8月26日(木)、ストロングスタイルプロレスが記者会見をおこない、第1部でワールド女子プロレスディアナと協力関係を結ぶことを発表するととともに、第2部では9・5新木場1st RING大会の全対戦カードを発表。タイガー・クイーンのデビュー第2戦のカードだけ対戦相手が未定となっていたが、ディアナの佐藤綾子が対戦を直訴、協議の結果認められ、タイガー・クイーンvs佐藤綾子のシングルマッチが大会のメインイベントとしておこなわれることが決定した。また、会見ではジャガー横田がクイーンのデビュー戦に異を唱えた新間寿会長に真意を問い、“過激な仕掛け人”がプロレス界への熱い想いを語った。

ストロングスタイルプロレスとワールド女子プロレスディアナが協力体制を構築


平井丈雅代表「初代タイガーマスク、ストロングスタイルプロレスは、このたび、井上京子様が率い、ジャガー横田様が所属するワールド女子プロレスディアナ様と協力体制を敷くことになりました。日本プロレス界、そして両団体の発展の目的といたしまして初代タイガーマスク佐山サトル総監。そして過激な仕掛け人・新間寿会長、昨年の12月17日の大会より、女子プロレスの帝王、ジャガー横田様がストロングスタイルプロレスのリングに上がっていただけるようになりました。そして7月29日大会で、ディアナの代表であります井上京子選手に当リングに上がっていただきました。両団体協議の末、女子プロレス、男子プロレス、その線引きを超えてプロレス界の発展のために協力体制を取らさせていただきたいと思います」


ジャガー横田「本日は残暑の厳しい中、足を運んでいただきありがとうございます。本日はですね、私が所属するディアナ、そして女子のアドバイザーとして雇っていただいているストロングスタイルプロレス。この両団体をちょうど私はどちらにも足を運び、どちらの団体の雰囲気も知ったわけですが、その中で、やはりどちらも帯に短したすきに長しじゃないですけど、なにか足りないものがあるんじゃないかというように考えたときに、両団体が協力し合えれば、大きなものになっていくんじゃないかなという案から、それぞれの団体に相談して今日に至っております。今後とも真ん中の橋渡し役、そして団体がそれぞれ大きくなっていくように協力していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」


井上京子「みなさん、お忙しい中お集まりいただいてありがとうございます。ジャガーさんが協力団体のことを話してくださったんですけど、実は私はデビュー当時、そして若手と呼ばれているときから、初代タイガーマスクさんの試合を、毎回毎回、もう昔はビデオテープだったんですけど、ビデオが伸びるくらい大好きで大好きで、毎日見ておりました。まさか、33年経って自分が団体をやって、そしてこの協力団体という、ここまで来ると誰が思ってましたかねえ。自分でもビックリしております。先程ジャガーさんがおっしゃってくださったように、これからまだまだディアナも伸びしろあると思います。そしてもちろん、ホントにさっきから緊張してるんですけど、初代タイガーマスクさんからいろいろ学べるところもあると思いますので、もっともっとお互い協力し合って、プロレス界の未来、どんどんつなげていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。そして、(初代タイガーに)よろしくお願いします」


初代タイガーマスク 佐山サトル総監「本日はご来場いただきまして、誠にありがとうございます。この日を迎えることに本当に幸せを感じます。まず、提携の話があったときに協力し合う話になったときに、まずジャガーさんの人柄を見て、こんなに信用できて、確実に誠実な人はいないなと思って、こういう結果になって本当に満足です。いま、京子さんの方から私のことを褒めていただきましたけど、私も京子さんが私の友人・藤原敏男と暴れたことをよく知ってます。なんと、藤原敏男を押しのけて便器を割ったという話をお聞きしております(京子が爆笑)。そのおふたりがいる団体、ワイルドな団体とまたストロングスタイルがピッタリ合うと私は思ってます。タイガー・クイーンの話もありますし、今日はここでしていいのか分かりませんが、こんなピッタリ合う、そしてプロレス界のために邁進していく、私のこれからプロレスに対する恩返しができる、この提携を本当に喜んでいます。みなさんもこの提携を喜んで受け入れてください。よろしくお願いします」


