7月15日(木)、記者会見がおこなわれ、ストロングスタイルプロレスが初代タイガーマスク40周年記念第2弾となる7・29後楽園大会の対戦カードを発表。初代タイガーマスク佐山サトルが生み出した女性版タイガーマスクが登場した。

映像では佐山とジャガーが指導する場面も流され、タイガー・クイーンがサルトモルタルをはじめ初代タイガーの四次元殺法を彷彿とさせる動きを見せるとともに、デビュー戦の相手が山下りなとのシングルマッチであることも平井丈雅代表がアナウンス。新間寿会長の鶴の一声で、タイガー・クイーンのデビュー戦がメインイベントでおこなわれることが濃厚となった。また、追加対戦カードとして、レジェンド王者スーパー・タイガーと間下隼人のタッグによる兄弟弟子対決も発表され、両者が意気込みを述べた。


▼タッグマッチ60分1本勝負
スーパー・タイガー(ストロングスタイルプロレス)&阿部史典(プロレスリングBASARA)
vs
河野真幸(フリー)&間下隼人(ストロングスタイルプロレス)


平井丈雅代表「会見第1部といたしまして、追加対戦カードを発表させていただきます。スーパー・タイガー&阿部史典組vs河野真幸&間下隼人組。スーパー・タイガー、そして弟弟子であります間下隼人。いままで同じストロングスタイル軍、佐山サトル門下の兄と弟としてタッグを組んでおりました。3月に靖国神社におきまして、タッグで初対決。そして、6月19日の道場マッチにおきましてはタッグを組みました。今回、弟弟子であります間下隼人の方から、これから自分のプロレスの上を目指すために、兄弟子であるスーパー・タイガーと対戦したいと。その思いをもって、直訴がございまして、佐山総監のご承諾をいただき、本カードが決定いたしました。この一戦に向けて、2人の方から意気込みを語らせていただきます」


間下隼人「いま平井代表が説明していただいたとおり、ここ2年ぐらいスーパー・タイガーと一緒に行動することがまた増えてきて、靖国で9年半ぶりくらいに闘ったり、6年ぶりに組んでA−TEAMさんでベルトに挑戦したり、その中で、自分の中で抑えきれない欲がどんどんどんどん強くなってきて、先ほど平井代表からもありましたけど、兄弟子、弟弟子、この2人しか残っていない中で、いつまでも、いつまでも2番手。スーパー・タイガーに甘えてちゃダメだなとの気持ちが強くなって、爆発したしだいですね。やはり、兄弟子、弟弟子、その中でスーパー・タイガーを倒したい。弟弟子として、兄弟子を超えたい。男として勝ちたいという気持ちで、この一戦を平井代表にお話ししたしだいでございます」


スーパー・タイガー「今回この対戦カードを聞きまして、正直ビックリしました。それもまた平井代表から、間下自身がそういうふうに直訴してきたと。春の靖国での闘いで、正直ボクが思っていた以上に間下の成長を闘ってみて体感し、正直驚いていました。そしてまた他団体でもタッグを組んで、前回の川崎大会でもタッグを組んで、安心した部分と、ボクはどうしてもよそに対してしか目を向けていなかった部分が今回、間下のその思いをしっかりと受け止めてあげたい。そして、そんな甘いもんじゃないというのは本人もわかってると思いますが、私がこれまで闘ってきた相手と、それを丸々横からもっていかれるつもりはないので、しっかりそこは闘いで示していきたいと思っています」


初代タイガーマスク「2人とも、よくここまで成長してくれたなと思っています。スーパー・タイガーの成長というのは、まだまだ止まることはないと私は思っています。間下の急成長にも、もともと素質があった選手ですから、ここへきてそれが開花していると思います。なにが言いたいかというと、同門同士の闘いというのは、その道場が思っている闘い方、そのものをすべてリングに出し合うことができると思います。勝ち負けも大切ですけども、そのスタイルをどういうふうに出していくか、そして、そのスタイルでお客さんを魅了することができるかどうか。プロレスとして素晴らしい試合をしてくれるかどうか。これにかかっていると思います。2人とも切磋琢磨して、ここまでよくきてくれました。よくここまで育ってくれました。それを心から言葉として贈りたいと思います。頑張ってください」

――間下は将軍岡本に(UWAアジアパシフィックヘビー級王座の)ベルトを奪われてしまったが、今回の対戦を通じて将軍岡本対策も考えながら闘うのか?

