいかないと、世界征服とは言えないかなって思いますっぽ。

野村:だと思うよね、マイケルは世界征服してるもんね。2020年後半くらいからで言えば、ヴァン・ヘイレンなんかもロック聞いた事ない人まで届いてたんじゃないかと。

小鳩:そうですっぽね、それくらいになりたいですっぽ。

KANAMI:ふふふ(笑)。

小鳩ミク

小鳩ミク

野村:実際外国での手ごたえとかはどうでしたか?

小鳩:そうですっぽね。やっぱりアメリカ行って、メキシコ行って。あとヨーロッパもほとんど行ったし。もちろんアジア圏も含めてライブがやれてるので、YouTubeとかの動画やオンラインお給仕も色々な国の方達が見てくださって。

野村:見てましたか? 地球が動いてましたか?

小鳩:地球動いてましたかね。この間やったオンラインお給仕は、66カ国以上のご主人様、お嬢様が視聴してくださってましたっぽ。

野村:マジで?

小鳩・KANAMI:はい(笑)。

野村:みんな馬鹿ですねえ!

小鳩:馬鹿じゃないっぽ〜!

野村:時差がグチャグチャじゃん。明け方見てたり夜中に見てたりとかでしょ?

小鳩:そうですっぽね。朝4時から私たちの音楽を聴いてアドレナリンが凄い状態で、元気に朝出勤出来たとか言ってくださるご主人様・お嬢様が、いっぱいいらっしゃいましたっぽ。

野村:良いじゃないですか。

小鳩:毎回配信お給仕するたびに、世界各国のご主人様・お嬢様がどんどん増えているので、自分達のやる気にも繋がってますっぽ。

KANAMI:うん。

野村:でもさ、歌舞伎とかならわかるんだよ。本来メイドさんとか執事さんとかってヨーロッパのものなのにね。

小鳩:もうメイド喫茶とか、可愛らしいメイドさんっていうものは日本文化の一つとして世界各国の方々は認知されてて、日本語の「可愛い」がどこでも通じるようになりましたっぽ。

野村:それ、なんか良いように解釈してない?

小鳩:そんなことないですぽ! よく言われるっぽね?

KANAMI:ね〜。

野村:じゃあ嬉しいんだろうね。

小鳩:凄く喜んでくれますっぽ。その上で本格的なハードロックというか、楽器をホントに演奏してるっていうのがもう不思議でたまらないみたいで。

野村:うん。

小鳩:そのギャップを日本人の方以上に楽しんでくれてますっぽ。

野村義男

野村義男

野村:やっぱり前に経験している海の向こうでのライブは、日本でのライブとは騒ぎ方とかノリとか全然違ったりする?

KANAMI:全然、国によって様々ですね。

野村:静かなところもあった?

KANAMI:あ、でも中国とかはちょっと抑えめみたいな感じでした。

小鳩:あ、そうだったっぽね。

野村:たぶんね、それ相当盛り上がってるんだよ。

KANAMI:え!

野村:中国って席を立っちゃいけないとか、規定があって、警察の人とか会場に必ずいるじゃない。

小鳩:そうですっぽね。サマーソニックのリハーサルの時に、凄いデロンデロンのワンチャンが来てたっぽ。

KANAMI:あ、ワンちゃんいた!

野村:デロンデロンだったら大変だけど(笑)。

小鳩:薬物とかがわかるようにワンちゃんに慣れさせて、その匂いがしたら鳴くように訓練されてるみたいで。中国は厳しかったっぽね。

KANAMI:うん。

小鳩:そんな風に厳しいので、他の国と比べるとゆっくり見てくださる方のほうが多かったですっぽね。

野村:この国は何なんだ!っていうのはあった?

小鳩:えっと、ポーランドはすごく面白いノリ方をされる方が多くて。

野村:どういう感じなんですか?

小鳩:なんかカップルでチークダンスみたいな感じで踊ってるとか(笑)。

KANAMI:うん(笑)。

小鳩:BAND-MAIDの曲でですよ? おお、そういうノリ方もあるんだっぽね……みたいな感じの方が多くてびっくりしましたっぽ(笑)。

野村:じゃあ、逆にホームグラウンドの日本はどうですか?

小鳩:日本のお給仕は、海外から来てくださる方も年々増えていて、全部を収縮したというか、いろんな要素が入ってますっぽね。

野村:じゃあもう一回ライブを見てもらうっていうのが良いね!