新間寿会長「コロナでもって、毎日のように本を読み、先日は目を痛めまして、約2週間位、寝床の中で呻吟致しました。宮本武蔵を読み、山中鹿介を読み、塚原卜伝を読み、柳生兵庫助を読み、いろんな本を読みました。いま、86歳。『いまといういまなる時は、なかりけり。まの時くれば、いの時は去る』。そのいま、天地の始原がいまであると。新しい人生がこれから始まる。しかし、いまのプロレス界を見てると、まったく面白くもなんともない。私が携わった時代のプロレスとは、こういうものじゃなかった。そういう思いでいっぱいであります。今回は、こういう形で協力関係ができるということは、私にとって非常な喜びであります。しかし、レスラーを作るの、ヒーローを作るっていう前に、まずアナタたちが間違っているのは、新間寿を作ることであります。私が自分の口で言うのもおかしいですけれども、新間寿がいた昭和の新日本プロレスほど面白い時代はなかった。そして、それに携わっていたマスコミの人たちも本当に自分たちでアイディアを出しながら、プロレスというものをいかに自分たちの筆によって、自分たちの言葉によって、多くの人々に理解させ、そして多くの人々が観客として会場にひそめるような、そういうような書き方をしてくれていた。そういうマスコミが一体となって昭和の新間寿がいて、アントニオ猪木がいて、タイガー(マスク)がいて、藤波(辰爾)がいて、長州(力)がいて、坂口征二さんがいた、(ジャイアント)馬場さんがいたプロレス界でありました。今回、合同でもって協力体制を作るということは、非常にいいことだと思う。いいことだと思うけども、私はもうここから一日も早く抜け出したい。孫と遊んでたほうがよっぽど楽しい。私が楽しみ、そして喜ぶプロレス団体をジャガー、タイガー、そして井上。この3人が協力し合って作ってくれるということであれば、マスコミの人々に手伝ってもらいながらタイガー・クイーンという新しいスターを、誰がどういう形でこの人を育てて、そしてこの人を中心にして、タイガーマスクがもう一度カムバックして、タイガーが辞めたリングというのは、私はお寺の住職の息子です。お通夜の席の棺を担ぐ人にはなりたくない。生まれた子供を育てていくような、そういうような気持ちをいつまでも持っていきたい。私はジャガーにも期待する、井上さんにも期待する。タイガーがいないストロングスタイルプロレス、ちっとも面白くなかった。平井が頑張って頑張って頑張りぬいたけれども、平井が新間寿になりきることはできなかった。タイガーがいないストロングスタイルプロレスも、ジャガーさんと井上さんとで協力し合って、このタイガー・クイーンというこの新しいスターをこれからどうやって第2の初代タイガーマスクになって、それを育てていくかっていう、そういうことを私は望んでおります。私はもう10月(21日、後楽園)の試合を見て、会場には足を運ばないつもりでおります。私を会場に足を運ばせるほどのことを、この3人と、平井と(ディアナ経営企画部部長の)不破さんとで考えながら、そしてタイガー・クイーンをいかにこれから売り出していくのか、そういうことをマスコミの人たちと一緒になって考えて。私は86になって、あと余命はあと1年か2年。それがプロレス会場まで見にくるような、そういう体制を作ってもらいたい。こういう思いです」

新間「ジャガー横田さんからも言われました。『新間さん、私は女子プロの魂をもって、アンタに文句を言いたいことがある! 今日は胸ぐらをつかんで引きずり回してやりたい!そういう想いです』。そういう想いがあるんなら、そういう想いを新しいスターを作り上げる原動力にしてください。新間寿を生んでください。誰が特別功労賞をくれました? 東京スポーツです。誰が殿堂入りをしてくれました? ビンス・マクマホン親子です。そういう人間に誰かなってみたらどうだって。私はそれを言いたい。私の孫はいま必死になっていろんなことを暗唱してます。風林火山を暗唱し、春望、國破れて山河在りも暗唱し、風蕭蕭として易水寒し。いろんなことをやっております。今日はみなさんにお願いです。第2のスターを育てるための、そういうこの三者の話し合いでもって、新しいアイディアとともに新しいスターが生まれることを望んでやみませんありがとうございました」