間下「いえ、それは正直置かせていただき、いまはスーパー・タイガーしかボクは見えてないです。もちろん、普通の先輩後輩ではないと、ボクは1人で勝手に思ってるだけかもしれませんけど、15年自分もいて、ずっと背中を見て追いかけてきたわけですから。前にUWAアジアパシフィックヘビー級ベルトはベルトで、すごく自分の価値を上げてくれて、自分自身うれしかったですけどね。いまはもうベルト云々より、スーパー・タイガーしか見えてないですね」

――スーパー・タイガーは、レジェンド王座の挑戦者として間下を逆指名することも闘いの内容によっては考えられる?

スーパー「まさに言われた通り、初代タイガーマスク佐山総監にも言われましたが、我々が闘うことで、このストロングスタイルの体現、我々が育ってきたこの道場での学びをしっかりこの2人の闘いの中で見せて、それでお客さんがどう反応するのかを感じ取って、その上で熱いものが響けば、今後そういう可能性は十二分にあると思います」


▼スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負
タイガー・クイーンvs山下りな(フリー)


 

平井「このたび、初代タイガーマスク佐山サトルが生み出す女性版タイガーマスク、先般発表させていただきましたタイガー・クイーン、本人に登場させていただきたいと思います。本人の登場と対戦カードを発表させていただきます」

スクリーンに練習風景と対戦カードが映像で流されるとともに、タイガー・クイーンが登場。

平井「1981年4月23日、過激な仕掛け人・新間寿会長が生み出した初代タイガーマスク。2021年7月29日、その佐山サトルが新間会長とともに女性版タイガーマスクを誕生させることになりました。そしてそこに女子プロレス界のレジェンド、ジャガー横田様も加わってくださいました。佐山サトル、新間会長、ジャガー横田様が認めたタイガー・クイーン、登場していただきました」

初代タイガー「40年前、新間さんによって作られた夕イガーマスクですが、このたび私が彼女を見た瞬間に、これは40年前を再現できると確信をしました。そしていま、その動きを教えて、ジャガーさんに育てられて、一つ一つの技をしっかり復習して、ジャガーさんの教えも私の教えもある、魂の部分ではまったく一緒ですので、そこのいちばん重要なところもガッチリと彼女は掴んでいます。いわゆる40年前の夕イガーマスクと同じということです。その彼女を、ここで今日発表できることにボクは非常に感激しています。先程のビデオ映像を見てもおわかりだと思いますが、いまは更にもっとすごいんです。あれは(練習の)最初の頃の動きなんで、いまはもっとスゴいです。ぜひ期待して、40年前を思い起こしてください。ぜひお願いします」

ジャガー横田「7月29日にデビューすることになったタイガー・クイーンは、佐山先生が連れてこられ、佐山先生が直々に一つ一つ指導された選手です。初めて見たときから衝撃を受けました。ハッキリ言ったら、初代夕イガーのクローンだと私は思っております。それくらい期待していただいていいと思います。ぜひ29日、ご期待ください。夕イガー・クイーンの相手、私が直々にやりたかったくらいですが、どの選手と当たっても恥じない動き、スピード、テクニックがあると思いますが、コロナ禍ということで外国人選手を考えたりもしましたが、呼ぶことができなかったり、日本の中でもすごい力のある山下りな選手にしました。いろんな選手と闘っていって、夕イガー(・クイーン)もまだまだ成長しなければいけません。やってるうちにどこまで登り詰めてくれるか、それも楽しみにしているところです。山下りな選手とは先日組んで、最高の選手と思ったので、まず29日、ご期待いただきたいと思います」