小鳩:そうですっぽね。まだしばらくは今までみたいなスタイルでは無理かもしれないけど、生のお給仕を見てもらった方が早いかもしれないですっぽ。

KANAMI:うんうん。

野村義男 / 小鳩ミク / KANAMI

野村義男 / 小鳩ミク / KANAMI

野村:じゃあ新しいアルバム『Unseen World』の事もちゃんとお話しておきたいのですが、僕は4曲目と11曲目が好きでした!

小鳩:通常盤だと「Manners」と「本懐」っぽね。

野村:少しメロディが優しい子だった。

小鳩:あ、じゃあそうですっぽね!

KANAMI:「Manners」と「本懐」ですね。

小鳩:たしかに「Manners」はその今回のアルバムで架け橋となる1曲にしていて。完全限定生産盤のDisc1になる[原点回帰]が、原点というか最初のころの私たちの曲のテイストに近い感じの、ちょっとオールドロック感の入ってるような雰囲気になってますっぽ。

野村:だから好きなんだよ、おっさん的には。

小鳩: Disc2の「現点進化」っていうのは、より今の自分たちというか、今後の挑戦的な曲だったり、今後そういう曲もやっていきたいよっていう感じの、ちょっと展開多めな曲だったり、いろんな要素を取り入れて作ったんですっぽ。

野村:うん。

小鳩:で、その「Manners」っていう曲は両方に入れていて。両方の架け橋になるような曲にしようって言って、アルバムの中で1番最後に作った曲なんですっぽ。

KANAMI:はい、そうなんです。

野村:ちゅうことは、僕は見事に引っかかったっていうことですね。

小鳩:そうですっぽ!

KANAMI:(笑)。

野村:そういう風に説明されると、すっごい悔しいんですけど!(笑)

小鳩:あはは、すみませんっぽ (笑)。

KANAMI:ふふふ(笑)。凄く勉強になりました、ありがとうございます。

小鳩:ありがとうございますっぽ!

野村:いやいや!

小鳩:自信持てるっぽね!

KANAMI:はい!嬉しいです!

野村:素敵な曲だなと思って聞いてて。

小鳩:「Manners」を好きって言っていただけるのが嬉しいですっぽ。

野村:頭から、ずーっと金づちで殴られ続けてる感じで。凄いなこの人たちと思って、それを「Manners」っていう曲で軌道をバンって変えてくれたから。

小鳩:そうですっぽね。頭から結構激しいやつがバァーンって立て続いて、「Manners」でミドルテンポな感じの雰囲気を出しつつ。ギターとかの演奏はいなたい感じで始まって、ただメロディとか展開は結構多めにしていて、最後にキラキラ感が残るような。

KANAMI:今どき感を。

小鳩:ね、今どき感を。

野村:だから聞きやすかったのかな。

KANAMI

KANAMI

KANAMI:グラミー賞受賞曲とかを結構参考にしまして。

野村:分析屋さんなんだ?

KANAMI:はい、そうなんです。なので「Manners」はBAND-MAIDが昔やってたハードロック調のものを進化させて、今海外でウケて流行っているものを取り入れた楽曲にしたいなと思って作りました。

野村:じゃあ、テイスト的には聞きやすくて当たり前って思って良いんだよね?

小鳩:分かってもらえて良かったっぽね〜。

KANAMI:うん。

野村:で、さっきも説明してくれたけど今回は3種類あるということで。

小鳩:そうですっぽ!

野村:2枚組になっている完全生産限定盤っていうのと、それはBlu-rayとフォトブックが付いてくるの?

小鳩:そうなんですっぽ! Blu-rayもちょっと面白くて、マルチチャンネルでアングルを変えられる、Instrumental ビデオを4曲入れてるんですっぽ。元々ボーカルがない1曲と、新曲の内から3曲をInstrumentalにして、楽器隊だけに焦点を当てたものになってますっぽ。

野村:歌も入れようよ!

小鳩:うふふ(笑)。楽器もコピーして欲しいなって。

KANAMI:そうなんです。それが狙いなんです。(笑)

小鳩: BAND-MAIDの曲をコピーしたいけど、速くて難しいとか、何やってるか分からないっていう声をよく聞くんですっぽ。なのでこれなら好きなメンバー選んで、全体はもちろん手元もじっくり見られるし、ドラムなんかは普通見られない上からのアングルもあるんですっぽ。

野村:ファンの人には凄い嬉しいね!

小鳩:撮られるほうは緊張するんですけどっぽ(笑)。

野村:そっか、そういうことはあんまりやったことないからなぁ僕は。

小鳩:緊張するっぽね?この撮影(笑)。

KANAMI:うん。間違えちゃいけない!

野村:でも本人が間違えたら、それが本物だから!

