CS放送局「衛星劇場」にて、2021年10月1日(金)より、今年5月18日に国立演芸場にて開催された『《噺小屋》一天四海/ 田植の刻』より4席をテレビ初放送することがわかった。

放送するのは、立川龍志の「らくだ」、入船亭扇遊の「厩火事」、瀧川鯉昇の「長屋の花見 あじさい」、林家正蔵の「雛鍔」の4席。

立川龍志「らくだ」

立川龍志「らくだ」  (C)衛星劇場

立川龍志「らくだ」  (C)衛星劇場

「らくだ」とあだ名される乱暴者がフグにあたって死んだ。自称兄貴分が、通りかかったクズ屋を使って香典を集めにかかるが……。
真打の大ネタと称される上方落語発祥の演目。本題は「駱駝(らくだ)の葬礼」。

入船亭扇遊「厩火事」

入船亭扇遊「厩火事」  (C)衛星劇場

入船亭扇遊「厩火事」  (C)衛星劇場

年下の遊び人を亭主に持った髪結が喧嘩が絶えないことを、仲人の旦那に相談する。亭主の本心が知りたいという事で仲人は厩の火事で弟子たちからさらなる信望を集めた孔子の逸話を聞かせ、亭主を試すことをすすめる。生粋の江戸の落語で、文化4年落語家喜久亭壽曉のネタ帳「滑稽集」に「唐の火事」を元にしたといわれる演目。

瀧川鯉昇「長屋の花見 あじさい」

瀧川鯉昇「長屋の花見 あじさい」  (C)衛星劇場

瀧川鯉昇「長屋の花見 あじさい」  (C)衛星劇場

大家に呼び出された貧乏長屋の面々、店賃(たなちん)のことかと思えば、あじさいを見に行こうとの誘い。費用は大家持ちとのことで喜んで出かけるのだが……。
上方では「貧乏花見」といわれる演目。5月公演ということで瀧川鯉昇により花見を桜からあじさいに変更した一席。

林家正蔵「雛鍔」

林家正蔵「雛鍔」  (C)衛星劇場

林家正蔵「雛鍔」  (C)衛星劇場

大名家の若様が穴開き銭を見て、お雛様の刀の鍔と述べたのを目撃した植木屋。我が子も若様のように育ってほしいと願うのだが……。
原話は、享保18年(1733年)に出版された笑話本「軽口独機嫌」の一遍である「全盛の太夫さま」。

そのほか「衛星劇場」では、毎月テレビ初放送のものを含め10本以上の落語を放送している。