2月28日(日)に那須川天心も出場する横浜アリーナでのビッグイベントが控えるRISEだが、今年は月一ペースで後楽園ホール大会を予定しておりその勢いは止まらない。2月23日(火・祝)に行われる後楽園大会も“Extreme Fight Game”を掲げるRISEらしい実力者同士がぶつかるマッチメイクが並ぶ。各カードの見どころを見ていこう。

“ワンダーボーイ”大﨑vs若き3冠王・一航


▼Super fight!スーパーフライ級(-53kg) 3分3R(延長1R)
大﨑一貴(OISHI GYM/第2代RISEスーパーフライ級王者、初代WMC日本フライ級王者、LPNJフライ級王者)
vs
一航(新興ムエタイジム/WBCムエタイ日本統一バンタム級王者、NJKFバンタム級王者、WMCムエタイ日本バンタム級王者)

まず発表となったのは第2代RISEスーパーフライ級(-53㎏)王者・大﨑一貴の一戦。

大﨑はムエタイの本場タイで8連続KOを記録し、殿堂ルンピニースタジアムで王座にも挑戦した“ワンダーボーイ”。

17年3月に初代WMC日本フライ級王者、18年4月にLPNJフライ級王者となり、RISEには20年2月から参戦を開始する。そして風音、政所仁と実力者を連破し、3戦目で王者・田丸辰に挑戦。2Rに左フックのカウンターでダウンを奪って完勝し、新たなベルトをものにした(昨年9月)。

タイでの8連続KOが証明する通り軽量級離れした攻撃力を持っており、王者第1戦でもシュートボクシングのバンタム級王者・川上叶を撃破(昨年11月、判定勝ち)。王者対決をクリアした。

そして迎える21年第1戦も再び王者対決。19歳にしてWBCムエタイ日本統一バンタム級王座をはじめとした3冠王者を達成した一航と対戦する。

弟・孔稀(こうき)とともに兄弟ファイターである大﨑だが、一航も兄・大田拓真と戦う兄弟ファイター。幼少期からムエタイを学び、どちらもしなやかな蹴りを持つ大田兄弟だが、兄は首相撲、弟はパンチを武器とする違いがある。これがRISE初参戦となる一航だが、大﨑を破るならベルトを懸けた再戦は必至で4本目のベルトが見えてくる。

兄・拓真も1・30後楽園大会でRISEフェザー級王者・工藤政英を相手に初参戦が決まっており、2人揃って一気に台風の目となれるか大田兄弟注目の2連戦となる。

脱・練習嫌い、天才HIROYUKIを風音が迎撃!


▼スーパーフライ級(-53kg)3分3R(延長1R)
HIROYUKI(RIKIX/元新日本バンタム級&フライ級王者)
vs
風音(TEAM TEPPEN/RISEスーパーフライ級4位)

また同じくスーパーフライ級(53kg)で注目カードが新たに決まった。

新日本キックボクシング協会でフライ級とバンタム級の2階級を制したHIROYUKIが初参戦、RISEスーパーフライ級4位の風音と対戦する。

HIROYUKIは練習嫌いと言われながらも2階級を制した天才肌のファイター。昨年まで老舗の名門・目黒藤本ジムに所属していたが同ジムが閉鎖となったため、ジムの先輩である小野寺力が率いるRIKIXへ移籍、そこから3戦して2勝2KO1分と好調でRISEでもベルトを目指す。

対戦相手の風音は関西で戦っていたが19年3月に那須川天心擁するTEAM TEPPENに移籍。新日本キックの元フライ級王者・麗也、元NJKFフライ級王者・松谷桐といった選手を降し5連勝と勢いを見せたが、昨年2月に2度のダウンを奪われ大﨑一貴に敗北を喫し連勝がストップした。今回は1年ぶりの試合で再起戦となるが、再び勢いをつけるのに持って来いの相手が用意された。

現在は小野寺会長の下、練習量を格段に増やして鍛えるHIROYUKIが初参戦でRISEを揺るがすのか。あるいは風音が門番となり、再び“他団体王者狩り”を果たすのか。

“スピードスター”良星復活なるか、“内藤三兄弟”三男・啓人が襲う


▼第6試合 バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R

良 星(Team Bull/同級2位、第4代Bigbangスーパーバンタム級王者) ※平井道場より所属変更
vs
内藤啓人(BELLWOOD FIGHT TEAM/SB日本バンタム級4位)

※知花デビットが練習中の怪我により負傷欠場。

1階級上のバンタム級(-55㎏)でも注目カードが決定。スピーディーかつアグレッシブなファイトで会場を沸かせる良星(ラスタ)が登場。当初3階級制覇にして4本のベルトを持つ強打者・知花デビットとの対戦が決定していた良星だが、知花が練習中の怪我により欠場。大阪を中心に活躍する内藤啓人との対戦にかわった。

RISEバンタム級のトップファイターとして活躍してきた良星だが、昨年1月の同級タイトルマッチでは鈴木真彦にTKO負け。しかし8月にMA王者・戸井田大輝を降して復活を遂げる。そこから再浮上を狙ったが、9月のRIZINで江幡睦に2度のダウンを奪われて敗れ、そこから欠場となっていた。今回は再起を懸ける。

対する内藤はONE Championshipで活躍する次男・大樹を筆頭に、長男・凌太とともに戦う内藤三兄弟の三男。今回緊急出場のオファーとなったが、即答で受諾したといい、自信を持つ攻撃力で「スピードに対して先に当てて、自分の流れにしたいと思います」と大物食いに意欲を見せる。

緊急参戦による不利はあるが、往々にして番狂わせはこういう時に起こるもの。良星が実力通り無難に退け復活するか、初参戦の内藤がサプライズを見せるのか。

異色の“トレーダーファイター”も参戦!


▼ライト級(-63kg)3分3R
山畑雄摩(心将塾/DEEP☆KICK -63kg王者、NJKFライト級1位)
vs
大石健作(TEAM TEPPEN/DEEP☆KICK -63kg 4位)


▼スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R(延長1R)
竹内皇貴(チームドラゴン/同級4位)
vs
石月祐作(KAGAYAKI/同級5位、DBSスーパーフェザー級王者、KROSS×OVER同級王者)

その他ライト級(-63㎏)ではDEEP☆KICK-63kg王者で11月のRIZINにも出場した山畑雄摩と、キックボクサーだけでなく株のトレーダーという顔も持つ異色のファイター大石健作が対戦。

山畑はRIZINで元K-1王者の大雅に判定負け、大石も3連続KOを見せていたが12月のNKB王者・高橋聖人戦で敗北しており(判定負け)、両者はSNSでの舌戦を経て今回の一戦に臨む。

下がらず打ち合うスタイルで会場を沸かせるスーパーフェザー級(-60㎏)竹内皇貴の相手に決まったのは石月祐作。昨年8月、自身初となるDBSスーパーフェザー級王座を獲得した石月は、勢いに乗りKROSS×OVER同級王座を10月に追加。2冠王となり、前回19年11月の野辺広大戦ではならなかった勝利を狙う。