『RUSH BALL 2021』LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS +

灼熱の13:00、LOW IQ 01(Vo.Ba)は渡邊忍(Gt.Cho)、フルカワユタカ(Gt.Cho)、山﨑聖之(Dr.Cho)と共に登場すると「『RUSH BALL』4年ぶり。本当に来てくれてありがとう」、そして「心の中で、心の中で、心の中で、ア・バ・レ・ロー!」の号令で「Delusions of Grandeur」から仕掛ける。破壊力抜群のバンドサウンドや、まくし立てるボーカルはラウドでハイカロリーだが、メロディアスな瞬間も織り交ぜて人々を夢中にさせると、続くのは「Hangover Weekend」。軽快なドラムや耳になじむメロディは観客だけでなくメンバーも楽し気に。見れば渡邊はステージの端まで遠征している。さらに次の「Snowman」も美メロだけでなくコーラスや3つの弦が織り成す厚くて熱い感触がお見事。ピースフルな空気さえ感じさせる。

LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS+

LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS+

またMCでも本日最年長のベテランはさすが。LOW IQ 01が舞台を駆け回っていた渡邊に対して放った「忍さん、あなたワイヤレスだからってやめてくれる(笑)?」(LOW IQ 01)から突然の下ネタへ移行し、しかも絶妙なラインで笑わせてくる。そして朗らかなムードそのままにハッピーな中盤へ。

LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS+

LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS+

すっと入ってくるモータウンテイストの「SO EASY」は本能に訴えかけて多幸感をもたらし、観客は思い思いに弾んだりクラップしたり。またスピードアップした「Makin’ Magic」ではLOW IQ 01もフルカワもジャンプしてプレイ。今日でなければ高まった会場からコールも聞こえてきそうなパーティの雰囲気だ。そこからは地続きで「Thorn in My Side」へ。ギター&ベースの3人は楽器を存分に歌わせつつ、そろいのステップもお披露目してエンターテイナーっぷりも発揮する。

LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS+

LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS+

と、ここで2度目のMC。LOW IQ 01はもう一度、観客や主催者に心から感謝を伝えると最後に「(主催GREENSの)力竹、俺、今年51歳になるんでこの時間帯(真昼)のライブはキツイです。よろしくお願い致します」と愛すべき憎まれ口で和ませ、とどめには「Little Giant」と「WHAT’S BORDERLESS?」をチョイス。人気のナンバーとSUPER STUPID時代の名曲は、どちらも20年以上経っても変わらぬみずみずしさ。

LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS+

LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS+

パワフルかついきいきとした4人の演奏にも体は突き動かされ、モニターに映る横並びの渡邊、LOW IQ 01、フルカワの手元の映像にはしびれるばかり。まさに最初から最後まで1シーンごとに、いくつになっても機嫌よく、カッコいい大人の姿をたっぷり見せつけてくれたライブだった。MCで出た出演時間のクレームはきっと嘘に違いない。

取材・文=服田昌子 撮影=ハヤシマコ

『RUSH BALL 2021』オフィシャルレポート一覧はこちら