2021年11月、東京・京都にて、ドイツ戯曲『ドン・カルロス』が上演されることが決定した。3月に吉祥寺シアターにて上演された舞台『火の顔』に続き、主演に北川拓実(少年忍者/ジャニーズ Jr.)を迎える。

物語の舞台は16世紀スペインで起きた歴史的事件を元にした最盛期のスペイン宮廷。愛する女性が父親の妻となり思いを断ち切ることはできないドン・カルロス。愛、友情、そして父と息子のそれぞれの想いが交差し、物語は結末へと向かう。

演出を手掛けるのは演劇やオペラ、映像作品など多彩な現場でご活躍の深作健太、出演は、深作健太演出『火の顔』で初舞台にして初主演ながら難しい役柄を瑞々しく演じ切り、鮮烈な舞台デビューを果たした北川拓実(少年忍者/ジャニーズ Jr.)や、舞台のみならず映画やドラマでも目覚ましい活躍をみせる元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の愛原実花ら。激動の時代の中で一人の青年が葛藤しながらも成長する姿を描く。上演は、11月17日(水)〜2021年11月23日(火・祝) 紀伊國屋ホール、その後、11月26日(金)〜2021年11月28日(日)京都劇場。 

北川拓実 コメント 

「ドン・カルロス」主演を務めさせていただく少年忍者の北川拓実です。 
前回の初主演舞台「火の顔」に続いて、また新たなドイツ戯曲に携わることができ、観劇される方々に作品の素晴らしさを伝えられること、この戯曲を演じることに喜びを感じています。深作さんとは「火の顔」でご一緒させていただき、お芝居の経験がなかった僕に、芝居の基礎や演じることの楽しさを教えていただきました。深作さんをはじめとする、スタッフさんや共演者の方々と共に、より良い作品を届けられるように精進してまいります。 

深作健太 コメント 

三月の「火の顔」から半年。 
こんなにもすぐにまた、拓実くんと御一緒できるなんて。 
しかも作品は、念願のドイツ演劇の古典、シラーの傑作「ドン・カルロス」! 
拓実くんがなんと王子役ですよ! 
このカルロスという王子、好きだった女性を義母にされてしまったり、 
独立運動のリーダーに担ぎ上げられたり、波瀾万丈の人生を送ります。 
そして、息子と対決する事になる父フィリペニ世の優しさと孤独。。。 
成長した拓実くんをはじめ、 ヒロイン・エリザベート役に愛原実花さん、 父・フィリペ二世役に神農直隆さん、宮地大介さん、七味まゆ味さん、小田龍哉さん、念願の精鋭キャスト 6 人でお送りする、深作組ドイツ三部作完結篇、「火の顔」にもつながる〈親殺し〉の物語を、ぜひ皆様、劇場でお楽しみくださいませ! 

あらすじ

16 世紀ーー〈太陽の沈まない国〉と呼ばれ、全盛を誇るスペインの王子ドン・カルロスは、 フランス王女エリザベートと深く愛し合っていた。 
しかしカルロスの父、スペイン王フィリぺ二世は、 国家のさらなる繁栄のため、エリザベートを妻とする事に。 
愛する女性が〈母〉となり、絶望に沈むカルロス。 

植民地であるネーデルラント(オランダ)から帰国したカルロスの親友、ポーサ侯爵ロドリーゴは、圧政に苦しむフランドルの民衆を解放し救う英雄となるよう、カルロスに進言する。 
一方、片眼の美女・エーボリ公女は、カルロスに片想いしていたが、彼がエリザベートを愛している事を知り、復讐を誓う。 
やがてオランダの解放を拒絶した王に向かって剣を抜いたため、カルロスは反逆の罪で投獄される。 

妻と息子に愛されない、孤独に打ちひしがれるフィリペ二世。 
王はすべてを理解し合える知性を持つロドリーゴに、理想の息子像を見るが、ロドリーゴは「王権の時代は終わり、やがて世界市民の時代が来る」と王の信頼と愛情を固く拒絶する。 
王国を支配する真の黒幕・宗教裁判長は、ロドリーゴこそが国の脅威だと王に告げる。 

カルロスのエリザベートへの想いを王に密告したエーボリは、それを恥じ、自分こそが王の愛人だったとエリザベートに告白する。 
運命の歯車は止まる事なく、ロドリーゴはカルロスの身代わりとなって、王の刺客に暗殺される。 
オランダへ逃げのびようとしたカルロスは、エリザベートに再会を誓うが、その時、王と宗教裁判長が現れ、許されぬ不義の恋に鉄槌を下す。