ピアニストの児玉桃が、ECMから3作目となるニュー・アルバムを2021年3月12日(金)にリリースすることが決定した。

2017年の『点と線〜ドビュッシー&細川俊夫:練習曲集』から約4年振りとなる本作では、2006年12月に水戸芸術館のコンサートホール ATM で行われ好評を博した、小澤征爾と水戸室内管弦楽団との公演をパッケージ化。モーツァルトの「ピアノ協奏曲第 23番」と、同曲へのオマージュとして2006年に作曲され、この公演が日本初演となった細川俊夫の「月夜の蓮 -モーツァルトへのオマージュ-」を収録している。
透き通ったピアノの響きと、本作がECM初登場となる小澤征爾の指揮による水戸室内管弦楽団の瑞々しい演奏が鮮やかな印象を残す、ファンのみならず児玉本人も商品化を切望していた注目の作品だ。

1991 年のミュンヘン国際コンクール・ピアノ部門において最年少最高位を受賞し、その後はパリを拠点に精力的な活動を続けている児玉。フランス作品、とりわけメシアン作品では高い評価を得ている彼女の才能はプロデューサーのマンフレート・アイヒャーに認められ、2013 年にラヴェル、メシアン、武満徹の作品を収録した初の ECM 作品をリリース、美しい音色と知性溢れる演奏で多くのファンを魅了した。
2017 年の ECM2 作目ではドビュッシー晩年の名作「練習曲」に、21 世紀に書かれた細川俊夫のエチュードをはさんだ異色のアルバムを創り上げ、大きな話題となった。世界初演も児玉本人が手掛けた細川作品と、そのオマージュのもととなったモーツァルト作品のカップリングというコンセプチュアルな内容となっている本作でどのような世界を描いているのか、期待が高まる。