1981年10月21日に「センチメンタル・ジャーニー」で歌手デビュー、“花の82年組”の代表的存在として史上最年少(当時)の日本武道館公演を成功させるなど、トップアイドルとして活躍してきた松本伊代。

その松本伊代のデビュー40周年記念アルバムの収録曲として、昨年(2020年)10月7日に亡くなった故・筒美京平の未発表のメロディが、新曲としてレコーディングされたことが明らかになった。40周年アルバムのタイトルは、『トレジャー・ヴォイス [40th Anniversary Song Book] 〜Dedicated to Kyohei Tsutsumi』。デビュー曲「センチメンタル・ジャーニー」をはじめ、松本伊代に数々の名曲を提供した筒美京平が、「はっきり言って美声ではないが、実にユニークな響きのある声、ちょっと甘えっぽく、少年的でもある伊代さんの声が私は大好きです。『真夏の出来事』を唄った平山三紀の低くブツブツ切れる様な声、少年時代の郷ひろみの妙に鼻に抜ける声と共に私の好きな三大ヴォイスのひとつです。」(2004年発売『松本伊代BOX』ライナーより抜粋)とメッセージを寄せていることにちなんだネーミング。

収録曲は、すべて筒美京平が作曲した作品で構成。松本自身に提供された曲のセルフリメイクの他、「くれないホテル」(オリジナル:西田佐知子)、「真夏の出来事」(オリジナル:平山三紀)、「あなたがいたから僕がいた」(オリジナル:郷ひろみ)、「シンデレラ・ハネムーン」(オリジナル:岩崎宏美)のカバーを収録。さらに、未発表の新曲「イエスタデイ・ワンス・モア」が、特別に収められる。

この曲は、1975年頃、ビクターのディレクターが預かった未使用のメロディ。たまたまリリースをする機会を逃していたもので、松本伊代の40周年記念曲として、この度、レコーディングされた。作詞は、同じく「センチメンタル・ジャーニー」を手がけた湯川れい子が担当。「京平先生の新曲があるなんて、夢のようです。ドキドキしながら聴かせていただいたら、やっぱりただものではないメロディです。実は『センチメンタル・ジャーニー』はドリス・デイ、『ラブ・ミー・テンダー』はエルヴィス・プレスリーの大ヒット・ナンバーでした。そこで今回も、何か歴史に残る洋楽のタイトルを考えて欲しいと言われて、頭に浮かんだのがカーペンターズの大ヒット曲『Yesterday Once More』だったのです。あのカレン・カーペンターの、一度聴いたら忘れられない癒しの声。そして伊代ちゃんの、長い年月を感じさせない甘い魅惑の声」をイメージして書いたと湯川はコメント。

編曲を担当したのは、4月に国際フォーラムで開催された筒美京平トリビュートコンサートの総指揮を務めた船山基紀。筒美京平メロディを知り尽くしたアレンジャーの力強いサポートも得て、どんな新曲に仕上がっているか、リリースを楽しみに待ちたい。

コメント

松本伊代
「センチメンタル・ジャーニー」のヒットのおかげで、40年も歌い続けることができました。
その大切なデビュー曲を作曲してくださった筒美京平先生の新曲を歌わせていただけて、本当に光栄です。最初に曲を聴いたとき、なんて素敵なメロディなんだろうと感激しました。しかも!やはりデビュー曲を書いてくださった湯川れい子先生が作詞を、京平先生のトリビュートコンサートでお世話になった船山基紀先生がアレンジをしてくださるなんて・・・もう夢のようです。
新曲「イエスタデイ・ワンス・モア」は私にとって新しい宝物(トレジャー)。
皆様への感謝を胸に、大切に歌い続けていきたいです。

湯川れい子
いつまでも歳を取らない伊代さんが、デビュー40周年と聞いただけでビックリです。
“伊代はまだ、16だから〜”という歌詞を書いた日から、もう40年が過ぎたのですね。
そのデビュー40周年を祝う記念曲として新しい歌詞を書いて下さい、と届けられたのが、デビュー曲の「センチメンタル・ジャーニー」を作曲された筒美京平先生の、まだ未使用のメロディでした。
え〜っ!? そんな京平先生の新曲があるなんて、夢のようです。ドキドキしながら聴かせていただいたら、やっぱりただものではないメロディです。
実は「センチメンタル・ジャーニー」はドリス・デイ、「ラブ・ミー・テンダー」はエルヴィス・プレスリーの大ヒッ
ト・ナンバーでした。
そこで今回も、何か歴史に残る洋楽のタイトルを考えて欲しいと言われて、頭に浮かんだのがカーペンターズの大ヒット曲「Yesterday Once More」だったのです。
あのカレン・カーペンターの、一度聴いたら忘れられない癒しの声。そして伊代ちゃんの、長い年月を感じ
させない甘い魅惑の声。
日曜日のキッチンの白いレースのカーテンの向こうから聴こえてくるような、そんな松本伊代さんの新曲が、今もこれからも、広く愛され、口ずさんで頂ける歌になることを、強く願ってやみません。
伊代ちゃん、デビュー40周年、おめでとうございます!!