平井「山下りな選手は2020年12月、ストロングスタイルプロレスvol.8におかれましてストロングスタイルプロレスに初参戦され、そのファイトは団体みなさまが認める、新間会長、佐山総監、ジャガー様、デビュー戦の相手にこの人間はふさわしいとご指名されました。是非ご注目いただければと思います」

新間寿会長「この間、平井が(会見で)泣いたんでビックリしました。先月、6月26日、アリ猪木戦45周年記念ということで、ある雑誌の取材を受けました。ああ、もう45年経ったんだ。初代タイガーマスクが40周年。私も今年は86歳。タイガー・クイーンが誕生し、そして相手ということで、ジャガーさんとも相談しました。タイガーとも相談しました。なんで女子ばかり選ぶんだ? 男子だっていいじゃないか? ヨーロッパの方にジュニアのいい選手がいるんじゃないか? メキシコにもいるんじゃないか? いろいろジャガーさんとも相談しましたが、今回のコロナの件でもって、なかなかそういうつてが見つかりませんでした。しかし、私も40年前のタイガーマスクを誕生させ、そして今回、新たにタイガー・クイーンを誕生させるという、そういうところに身を置くという。この格闘技の世界というのは、異種格闘技戦を私はアントニオ猪木とともに始めました。その原点というのは、靖国神社において、アド・サンテルと講道館の庄司三段が闘ったときから始まりました。姿三四郎が生まれ、空手家が悪役となり、柔道家が善となるような、そういう物語が一世を風靡いたしました。いま私初代がタイガーマスク佐山サトルに述べる言葉というのは、佐山ちゃん、アンタのおかげで私も(WWE)殿堂入りをすることができた。そしてこんどは、タイガー・クイーンをまた世に送り出すことができると。私の孫娘がタイガーマスクの言葉を覚えたときになにを言ったか。「虎は風を従え千里を来て千里を帰る。栞理、今度新しいタイガー・クイーンができるよ。なにがいいと思う?」と聞きました処、彼女は言いました。「“じいじ、風林火山だよ”」風林火山。小学校3年の女の子が風林火山という言葉を私に、タイガー・クイーンにぜひ伝えてもらいたいという。今朝、食事をしながらそんな話を聞いてまいりました。「風林火山。じゃあオマエ、もう一度言ってごらん?」、「“走ること風のごとく、静かなること林のごとし。侵掠すること火のごとく、動かざること山のごとし。これがタイガー・クイーンだよ、じいじ”」なるほど。さっき佐山ちゃんにも言いました。ウチの孫がこういうこと言ったよと。ジャガーさん、ビックリしました。先程、タイガー・クイーンに会ったときに「風林火山知ってるか」と。「“知ってます”」と。【風林火山】をこれからサインをするときに必ず入れて、自分のこれからの闘いの旗印にしたらどうだと。タイガーと私とジャガーが、私たち3人がタイガー・クイーンに贈る言葉でございます。これからは、プロレスに限らず私の一生期の本を、とあるプロレスの記者とともに出そうかなと、さように考えております。なにはともあれ、私たちの孫まで期待しているタイガー・クイーン。タイガーマスクがデビューしたあの佐山サ卜ルを、私はいま一度見たい。彼女なら絶対見せてもらえる。平井がその試合を見て、感動の涙を流すことができるかどうかという、そういうようなことを思いつつ、今日の記者会見、出させていただきました。【風林火山】であるタイガー・クイーン。これから多くの多くの6メートル40のこのリングの中に登場する、その試合、試合のごとに多くの人々に夢を与え続け、希望を与えるような、そういうような選手となってもらいたいという思いを込めて、今日私はこの場におります。みなさん、今後ともタイガー・クイーン、そしてそれを生んだタイガーマスク佐山サ卜ル。そしてそれを育てるジャガー横田、この人々とともにぜひ期待くださるよう心からお願い申し上げまして、私のご挨拶に代えさせていただきます。ありがとうございました」

――タイガー・クイーンのデビュー戦で、どんな試合をしてほしいか?

