世界一流のバレエダンサーが集う夢の祭典「Ballet Muses-バレエの美神2021-」が2021年10月9日(土)〜10日(日)東京国際フォーラム ホールC、10月11日(月)東大阪市文化創造館 大ホールにて開催される(A・B2つのプログラムを上演)。

「バレエの美神(ミューズ)」は、1992年〜96年に開催された「オールスター・バレエ・ガラ」に続いて3回(1999年、2003年、2006年)催された大人気公演で、このたび15年ぶりに復活する。今回は、ロシアを中心に欧米も含む世界各地のバレエ団から「“今”観ておきたい旬のダンサーや飛躍を続ける若手ダンサーたちが出演」するのが値打ちだ。

エレオノーラ・セヴェナルド&デニス・ロヂキン

エレオノーラ・セヴェナルド&デニス・ロヂキン

女性出演者は多士済々。アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ(ミハイロフスキー劇場バレエ プリンシパル)は、古典バレエから巨匠ナチョ・ドゥアト作品まで幅広く踊るトッププリマだ。倉永美沙(サンフランシスコ・バレエ プリンシパル)は、圧倒的な技術とドラマティックな表現力で訴える名花。ウィーン国立バレエ団時代に名将マニュエル・ルグリに認められたチャーミングにして芯の強い新星ナターシャ・マイヤー(イングリッシュ・ナショナル・バレエ プリンシパル)にも注目したい。世界最高峰のボリショイ・バレエからは次世代を担うアリョーナ・コワリョーワ、エレオノーラ・セヴェナルド(共にリーディング・ソリスト)が参集する。

アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ

アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ

男性出演者も実力者ぞろい。デニス・ロヂキン(ボリショイ・バレエ プリンシパル)は異能の貴公子でボリショイを代表する名ダンサーだ。デニス・ドミトリエフ(モスクワ音楽劇場バレエ プリンシパル)は劇場の顔といえる堂々たる存在。アンジェロ・グレコ(サンフランシスコ・バレエ プリンシパル)は倉永とペアを組んで人気急上昇中の気鋭。ヤコブ・フェイフェルリック(オランダ国立バレエ団プリンシパル)はウィーン国立バレエ団時代にルグリの薫陶を受け才能を伸ばした注目株である。ミハイロフスキー劇場からはファースト・ソリストのニキータ・チェトヴェリコフが参加し、ヴォロンツォーワとパートナーを組む。

倉永美沙&アンジェロ・グレコ   (C) Erik Tomasson

倉永美沙&アンジェロ・グレコ  (C) Erik Tomasson

上演作品も非常に魅力的で、鉄板の古典バレエからボリショイの伝家の宝刀『スパルタクス』よりパ・ド・ドゥ、ナチョ・ドゥアトの『ウィズアウト・ワーズ』よりまで多彩。ヘルギ・トマソン新作世界初演『ハーモニー』も披露される。

ナターシャ・マイヤー&ヤコブ・フェイフェルリック

ナターシャ・マイヤー&ヤコブ・フェイフェルリック

以上のように、演者・上演作品共に実に豪華でフレッシュ。ようやく本格再開し始めた世界のバレエ界の最新の息吹を感じることができる、スペシャルな公演となるだろう。

文=高橋森彦