平井「いまの新間会長のお言葉、プロレス界に対する、そしてここにいる私たちに対しての慈愛に満ちたお言葉だと非常にありがたく思っております。これから初代タイガーマスク佐山サトル総監、ディアナ井上京子代表、ジャガー横田様、そして、後ろにいらっしゃる所属選手とともに、強い素晴らしい体制を展開させていただきたいと思います」


マドレーヌ「本日はありがとうございます。よろしくお願いします。ディアナのマドレーヌです。まずは7月のストロングスタイルプロレスの大会に呼んでいただいていたんですけど、私が新型コロナウイルスに感染してしまいカード変更になり、ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。大変失礼致しました、申し訳ございません。さて、私たちワールド女子プロレスディアナ、そしてストロングスタイルプロレスさんが協力体制を結ぶということになりまして、非常にワクワクしております。私は、プロレス界の魔法継承者という形で、形で?私はいつもメルヘンな試合をしてるんですけども、もともと私は総合格闘技の出身です。現役の総合格闘家でもありますので、そういった意味では非常にストロングスタイルプロレスさんの試合に影響を受けている部分もございます。男子選手の強い蹴りを間近で見て、とても、うおお、あんな蹴りを受けてみたい、あんな蹴りを撃ちたいと思ったこともございます。ぜひですね、今後は男子選手ともやり合えるようなストロングな選手になって、ディアナとストロングスタイルプロレスさんのどんどん発展に貢献できればと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございます」


梅崎遙「ディアナ所属の梅崎遥です。今回、ストロングスタイルプロレスさんとディアナが協力関係になるということで、いままで以上に迫力がついて盛り上がるんじゃないかなと思います。その中でもストロングな試合ができるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」


佐藤綾子「ワールド女子プロレスディアナの佐藤綾子です。今回、ストロングスタイルプロレスさんとワールド女子プロレスディアナが提携関係を結ぶということで、プロレス界を盛り上げていけるように、私も頑張りたいと思っています。よくジャガーさんがストロングスタイルプロレスさんに参戦されるとき、セコンドで後楽園ホールの方に毎回うかがっていただんですけど、自分もここに出れたらなあと密かに思っていましたので、今回こういう関係になれたことをとても光栄に思っています。頑張りますのでよろしくお願いします」


間下隼人「ストロングスタイルプロレス間下隼人です。このお話を聞いたときに、スゴい話だなあと思ったのが一点と、そうですね、一石を投じられるような、こういった大変な世の中ですけど明るいニュースだなと思ったので、(両団体で)合計で9人の所属選手がいる中で、順序を無視してボクがどんどん向かっていきたいと思うので、頑張っていこうと思います。以上です、ありがとうございます」


スーパー・タイガー「スーパー・タイガーです。今回、女子プロレスリングの華やかさと、我々ストロングスタイルの厳しさ、この2つの表現をもって世間に我々のプロレスリングを見せていけたらと思っております。そういった部分でも、今回の提携は非常に大きな一歩だと思います。これからもしっかり頑張っていこうと思います」

平井「先般、7月29日、初代タイガーマスクが生み出したタイガー・クイーン。彼女も非常に力みなぎる想いを込めていると思います。みなさま、よろしくお願いいたします。のちほど、第2部におきましては9月5日大会の対戦カードなど発表させていただきたいと思っております」

佐藤「平井さん、平井さん、9月5日の対戦カード、タイガー・クイーンは出るんですか?相手は決まってるんですか?」

平井「タイガー・クイーンはもちろん、彼女は、出ます」

佐藤「対戦カード決まってるんですか?」

平井「いえ、タイガー・クイーンの対戦相手はジャガー様といま調整をさせていただいている最中でございます」

佐藤「タイガー・クイーン、ジャガーさんがすごい可愛がってるみたいですけど、私もジャガーさんが作ったCRYSIS(クライシス)というユニットでジャガーさんの右腕として長い間やってきてるんで、もし、(タイガー・クイーンは)日本語わかります? わかんない? もしタイガー・クイーンと私がやらせてもらえるんだったら、ぜひやりたいんですけど。タイガー・クイーンがどんなもんか私が試したいと思ってるんで、お願いします」