初代タイガー「ボクがデビュー戦のときは、わけのわからないまま必死だったんですけど、いま彼女もおそらくそのプレッシャーに苛まれていると思いますから、そのプレッシャーを跳ね返して、そのプレッシャーを利用してもっといい試合ができるようになってもらいたいなと思います。それから、ずっと前から練習をしてるんですけども、毎回毎回、自分の期待を超えるようなアクションをしてくれて、この選手ならいけると思います。みなさん期待をして当日見てあげてください」


――対戦カードも出揃ったが、タイガー・クイーンは何試合目?

初代タイガー「(平井代表に)何試合目ですか?」
平井「まだ正式決定はしていないのですが、新間会長、佐山先生、ジャガー横田さんが生み出した、このタイガー・クイーンですので、非常に重要な位置で、試合を……」

初代タイガー「本来ならメイン級の選手ですね。それくらいの価値があると思います」
新間「メインイベントにすればいいじゃない」
平井「ハイ!」

――メインイベントを任せるにふさわしい?

新間「と思います。セコンドにはジャガーさんも付きますから、大丈夫でしょう。ねえ、ジャガーさん」
ジャガー「ハイ」

――タイガー・クイーンは女子としては相当背が高いようだが、指導の上でとくに難しい部分はあったか。

ジャガー「背は高いですけど、背の高いレスラーと私は闘ってきたし、教えてきたのでそれほどの不便は感じていません」

――初代タイガーのクローンと言ってもいいくらいと言っていたが、女子ならではの技や流れというよりは、初代タイガーの動きをマスターすることをメインにおいた練習をした?

ジャガー「佐山先生直々に身体で教えているので、それを私は反復して身につけさせる練習をしてきました。運動能力はあるので、先生がおっしゃった一言で動きがよくなる選手です」

――タイガー・クイーンの映像の中でサルトモルタルをはじめ初代タイガーの技をやっていたが、すぐできたのか、それともどれほど時間がかかったのか。

初代タイガー「すぐできます。できない部分はちょっとあるので、それは修正という部分ですけども、おおまかなことはすぐできます。このビデオはもう最初の部分なんで、いまはもっと速いです。もっと精度が上がっています。やはり、いちばん大切なもの、プロレスでいちばん大切なものをジャガーさんは分かってくださっていますので。ジャガーさんが教えることによって、ボクが教えたことを二乗してくるんじゃないかと思っています。試合内容には自信を持っています。いまは女子プロのほうがすごいんじゃないかと言われるくらい、精神的に、試合的に、素晴らしいものを持ってる。そのいちばん大切なものを教えてくれるのがジャガーさんなんで、動きだけでなく、そこ(精神部分)を見てもらいたいなと思いますね。」


▼スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負
タイガー・クイーンvs山下りな(フリー)


▼タッグマッチ60分1本勝負
スーパー・タイガー(ストロングスタイルプロレス)&阿部史典(プロレスリングBASARA)
vs
河野真幸(フリー)&間下隼人(ストロングスタイルプロレス)


▼シングルマッチ60分1本勝負
船木誠勝(フリー)vs竹田誠志(フリー)


▼タッグマッチ30分1本勝負
ケンドー・カシン(はぐれIGFインターナショナル)&将軍岡本(VOODOO―MURDERS)
vs
高岩竜一(フリー)&田中稔(GLEAT)


▼タッグマッチ30分1本勝負
スーパー・ライダー(ストロングスタイルプロレス)&宮本裕向(666)
vs
伊藤崇文(パンクラスism)&TORU(TTTプロレスリング)