2021年5月16日(日)〜30日(日)まで東京・世田谷パブリックシアター、その後、全国6都市(群馬、新潟、富山、大阪、愛知、福岡)にてM&Oplaysプロデュース『DOORS』が上演されることが決定した。

圧倒的な筆力で、演劇のみならず、ドラマ、ラジオ、更には人気バラエティ番組「LIFE!〜人生に捧げるコント〜」の脚本など、幅広く活躍する、劇作家・演出家の倉持裕。本作は、倉持自身1年半ぶりとなる作・演出を手掛ける新作公演だ。

真知と理々子、一緒に旅に出た二人の対照的な少女が、その旅で出合う「ドア」によって時空を超え様々な不思議な体験をし、やがて「対立」から「和解」へと、その距離を縮めてゆく――というストーリーの本作。主演の真知役には映画・ドラマ・CMとその顔を見ない日はないほど今最も旬な若手実力派女優・奈緒が演じる。更に、真知と一緒に旅をする理々子役に元乃木坂46のメンバーで現在は個展を開催するなど、幅広く活躍中の伊藤万理華、物語の始まりのキーパーソン・真知の母親役に早霧せいな、3人を取り巻く人々として菅原永二、今野浩喜、 田村たがめ。上演決定にあたり、倉持裕よりコメントが届いた。

作・演出:倉持裕コメント

これほどいっぺんに世界中の人間の予定が狂うこともなかなかない。コロナ禍前に立てていた企画の多くが中止や延期となり、それを免れたものも内容の変更を余儀なくされた。しかしそのおかげで、予定になかった新たなものが生まれ、約束していなかった人々と出会い、再会も果たした。これは、そうした予定外の経験から生まれた、「そうであったはずの世界」と「こうなってしまった世界」を行き来する、二人の少女の物語である。

あらすじ

小さな地方都市。高校生の真知はあることがきっかけで、クラスでも目立った存在の理々子のグループにいじめを受け、不登校になってしまう。
真知の母親は元女優で、華やかな芸能界にいたが、挫折し、故郷の町に戻って来ている。
何事にも悲観的で暗い性格の母親が、しかし、あるトラブルがきっかけで別人のように明るく社交的な人間になる。急に人が変わってしまった母親を前に、真知はその謎を解くべく、母親の過去を探り、彼女の知人を尋ねて「ドア」を開ける。真知を追いかけて来た理々子と一緒に、様々な「ドア」を開けるたび、二人は時空を超えて不思議な旅をする。その旅の中では過去と未来が交錯し、二人は様々な出来事に遭遇しながら、忘れかけていた過去の過ちや、未来の自分の姿を垣間見て、ふと立ち止まり、思案に暮れる。そしてやがてその先に、ささやかな希望を見出してゆく――。