平井「佐藤綾子選手、前(WWWD世界)チャンピオンであります。いま私の口から決めることはできませんが早急に新間会長、佐山先生、ジャガー選手と協議をさせていただきます。少々お待ちください」

佐藤「お願いします」

――協力体制で具体的に合同興行をやるとか、なにか一緒にやることは決まっているか。

ジャガー横田「そうですね、いまのところですね、試合数を増やすという意味で、お互いの興行に選手を貸し出すということで、ディアナの大会にはストロングスタイルプロレスの選手を、そしてストロングスタイルプロレスの興行にはディアナの選手をということで、互いに華を添えるという意味もありますし、試合数を増やすという形にもなりますので、そのように進めていく段階にあります」

平井「本日の時点で、9月5日のストロングスタイルプロレス新木場大会、そして10月21日の後楽園ホール定例大会が決定しております。そちらの大会の方にはもちろん、ディアナの選手にも出ていただきたいと思っております」

――(佐山へ)今回の提携によって、どんなメリットが生まれると思うか。

佐山「まず、女子プロをナメんなよってことですよね。あの試合を見て、感動しない人はいないでしょう。そして男子プロレス以上になにか魂を持ってるってことをひしひしと感じます。男子プロレスは、ちょっと変わってしまった。新間さんがおっしゃるように、ちょっとどころではない。全然魂が抜けたような試合が、魂が抜けたって言ったら失礼ですけども、実力だけ、形だけ、そういったプロレスではないものを女子プロレスの方々は持ってる。そして、それが学芸会でないようなことを、魂で動いてるってことはよくわかってます。あの試合を見たら、その影響力が男子プロレスにも影響してほしい。この一言です。これが、私がこの世界に恩返しをして残すひとつの手がかりになったらいいと思ってます」

――この提携はいつ付けで開始されるのか。

平井「本日、協力体制の発表をさせていただきまして、正式には2022年1月1日からとなりますが、既に9月5日のストロングスタイルプロレスの大会、10月21日の大会、そして6月のストロングスタイルプロレス初の道場マッチもディアナの道場をお借りしております。今後も道場マッチにおきましては、ディアナの会場も使用させていただくなどというような形で協力体制は始まるという形になっております」

――(スーパー&間下へ)現在、男女混合の試合も当たり前のようにおこなわれているが、ストロングスタイルプロレスではいままでなかったが、抵抗はある? もしやるとすれば、ストロングスタイルプロレスならではの男女混合試合を提供していくか。

新間「そんなの選手に聞くんじゃなくて、そんなのプロモーターだろうが。それを聞くの。そんな質問、おかしいじゃないか。選手に聞いてどうすんだ? オマエ(平井代表)が主催なんだからオマエが返事すればいい。そうだろ? おかしいんだよだいたい、プロレス界は。なんでそんなの選手が返事しなきゃいけないんだ。返事してやれよ。会社がやるんだろう、会社が」

平井「ハイ、すみません……。ストロングスタイルプロレスとしてこの16年、男子の団体をやってきました。そしてこのたび、新間会長、佐山サトル総監、ジャガー選手がうちの団体に出てすごい試合を見せていただくことで、先程佐山総監もおっしゃいましたように、女子プロレスラーのみなさまのすごさ、そして先生のお言葉からも『女子プロレスをナメるな』というお言葉もありましたように、女子プロレスのすごさを、ご一緒することで、ウチに、ウチの大会に来た、いままで男子の試合しか見ていなかったお客様も、女子プロレスラーのみなさまのすごさを見て感動し、そしてプロレスというものを、新間会長が作り上げ育てて、この愛をもって盛り上げてきた。いまも盛り上げているプロレスの素晴らしさというのを、みなさまに、そして世間にお見せしていきたいと思います。ありがとうございます」

9・5新木場大会対戦カード発表

『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.12〜タイガー・クイーンデビュー第2戦〜』
9月5日(日)東京・新木場 1st RING 開場18時00分 試合開始18時30分


▼メインイベント スペシャルシングルマッチ60分1本勝負 タイガー・クイーン(一般社団法人初代タイガーマスク後援会)vs佐藤綾子(ワールド女子プロレスディアナ)

▼タッグマッチ60分1本勝負 スーパー・タイガー(ストロングスタイルプロレス)&河野真幸(VAMOSTAR)vs間下隼人(ストロングスタイルプロレス)&竹田誠志(フリー)


