『RUSH BALL 2021』04 Limited Sazabys

おそらくこの日、どのバンドよりも多くの曲を披露したのが04 Limited Sazabysだ。BIGMAMAからのステージ転換中、メンバー本人がステージに現れ、音出しリハーサルを開始。開演予定時間までまだ10分以上前……と油断していた観客が足早にステージ前に集まり出す。「escape」、「Kitchen」と、次々と楽曲のハイライト部分を演奏するメンバーに、楽しそうにリズムに合わせて身体を揺らす観客たちはすでにノリノリだ。

04 Limited Sazabys

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そんなメドレー状態の贅沢で楽しいリハ後、予定通りの時刻にメンバー全員が再びステージへ。リラックスしたリハーサルのムードとは一転し、「fiction」の性急なギターサウンドでオーディエンスの心を一気につかむ。さらに「monolith」「message」と続け、ボルテージを急上昇させた後、「何気に我々、『RUSH BALL』初参戦です。やったー! 今日は新しいワクチンを持って来たんですよ」というGEN(Ba.Vo)の言葉と共に披露されたのは、新曲「fade」。サビの高まりが最高に切ないその曲は、たたみかけるような強靭なリズムと共に、後半でヘヴィーなギターロックへと変貌するカラフルでタフなライブチューンだ。

04 Limited Sazabys

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「新しいやり方を模索して、積極的に、前向きに開催することを決めた『RUSH BALL』に勇気をもらいました。そして今日、僕らの音楽が誰かの役に立っているのを実感して勇気をもらえました。大阪に何かで返さないとね。またライブハウスで会いましょう」というMCで始まった「Jumper」の後、再びGENが言う。

04 Limited Sazabys

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「ロックシーンの未来に光が差すように、『RUSH BALL』の未来に光が差すように」

04 Limited Sazabys

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メンバー同士の楽しいわちゃわちゃも目撃できたこの日のフォーリミ。誰かの挑戦はきっと誰かの心の糧になる。最後に披露された「swim」には間違いなく、どんな挑戦も前向きに楽しむフォーリミからの、音楽を愛する人々と『RUSH BALL』に向けた最大の賛辞が込められていた気がする。

04 Limited Sazabys

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取材・文=早川加奈子 撮影=瀧本JON…行秀

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