2019年に初来日公演を行い、東京3公演が完売と話題を呼んだ、指揮者のテオドール・クルレンツィスと彼が組織したムジカエテルナが、2022年3月、来日ツアーを開催することとなった。

同楽団は、2020年4月に再来日をする予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けツアーは中止。今回はそのリブート(再始動)ツアーとして、2020年のベートーヴェン生誕250周年をあらためて祝い、そしてコロナを乗り越えたムジカエテルナ日本ツアーの再実現に向けて歩みを始める。

ムジカエテルナ管弦楽団&合唱団/The musicAeterna Orchestra and Choir  

©Julia Wesely

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芸術監督:テオドール・クルレンツィス/Teodor Currentzis 
常に創造性の限界を超えるパフォーマンスで世界中を熱狂させ、今もっともオファーの絶えないアンサンブル。
2004年にロシアのノヴォシビルスクでテオドール・クルレンツィスによって創設された。 
2011年から2019年まで、クルレンツィスが芸術監督を務めていたペルミ国立歌劇場のレジデント・オーケストラ&合唱団として活動。2019年に同歌劇場より独立し、サンクトペテルブルクに拠点を移して民間オーケストラとして新たな一歩を踏み出した。 
楽団および合唱団は、ロシアの20都市、さらにドイツ、スペイン、イタリア、ギリシャ、スイス、ベラルーシ、カザフスタンなど12カ国から集まる音楽家たちで構成されており、さまざまな様式や時代の楽曲を自在に演奏する実力をもつ希少なアンサンブルである。往年の傑作から19-20世紀の作品、さらに実験的な現代曲に至るまで幅広いレパートリーを誇る。 
世界各地で定期的にツアーを行っており、これまでにベルリン・フィルハーモニー、フィルハーモニー・ド・パリ、ウィーン・コンツェルトハウス、ミュンヘンのフィルハーモニー・ガスタイク、パリ・オペラ座、エルプフィルハーモニー・ハンブルク、バーデン・バーデン祝祭劇場、ミラノ・スカラ座、マドリード・オーディトリアム、ニューヨークのザ・シェッドなど著名なホールで演奏している。また、ザルツブルク音楽祭、ルツェルン・フェスティバル、ルール・トリエンナーレ、クララ・フェスティバル、エクサンプロヴァンス音楽祭への出演は恒例となっている。一流演出家たちとのコラボレーションも多く、ロバート・ウィルソン、ロメオ・カステルッチ、ピーター・セラーズらとステージを共にしている。 
ソニー・クラシカル・レーベルと専属録音契約を結んでおり、これまでにモーツァルト、チャイコフスキー、ストラヴィンスキー、ラモー、マーラー、ベートーヴェンの作品をリリース。これらの録音は高く評価され、エコー・クラシック・アワード(2014年、2016年、2017年)、エディソン賞(2017年、2018年、2019年)、日本レコード・アカデミー賞(2017年、2018年)、BBCミュージック・マガジン・オペラ賞(2017年)など数々の賞を受賞している。
2018年には、ムジカエテルナ合唱団が国際オペラ賞を受賞。これにより、彼らは名実ともに世界最高峰の合唱団と認められることとなった。2020年のベートーヴェン・イヤーにはベートーヴェンの交響曲チクルスとして「交響曲第5番」を春にリリース。2021年には第二弾となる「第7番」が発売された。 

テオドール・クル レンツィス/Teodor Currentzis

© Gyunai Musaeva

© Gyunai Musaeva

ムジカエテルナ管弦楽団&合唱団の創設者および芸術監督。SWR(南西ドイツ放送)交響楽団の首席指揮者。 
ギリシャ生まれ。ロシアへ移住した1990年代はじめ以来、クルレンツィスにとってロシアは第二の故郷となっている。リムスキー=コルサコフ記念サンクトペテルブルク国立音楽院でイリヤ・ムーシンのもとで指揮を学んだ。 
2004年にノヴォシビルスクで創設されたムジカエテルナとは定期的に欧米ツアーを行っており、これまでにベルリン・フィルハーモニー、フィルハーモニー・ド・パリ、ウィーン・コンツェルトハウス、ミュンヘンのフィルハーモニー・ガスタイク、パリ・オペラ座、エルプフィルハーモニー・ハンブルク、バーデン・バーデン祝祭劇場、ミラノ・スカラ座、マドリード・オーディトリアム、ニューヨークのザ・シェッドなど著名なホールで演奏している。また、ザルツブルク音楽祭、ルツェルン・フェスティバル、エクサンプロヴァンス音楽祭、ルール・トリエンナーレ、クララ・フェスティバルへの出演は恒例になっている。とくにザルツブルク音楽祭では、2017年にピーター・セラーズの新演出で指揮した《皇帝ティートの慈悲》、5回のコンサートがすべて完売となった2018年のベートーヴェン交響曲全曲チクルス、さらに2019年にピーター・セラーズが演出を手がけ、フライブルク・バロック・オーケストラとムジカエテルナ合唱団と共演した《イドメネオ》など、数々の名演を残している。 
2012年より国際ディアギレフ・フェスティバルの芸術監督を務めており、ディアギレフの出生地であるウラル地方ペルミで開催している。ペルミ国立歌劇場の芸術監督在任中(2011年〜2019年)には、フィリップ・エルサン《トリスティア》(2016)、ドミトリー・クルリャンツキーのオペラ《ノスフェラトゥ》(2014)、アレクセイ・シュマクのオペラ《カントス》(2016)、セルゲイ・ネフスキーのヴァイオリン協奏曲(2015)など数々の重要な委嘱作品を発表した。 
マーラー・チェンバー・オーケストラ、カメラータ・ザルツブルク、ウィーン交響楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に定期的に客演している。ムジカエテルナとは、2018年にBBCプロムスにデビュー、2019年には日本デビュー、さらにニューヨークのザ・シェッドにて映像作家、ジョナス・メカスの晩年の作品を用いたヴェルディの《レクイエム》を披露してニューヨーク・デビューを果たした。2019年11月には、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団にデビューしている。 
2018/19年シーズンよりSWR交響楽団の首席指揮者に就任。初年度には本拠地シュトゥットガルトでマーラーの交響曲第3番、第4番、チャイコフスキーの交響曲第5番、ショスタコーヴィチの交響曲第7番を指揮したほか、ツアーではウィーンのコンツェルトハウス、ハンブルクのエルプフィルハーモニー、ケルンのフィルハーモニーなどで演奏した。
同シーズンの最後は、ザルツブルク音楽祭でショスタコーヴィチの交響曲第7番を披露して初年度を締めくくった。
2019/20年シーズンには、同楽団とスペイン、イタリア、フランス・ツアーを行った。 
クルレンツィスはムジカエテルナと共にソニー・クラシカルと専属録音契約を結んでおり、これまでにモーツァルト、マーラー、ベートーヴェン、チャイコフスキー、ラモー、ストラヴィンスキーの作品をリリース。これらの録音は高く評価され、エコー・クラシック・アワード、エディソン賞、日本レコード・アカデミー賞、BBCミュージック・マガジン・オペラ賞など数々の賞を受賞している。また、ロシアの権威ある“黄金のマスク演劇賞”を8度受賞しているほか、ブレーメン音楽祭賞、ドイツのアルフレート・テプファー財団よりカイロス賞を受賞している。さらに、ロシア連邦より友好勲章、ギリシャ政府よりフェニックス勲章を受勲している。