▼UWAアジアパシフィックヘビー級選手権試合60分1本勝負 将軍岡本(第5代王者/VOODOO―MURDERS)vs高岩竜一(フリー)


▼スペシャル3WAYマッチ30分1本勝負ジャガー横田(ワールド女子プロレスディアナ)vs優宇(フリー)vs梅咲遙(ワールド女子プロレスディアナ)


▼タッグマッチ20分1本勝負 アンディ・ウー(VAMOSTAR)&那須晃太郎(フリー)vs新井健一郎(DRAGON GATE)&ガッツ石島(TTTプロレスリング)

平井「(佐藤綾子から)9月5日、新木場大会、タイガー・クイーンの闘う相手が、まだ決定していないのであれば私が闘いたいとのお申し出がありました。先ほど、協議室におきまして佐山総監、新間会長、打ち合わせをさせていただきまして、佐藤綾子選手をタイガー・クイーンのデビュー第2戦の相手として決定させていただくことになりました」

佐山サトル「たいへん人選についてもめました。新間さんからまず平井さんが怒られて『なぜあの場で言わないんだ』ってずっと控室の中で言ったとき、平井さんが『では私が対戦してみます』って言い始めました。『佐藤選手の実力を私が見ます』って。『それはよせ』と私は言いました、危ないんで。『平井さんが非常に危ない人間なんで、それはよせ』という話をして。そして、それはなくなったということで、佐藤選手、昔を思い出すとダイナマイト・キッドやブラック・タイガーが自分たちに対して対戦を要望してきた、あのときのことを思います。強く対戦を求めてくるその勇気、そしてその意欲、それがいい試合を生み、お互いに実力をぶつけ合って試合が展開されていくということを思い出しました。その点については佐藤選手を誇りたいと思います。是非頑張ってもらいたいです。以上です」

ジャガー横田「9月5日の大会において、タイガー・クイーンの相手、何人かリストには上がっていたんですが、まだ決定に至らない今日、佐藤綾子から『あたってみたい』というたくましい言葉が出たので、その気持ちを汲んでですかね、佐山先生と新間会長とお話をさせていただいて決定させていただきました。佐藤綾子は、私が率いる悪役ユニット(CRYSIS)の影のドンと言っても過言ではないと思います。みなさんも御存知の通り、実力者でキャリアも長くあります。そして身体能力(が高い)、身長はちょっと低めですけど、やはり動ける、技のある選手ですので、タイガー・クイーンの強敵になってくれると私は思います。なので、是非この試合もお楽しみになっていただければありがたいと思います。私事ですが、3WAYで優宇選手(と対戦)。優宇選手っていうのは、私は身体が大きい選手ということしか知らなくてですね、まわりの選手たちからフリーで闘ってる選手の中で身体が大きいけれど動けると、パワーもあるということでチャレンジしてみたいなと思って優宇選手を選びました。そして、ディアナからは協力体制を取ったのでディアナからと思ったときに、ちょうど遥選手は耳をケガをしていて、ちょうど復帰戦となるので3WAYで調子を整えてもらって、ボコボコにやってやろうと私は思っております。休んでると厳しいんだよということをちょっと教えてやろうかなと思っています。そちらの試合もお楽しみにしていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします」

間下隼人「前回の後楽園大会は、あんだけ言っときながら、ものの見事に顔を蹴られ負けましたけど、終わったあとにも言いました。ボクは勝つまでやってやると思ってるんで、どこまでもどこまでも向かっていきます。すごくしつこい人間なので。絶対に倒すまで諦めません。タッグですけど、ボクはパートナーを無視してって言い方はよくないかもしれないけど、関係ないと思ってるんで。見えてるのはスーパー・タイガー、ただひとり。勝つまで、やります。以上」

