2021年3月16日(火)〜3月28日(日)下北沢・小劇場楽園において、本多劇場グループnext『ダム・ウェイター』の上演が決定した。

劇作家ハロルド・ピンターが初期に発表した不条理演劇の傑作 『ダム・ウェイター』(料理昇降機)。ただの不条理劇ではない面白さと、体感する人によってエンディングの理解も変わってしまう奥深さのあるこの戯曲は、各所で度々上演されている二人芝居だ。

今回はミュージカルを主戦場とし『レ・ミゼラブル』や『ミス・サイゴン』等の大作やブロードウェイ作品、ジャンルを問わず確かな歌唱力と演技力を武器にストレートプレイからミュージカルまで活躍の場を広げている伊礼彼方と、数多くのシェイクスピア作品で主演を務め、『ヴェローナの二紳士』(演出:蜷川幸雄)、『春のめざめ』(演出:白井晃)、『赤鬼』(演出:野田秀樹)等、名だたる演出家から熱い信頼を集めている個性派俳優・河内大和が挑む。

演出は、演劇ユニット「空っぽ人間 」主宰、演出を手掛けるほか、フリーの演出として活動する新進気鋭の大澤遊が手掛ける。

上演する下北沢・小劇場楽園は、まさにこの作品におあつらえ向きで、ストーリーに没入するかのような地下へ降りる階段、舞台を2方向から観劇できる客席構造を活かした演出を予定しており、50%減客席・40席というレアな空間で上演される。

演劇ファンにはもちろんのこと、普段、下北沢で演劇をあまり観る機会のない人にもぜひ体感してもらいたい意欲的なプロデュース公演だ。

【プロフィール】

演出・大澤 遊 (おおさわ ゆう)

1980年生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒業。演劇ユニット「空っぽ人間 」を主宰、すべての作品で構成・演出を手掛けるほか、フリーの演出として活動。最近の演出作品として『君がいた景色』『スペインの戯曲』『まじめが肝心』『かもめ』『少年Bが住む家』『ボクの穴、彼の穴。』など。また、様々な演出家(宮田慶子、三谷幸喜、小川絵梨子、長塚圭史等)の演出補、演出助手として公演に参加。平成28年度文化庁新進芸術家海外研修制度の研修員としてイギリスのDerby Theatreにて1年間研修。

伊礼彼方 (いれい かなた)

伊礼彼方

伊礼彼方

1982年、沖縄出身の父とチリ出身の母との間に生まれ、幼少期をアルゼンチンで過ごす。 中学生の頃より音楽活動を始め、2006年 『テニスの王子様』で舞台デビュー。 08年『エリザベート』ルドルフ役に抜擢され、 以降、ジャンルを問わず多数のミュージカル、 ストレートプレイ等で多彩な役柄を演じ幅広く 活躍中。主な出演作に、舞台『レ・ミゼラブル』『ジャージー・ボーイズ』など。2019年には藤井隆プロデュースで初のミュージカル・カバー・アルバム「Elegante」をリリース。 2021年5月より『レ・ミゼラブル』(ジャベール役)帝国劇場他出演予定。

河内大和(こうち やまと)

河内大和

河内大和

1978年山口県出身。2004年以降、新潟にて「能楽堂シェイクスピアシリーズ」の中核を担う。退団後上京し、13年に劇団「G.Garage」を旗揚げし『RICHARD III MISTER / BLANK』や『Waltz For # Macbeth』、「朗毒会」「即興狂読」シリーズの演出も手掛けている。これまでにシェイクスピア作品の主演を多数務め、現在はフリーとして舞台を中心に活躍中。主な出演舞台は、『カラマーゾフの兄弟』(小野寺修二演出)『ヴェローナの二紳士』(蜷川幸雄演出)、『春のめざめ』(白井晃演出)、『ヘンリー八世』(吉田鋼太郎演出)、『赤鬼』(野田秀樹演出)等。

あらすじ
二人の殺し屋ベンとガスは、地下室で仕事の指示を待っている。
するとそこにあるダム・ウェイター(料理昇降機)が突然動き出し、中には料理のオーダーが書かれた紙切れが入ってる。奇妙な指示に踊らされ、困惑する二人。
これは何を意味している?何を試されている??
不可思議な時間を繰り返していた時、そして、そこへボスからの指示が・・・