SHINee/SuperMのテミンによる初のソロオンラインライブ『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』が5月2日(日)に開催。オフィシャルレポートが到着した。
当日は歴代ヒット曲から、昨年、韓国で発表した3rdフルアルバム『Never Gonna Dance Again』収録のライブ初披露曲まで、19曲をパフォーマンス。また、VCRとして、SHINeeやソロのヒット曲を当時のまま自ら再現したメドレーや、「Just Me And You」までの全21曲を披露し、その様子を全世界119ヶ国9万人が視聴した。今回は、2019年12月の大阪城ホールでの公演以来、1年4ヶ月ぶりにして、5月31日の入隊前に行われる最後のソロライブ。テミンにしかできない“集大成”を見せた。
何もないステージに、スポットライトに照らされたマイクスタンドが一つ。そこへ、舞台袖からテミンが歩み寄っていき、『Never Gonna Dance Again』収録の「Think Of You」を静かに歌い出すところから、ライブはスタート。テミンが自ら作詞を手掛けたこの曲は、ミディアムテンポの明るい曲調だが、歌詞には疲れ切った主人公が、愛する人に癒しを乞う切ない思いが綴られている。そんな歌をマイクを握り、目をつぶって、目の前にはいないけれども、今この瞬間、この歌を聴いてくれている世界中の人たちへ届ける。オープニングから、聴いているだけで胸が締め付けられる、圧倒的な歌唱力と表現力で、 “シンガー”テミンの神髄を見せつける。

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

悩んだ末「カッコイイと思って(笑)」とのちのMCで話したロングヘアを、無造作に束ね、淡いスモークピンクのセットアップを着たナチュラルな姿から、白と黒の斬新なデザインのスーツに眼帯を付けた妖艶さ漂うスタイルに変えると、ここから一気にソロアーティスト・テミンの世界が溢れ出す。

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

「Guess Who + Sexuality」では、降り注ぐレーザー光線を跳ね返すような攻撃的なパフォーマンスで魅了。両腕を縛ってのダンスが特徴の「Criminal」では、紐をほどいたあとに眼帯も取り、徐々に開放されていく世界観をよりドラマティックに表現。「IDEA:理想」では、ダンサーをしたがえての力強いフォーメーションダンスから、最後、手を広げて天を仰ぐ動作まで、一分の隙も見せない。
一旦MCでインターバルを取るも、そのパフォーマンスはさらに研ぎ澄まされていく。「Heaven」では、斜めにせり上がったステージで、床に映し出される映像ともコラボしながら、歌い踊る。日本での2ndミニ・アルバム『Flame of Love』収録の「DOOR」では、テミンにとって初のソロステージとなった日本武道館の公演でも見せていた、まるで捕らわれたかのように四方八方から紐で結ばれた状態で踊るパフォーマンスを、斜めになったステージで行うという高度な技術を見せる。

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

アジアンテイストなブルーの衣装に着替えて披露された「Goodbye」では、最初から最後まで一人でステージに立ち、踊り切る。その姿が孤独な剣士のようにも見えたが、続く「Shadow」では、ダンサー陣に担ぎあげられる場面などもあり、大軍を率いる将軍のような逞しさも漂わせる。

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

MCで「誘惑しようと思って作ったステージ」と紹介された「WANT」は、その言葉の通り、体をくねらせるような魅惑的な動きと妖艶な表情で、画面の前のファンを誘う。とにかく、どんなパフォーマンスにも一貫して隅々まで“美”が追求されている。ライブ全体が一つの芸術作品のようだ。
そして、SHINeeとしてのデビューから、ソロ活動を経て今に至るまでの歴史を、自ら再現したダイジェスト映像が流れる。最後には、2021年に3rdミニ・アルバムが発売になるとの告知が。そのままタイトル曲となる「Advice」を初披露。前面が白、背面が黒というスーツ姿で、下したままの髪が細かく早いダンスに合わせて揺れ、サビではハイトーンボイスを畳みかけ、また新たな大人の魅力を見せる。

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

その後は、テレビ番組でパフォーマンスした「Pinocchio」や、Kid Milliをフューチャーしたラップとの掛け合いが新鮮な「Black Rose」と、新たな世景観も提示しつつ、SHINeeの「Sherlock」とマッシュアップしたソロ・デビュー曲「Danger」へとつなげる。明らかに当時とは違う力強さがあり、ソロアーティスト・テミンの成長を感じる。
迎えたラストは、「僕が大好きな曲ですし、ライブでやるのはプレッシャー」と語った「Soldier」から「Rise」へ。オープニング同様、スタンドマイクの前に立ち、切々と、熱く、歌だけを真っ直ぐに届けた。
だが、ライブはここで終わらなかった。「サプライズライブ」に登場したテミンは、「I’m Crying」と、「Snow Flower」の2曲を披露。本来ならばトークのみのはずだったが、「みなさんへの小さなプレゼントとして僕が特別にお願いした」と説明し、ジーンズに白のTシャツというラフな格好でスツールに腰かけながら、本編のときよりも柔らかな表情で歌った。

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

テミン『Beyond LIVE – TAEMIN:N.G.D.A(Never Ganna Dance Again)』

最後に、テミンはいつも応援してくれているファンへ感謝の気持ちを伝えると、「もっとみなさんの思いに応えられる僕になって帰ってくるので、待っていてください」と挨拶。寂しそうな声を上げる画面越しのファンに「僕たちはまだ一緒に思い出を作る時間が残っているので寂しがらないで」と呼びかけていた。
オンラインライブにも関わらず、これまで通りの、むしろこれまで以上にシンプルに歌とダンスに真正面から向き合っていた今回のライブ。それだけに、パフォーマンスの細部まで手に取るように見ることができ、隙がないテミンの表現者としてのポテンシャル高さを改めて実感した。あえてシンプルにすることで、現時点での“集大成”を見せてくれた。
テミンにとっては今回が入隊前の最後のソロライブとはなったが、日本では、SHINeeのミニ・アルバムが7月28日に発売されることが決定している。オンユ、ミンホ、キーの入隊中、ソロ活動でSHINeeを支え続けてきたテミンに変わり、今度は3人がテミンの帰る場所を守っていく。SHINee3年ぶりとなる同ミニ・アルバムは現在予約受付中。発売を記念した『個別オンラインMEET&GREET』の開催も決定しており、応募抽選期間中だ。詳細は、オフィシャルサイトを確認しよう。