スーパー・タイガー「前回、その前もそうでしたけど、今年に入って間下と闘う機会がまた増えて、これまでは上ばかりを見て追いかけていた先輩たち、けっこう闘いが終わった中で、まさか、もう次は自分が追われる立場になってたってことをつくづく実感します。その中でも間下は、私の本当の怖さを身をもって知った上で、これだけ食らいついてくる。そしてボク自身もその中で、いつまでも先輩ヅラしてって感覚ではなく、正直、今年の春から闘って、こんなにも強くなっていたのかっていうのはビックリしてます。今回タッグで河野選手と闘ってもいますが、なにより頼もしい存在。そして対戦相手、間下もそうですし、竹田。ボクは竹田と別の団体でタイトルマッチで苦い思いもしているので、そういった部分でもまた団体の枠を超えて熱いストロングスタイル、そしてウチとしては間下とボクの激しい闘いをしっかりと新木場のリングで見せていきたいと思っています」

平井「佐藤綾子選手との第2戦を迎えることになりましたタイガー・クイーン。胸の中で第2戦に向けて佐山先生のご指導、ジャガー横田様のご指導、そしてプロレスラーとしての精神をいままた教えをいただいている最中でございます。この第2…」

ジャガー横田「すいません、ちょっと一言いいですか? タイガー・クイーンが7月29日にデビュー戦をしましたが、記者の方がたくさんいろいろご取材いただきましてありがとうございます。その中で約1名だけ、ちょっと勘違いするようなお言葉をいただいたのが、新間会長からの言葉がとても私には意味が取れなくてですね。ちょっと、ん?と思ってしまったのは事実なんですが、何度も女子プロレスを見ていただいているので、たぶんまた10月21日の後楽園大会に来ていただければ、女子の力というものを再度お見せできると思うので、タイガー・クイーンも有無を言わせない試合をすると思いますので、応援に来ていただければいいなと思うんですが、新間会長、いかがでしょうか。来ていただけますよね?」