小鳩:あはは!(笑)

KANAMI:ふふふ。そうですね(笑)。

野村:凄え、あそこであんな音に行くんだ!とか、これはアウトしてるんじゃない?とか。素敵なことだと思います。

小鳩:制作期間は結構それまでのコロナ禍の間ずっと時間をかけてできたんですけどっぽ。でもレコーディングはキツキツで頑張ってやったので、完成品を是非とも楽しんで欲しいなと思いますっぽ。

KANAMI:はい!

小鳩ミク / KANAMI

小鳩ミク / KANAMI

野村:そして初回限定盤はDVD付き。

小鳩:はい、こちらもマルチチャンネルアングルのDVDがついてますっぽ。

野村:で、通常盤がありますと。ただし、すべて中身が全部違う?

小鳩:そうなんですっぽ。通常盤の最後には限定盤にはビデオでしか収録されてなかったインスト曲が入ってたりしますっぽ。なのでインストを音源としてほしいかたは通常盤を!(笑)。

野村:ね!

小鳩:はい! つまり、願わくば全部買って頂けたらっていう…すみませんっぽ(笑)。

野村:是非皆さんお買い求めの上で楽しんで頂きたいと思います。そしてアルバムを引っさげて、2月11日に武道館公演があるということで。

小鳩:そうですっぽ!2月11日建国記念の日に。

野村:凄い、そんな日に日本武道館!

小鳩:はい、そうなんですっぽ。小鳩たちもそんな良い日に取れたんですっぽね!ってびっくりしました。

野村:でもやっぱ規制的なものはあるだろうから、来れる人たちも限られちゃうかもしれないと思いますが、これは配信とかもするんですか?

小鳩:そういう予定で考えてますっぽ。やっぱりフルキャパで出来ないので、来たくても来れない方も多いというのもあるので、配信も取り入れてより多くのご主人様・お嬢様に見てもらえるようにしたいなって思ってますっぽ。

野村:良いですねぇ、世界中のご主人様とかお嬢様が一緒になって武道館をね。その日は武道館中心に地球が回るんでしょ?

小鳩:そうですっぽ!そういう日ですっぽ!

KANAMI:ふふふ (笑)。

野村:是非マイケルになってください。

小鳩:そうですっぽね。ぽぅ!って同じく言ってるので(笑)。

野村:BAND-MAIDがマイケルぐらいまで行ったら千代田区くらいの土地が買える。マイケルのネバーランドって千代田区なんかと同じ大きさだから。

小鳩:そうなんですっぽね!土地といえば、BAND-MAIDハウスを作りたいってずっと言ってるんですっぽ。

野村:それはどういう感じで作りたいんですか?

KANAMI:レコーディングスペースとか、リハーサルスペースとかも全て整っていて、みんなでご飯も食べられる場所もある、BAND-MAIDハウスを建てるのが夢です(笑)

野村:素敵ですね。

KANAMI:ね、千代田区にね?

小鳩:千代田区買い占めて(笑)。

野村:千代田区狙い撃ちなの? 大変、千代田区民はそろそろ危機感を感じたほうが良いな。

小鳩:じゃあ、千代田区じゃなくてBAND-MAID区を作るっぽ!

野村:東京都MAID区!

小鳩:ふふふ、そうですっぽ!(笑)

野村:一見さんお断りでも良いね。

小鳩:ご主人様・お嬢様しか入れないみたいな(笑)。

KANAMI:(笑)。

野村:良いじゃないですか、夢は大きくですからね!

小鳩:夢はおっきく、おっきく持っていきたいなって思いますっぽ。

野村:じゃあそろそろ終わりのお時間ですが、何か言い残してることはありますか?

小鳩:なんかあるっぽ?

KANAMI:ううん!

野村:もう何もない?

KANAMI:はい!いろいろお話できたので、とっても満足です!(笑)

小鳩:(笑)。

野村:良いじゃないですか! ご主人様とお嬢様たちにはアルバムを聴いてステイホームしながらも楽しんで頂いて、2月11日のお給仕に備えて頂いてね。

小鳩:着々と準備をしていますっぽ。

野村:じゃあこのまま地球をね!

KANAMI:征服!

野村:BAND-MAID中心で地軸が回るように、千代田区が買えるまで!

小鳩:買えるまでいきますっぽ!(笑)

野村:個人的に応援してますので、頑張っていただきたいと思います。本日はありがとうございました!

小鳩:ありがとうございましたっぽ〜!

KANAMI:ありがとうございました〜!

※このインタビューは昨年末に実施され、2月11日開催予定だった日本武道館公演中止発表前のものとなります。

撮影=kaochi

小鳩ミク / 野村義男 / KANAMI

小鳩ミク / 野村義男 / KANAMI