新間「息子が女子プロレスの団体をやっていたので、女子プロレスはイヤって言うほど見てます。アナタのことも昔からよーく知っております」

ジャガー「ハイ。あの、タイガー・クイーン、そしてタイガー・クイーンの…」


新間「いまの質問の中で、私のところへ九州と大阪から約5名ほど電話がありまして。『ほかはみんな褒めてるのに、新間さんはなんで気に入らなかったんですか』って。『いや、オレはいまのプロレスみんな気に入らない』って言って。悪いけども女子も男子も。というのは、プロレスというのは6メートル40(センチ四方のリング)の中で鍛えに鍛えた人たちが、自分の成果を我々の知らない聖地でもって、それをお互いの技を出し合い、お互いの闘志を出し合って、その自分たちの試合をファンが喜ぶのを見て喜ぶ。私はそういう試合を自分の時代にはやってきた。私も、タイガーが、タイガー・クイーンを育ててジャガーさんと一緒にやってる。ああ、それで私も、ああ、なんとなくいい試合だったのかなと思いながらエレベーターを降りて、後楽園ホールの入口を出た途端に、ターザン(山本=元週刊プロレス編集長)と、それからスポーツ報知の彼と会って、『新間さん、どうでした?』って。一瞬、言葉が詰まってね。私は(初代)タイガーのデビュー戦、自分はリング下で一生懸命見てた。しかし、ちょっと話は長くなりますけど、言い訳でもなんでもなくね。タイガーのデビュー戦は、40年近く経ったって、いまだに日本航空の航空会社の機内放送の中でタイガーとダイナマイト・キッドのビデオが放映されている。孫が見てきた。40年近く経ったってタイガーとダイナマイトの試合というのはそれだけ多くの人に印象を残している。じゃあ、今日のタイガー・クイーンと、そして私が見てたあの試合は、自分はぼんやりと、なんとなく、ああ、一生懸命タイガーが教えただけあって非常に心肺能力、身体能力っていうのはあるなって思いながらきて、それで、『ターザン、どうだった?』『新間さん、それこそアンタこそどうだった?』って。もうひとつ自分は、もうひとつ自分は欲しかった。というのは自分たちがこれから10年、20年経ってもタイガー・クイーンのデビュー戦はよかったというようなそういう試合だったかというのをパっと考えてみた。そのときに、タイガーにボクが聞いたことは、タイガーのデビュー戦どうだったかって聞いたら、タイガーは試合をしながら、試合の中で自分自身で館内の雰囲気を自分で感じてたら、あんまりなんかファンがイギリスのファンみたいに歓声を上げてくれるわけでもなく、まったく手応えがなかったって言うんだ。しかし、それが何年か経つ内に、タイガーとダイナマイト・キッドの試合というのは、デビュー戦というのは、いろんな人たちのマスコミの心の中と関係者の心の中に、いやダイナマイト・キッドってのはスゴいなと、そういう思いがあった。じゃあ、今日のタイガー・クイーンと山下選手の試合がそういうふうになるかなと。自分はいま聞くように、山下選手ってのは、結果的に自分の脳裏から薄れていっている。でも、何ヶ月か経って、何年か経ったら、あの試合はよかったんだなと思ってくれる人がいるのかなって。そういう思いとかなんとかっていうのは、当時は思い浮かばなかったけれども、ターザンと話しているうちに、オレはもうひとつ、もうひとつなんか、タイガーのデビュー戦と比べて自分の心に響くものがなかったよ。でも、これが歴史的な試合になるのかもしれんなと、そういうふうに思ったことは思ったんですけども、ただ、パっと聞かれたときに言った言葉ってのは、オレは自分が望んだほどの、自分に対して、私たちの試合はこういう試合をファンに見せました、新間さん、アンタにも見てもらいましたよっていう、そういうのが自分にはなかったって。それをターザンと彼に話した。それをターザンが発信したと思う。そしたら翌日、ファンから電話がかかってきて『すごいいい試合だった』っていう。『新間さんだけなんでそんな思いなんですか』って。もうひとつ言いたいことは、マディソンスクエアガーデンで藤波のタイトルマッチの日本に対してのデビュー戦のビデオ撮りがあったと。最後、藤波がドラゴン・スープレックスで(カルロス・ホセ・)エストラーダからスリーカウント取った。観客は大喜びだった。そしてみんな大満足した。しかし、藤波に後で聞いたら、藤波が控室に帰ったら、全員そっぽを向いたと。藤波に対して。それと同じような形だもんで、自分たちだけでマスターベーションしてるんじゃないだろうなと。自分たちだけよければいいなんてことなのかなと思ったら、孫と娘は『お父さん、非常にいい試合だった』って言ったと。あっ、オレは言い間違えたのかな? 家に帰って夜遅くに孫と娘と話したときに、孫はいい試合だったって言う。娘もいい試合だったって言う。いま初めてジャガーに話してる。タイガーにもそんなことは言ったことがない。ただ、私が感じたままからすれば、タイガーとダイナマイト・キッドの試合をずーーっと自分の脳裏に思い浮かべていた。それにつられて、いまのプロレス界の風潮であるような、なんかレフェリーまで組んで一緒になってやってるような、そういうシーンがちょこっと見えたりなんかしたんで、ああ、イヤなことやってるなって思いがあったんで、ターザンと一緒にいたんで、自分の思いをパっとそこで出してしまったと。しかしいま考えてみると、なるほど確かにあれだけ一生懸命やってて、孫が喜び、娘も喜んだ試合だな、タイガーも一生懸命教えて、それで新間さんがこんなこと言うんじゃと思ってオレのこと恨んでるのかなと思ったけれども、記者会見があるときに、ジャガーが恐らく文句言ってくるだろうと。じゃあ今日はネクタイでも絞めてって掴みやすいようにしてやろうかなと。悔しかったらそれくらいやってみたらどうだ?(ジャガーがおどけてテーブルを持ち上げるような仕草を見せる)。やっぱりそういう思いを自分もタイガー・クイーンにかけていたし、これからもかけていきたい。ただ、いまのプロレス界を見たってなにしたって、東京スポーツの一面になったのがあるのっていう。こないだ久しぶりに東京スポーツの一面にレスラーが出てるからパっと見たら、なぁ〜に私が仕掛けたアントニオ猪木とストロング小林戦の写真じゃないか。私がやった何十年も前の試合が、いまだに一面を飾っている。そういうような人に、そういうようなレスラーにタイガー・クイーンにどうしてもなってもらいたい。それからジャガーは、ウチの息子のところでウチの息子のために一生懸命やってくれたレスラーだって。だから息子からも言われた。『お父さん、ジャガーさんは頭もいいし、ハートもいいんだよ』って。わかったって。そういうことも兼ね備えながら。まあ、私の口がちょっと滑ってしまって、それはそれで期待してるってことで言葉面はごまかしてしまっていますけども、私もタイガーが育てて、そしていまもプロレス界に新しい風を巻き起こすだけのものを彼女は持っているんだなっていうことを自分自身の心でも確認できたひとときでございました。今日は、みんなのいる前でジャガーに言います、タイガーに言います。これからもタイガー・クイーンを本当にいまのプロレス界が元の時代に少しでも近くに戻れるような努力というものを私は残りわずかですけれども、応援はしていきたい。ただこの間の試合を見て、ターザンと一緒に話したときに、もう後楽園ホールは来たくないなって、そういう思いしたっていうのは、コロナだったから。もう本ばっかり読みすぎてしまって、自分の頭の中っていうのは昔の英雄しか残ってなかった。そういうようなことで言葉が滑ったっていうこともあるけども、それを年寄りの言葉でごまかすなら、それを期待であるというふうに考えてもらいたい。タイガーにもありがとうと言います。タイガーが自分のデビュー戦をやりながら、あれだけの超満員の蔵前国技館の中で観客がどれほどの思いであの試合を素晴らしいと思って見ていたかっていうのを、彼はリングの中で感じなかったっていう。そういう試合を組んでくれて、私はタイガーとアンタ(ジャガー)には感謝いたします」

新間「タイガーの試合を見なさい、藤波の試合を見なさい、猪木さん、坂口さん、長州の試合を見てみろって。藤原(喜明)の試合を見てください。そういう思いでいっぱいであります。年寄りの最後の繰り言でございます。メチャクチャなことを言いましたけど、マスコミの人だってスターが出るのを楽しみに待っててくれてる。一度マスコミの連中も自分たちで痛さを考えてみればいい。ウチのリングでマスコミたちのバトルロイヤルでもやってみたらどうだ? 昔賞金10万円でやってみたんだ。竹内(宏介)がフォーク持って出てったら、みんなでワーって行って一番最初に押さえつけられてリング下に放ぽり出された。みんな真剣になって闘ったんだ。マスコミだって、パキスタン行ったときなんか命がけで行ったよ。そういう気持ちを、今日はちょっと私はしゃべりすぎましたけども、申し訳ありません。と、いうことでございます」

平井「新間会長のタイガー・クイーンへの愛と期待と、佐山先生の愛と、ジャガー選手への愛と、そしてスーパー・タイガー、間下への期待、叱咤激励のお言葉ありがとうございました。それだけ期待していただいていると思っておりますので、もうちょっと私も頑張ります。すいません」

――(新間会長へ)タイガー・クイーン選手のデビュー戦で対戦相手の山下りなへの評価は?


新間「彼女は一生懸命やってくれたと思います。私は感謝です。彼女にもう一度タイガー・クイーンとやってもらいたい。さっき挑戦者出てきてくれたけど、本当に嬉しい。ああいう人が出てきてくれるっていうことは。ああ、やっぱりプロレス界はまだまだ捨てたもんじゃないなと。こういうふうに思いましたしね。あの試合でタイガー・クイーンのことを自分の体で受け止めて、そして、自分も自分の持ち味を出してくれた。アレは、ジャガーのところ(ディアナ)の選手じゃないよね? フリーの子だよね。フリーだったら平井ちゃん、またウチで、私がギャラ出してもいいから、是非呼んであげてください。私は感謝しております」

――タイガー・クイーンvs佐藤綾子は9・5新木場のメインイベント?

新間「もちろんメインだよね」

佐山「ハイ」


新間「佐山サトルがいいと言っております」

平井「メインイベント、タイガー・クイーンvs佐藤綾子、で決定させていただきます!」

――(ジャガーへ)タイガー・クイーンの相手に候補が何人かいたと言っていたが、佐藤はその中に入っていたのか、それとも今日、入っていない中で決めたのか。

ジャガー「9月5日のカードに関しては、私の中では佐藤綾子は入っていなかったんですが、ほかのルートでちょっとオファーをし始めている選手がいたんですけど、まだ答えが返ってきていない段階だったので、佐藤綾子があののように自分から是非というのはすごくうれしく思います。本当に楽しみなので、よろしくお願いします」