LACCO TOWERがメジャー6枚目のアルバムに『青春』というタイトルを冠したことには驚きを隠せなかったが、コロナ禍を生きる中、まずは今を生きるというマインドは多くの人に共通しているはずだ。しかも全12曲の振り幅の広さや自由度の高さに風通しの良さも感じる。今回はメンバー全員に集まってもらい、アルバムの発端となった2019年終盤からコロナ禍の2年で感じたこと、制作スタンスの変化や、軸になった松川ケイスケのLACCO TOWERの”青春観“などをざっくばらんに話してもらった。

――アルバムのことをお伺いする前に、少し2021年を振り返って思うことがあれば聞かせてください。

塩﨑啓示:’20年は正直みんな今まで起きたことのない状況の中で、ある意味なんでもチャレンジできたんですけど、逆に今年は前と同じには戻らないんだなっていうのを実感をしてしまって。いろいろ現実を受け止めて、もうコロナと一緒に生活していくんだなっていうのを身にしみて実感したような感じですね。

真一ジェット:普通が変わっちゃいましたよね。その中でも去年と比べてということだと、リリースができたっていうのはすごい大きいかなと思ってて。それこそメジャーデビュー5周年の『闇夜に烏、雪に鷺』もそうですし、松川ジェットでメジャーデビューCDも出しましたし、で、今回の『青春』ということで、自分たちのやってきたことを世に出せたっていうのは一番大きなところかなと思うんですよ。

――今回の『青春』はいろいろやりきったんじゃないですか?サウンドもアレンジも新鮮な曲が多かったし、松川さんの歌詞もすごく素直だなと。

松川ケイスケ:ああ、ありがとうございます。僕らいつもこういうテーマでアルバム作ろうぜってことって、ほとんど今までもなくて、瞬間瞬間の感情みたいなものがアルバムで最後にパッケージすることが多いんです。今回は結構、制作期間も長かったし、まさに制作期間がドンピシャ、さっきメンバーが言ってたような状態だったんで、ここでぐらい素直になりたいというか、裸になりたいみたいな思いが(笑)、言葉の伝え方みたいなのにも出てきてるのかもしれないです。

――前作から改めて久々に話し合いを持つ機会が増えたと。それはコロナの前ではあったけど、今回はどうでした?

松川:今回も増えましたね(笑)。

真一:コロナになってだいぶ増えましたね。

塩﨑:今まで現場でしか会って話してないのが、もう毎週会議してるし、特に身動き出来ない時期はリハすら入りずらかったりするときは。そのときに見つけたどこの場所からでもリハはできるんだなっていう方法とか、僕らの中では新しいことをやってみて、結果的にそういう意味では進化できたのかなとは思います。

細川大介:実は‘20年の冬に6枚目のアルバム出すつもりだったんですよ。例えば「雪」はもともとは「雪の曲作りたいね」ってコロナが始まる前2019年くらいから構想はあったんですね。でもそこからコロナになって、発売できない、まだするべきじゃないってところでいろいろ紆余曲折あった感じですね。

だったら明日死んでもいいの?って言われて「や、そんなことない」となるというか

松川ケイスケ/LACCO TOWER

松川ケイスケ/LACCO TOWER

――2019年終わりぐらいからの気配を持ってた曲と、2020年に入ってからの気持ちって違うと思うんですが、どうでしたか?曲のニュアンスの変化は。

松川:これは結果論ではあるんですけど、前作を出してるときにバンドとしてもまぁ各々としても、たぶん少し「あ、これからどうしようかな」っていうのはなんとなくあったような気はするんです。で、そのときにちょうどコロナが来てそういうちょっとモヤッたものっていうのを考える暇もなく、会社をどう動かすとか、メンバーが会えない中でどうしようとかっていうところに頭をグッと、今までいたとこのステージと違うところにみんな持っていかれたような感覚があって。そういう意味では前のアルバムでどうやったかっていうのはーーもちろん忘れてるわけじゃないんですけど、結構新しい位置で全部を作り直したのかなっていうのはあって。アルバムの全曲ではなく途中からは特に。そういう感覚は作曲においても作詞においても、活動においてもあった気はしますね。だからこそアルバムタイトルを『青春』にしたかったっていうのもありますし。

――思ってた以上に生きることに執着があるというか。そういうことも逆に気づきますよね。

松川:いやそうですよね。別になんもせんとこと思ったら終わっちゃうわけで。だったら明日死んでもいいの?って言われて「や、そんなことない」となるというか。なんのために生きてるんやろ?みたいなことはそんなに直面したわけじゃないですけど、どっかしら頭にはあったんでしょうね。

細川:例えばコロナの前に作ってた曲はいかにして自分たちの音楽を広められるかってところが一番にあったんですけど、コロナ以降はミュージシャンとして、今何をしてお客さんに力を与えてあげられるのかっていうところにやっぱりフォーカスがいくようになってたんです。で、2021年になって、コロナとともに生きていくってなってからはお客さんのためにどうにかっていうのにプラスして、今、自分たちが何をしたいのかってとこに行き着くというか。その気持ちの3つの変化がアルバムに入ってるような感じが僕は結構してて。結果的に幅広い曲調になったのかなっていう気はしてますけどね。

同世代に聴かせても「いい」っていうんですよ、「青春」は

重田雅俊/LACCO TOWER

重田雅俊/LACCO TOWER

――タイトルチューンの「青春」は特に90年代の王道J-ロックで、てらいのなさが印象的です。

松川:「青春」自体はアルバムで一番最後にできた曲なんですよ。で、最後の曲もう1曲作る、いわゆるこのアルバムの代表曲を作るっていうときに、僕のほうから「実は今回『青春』ってアルバムタイトルにしたくて、こんな感じの曲調が良くて、それはこれこれこういう理由で入れたいんだと。そこから真ちゃんが作ってくれてみたいな、この流れは意外と今まであったようでなかったような感じなんですね。なので、ああいう曲調もさっき言っていただいた雰囲気とかそういうのも狙って作った曲ではありますね。で、やってて気持ちいいんですよね、やっぱり。昨日もスタジオでやったんですけど、みんなで合わせてても単純に楽しいというか。

細川:もともと、僕の中でですけど「雪」をリード曲にするってイメージでアルバムをずっと作ってたので、それをケイスケに言ったときに「「雪」はほんとにいい曲なんだけど、タイトルトラックにするにはこの曲じゃない気がする」って言われて、そのときにケイスケがすごく言ってたのが、心が躍るじゃないですけど、高揚できるような曲を今回はメインに持ってくるべきだと思うって話をされて。僕もそのときは「おお、そういう感じか」と。ケイスケの中ではビジョンが見えてて、僕も今回「青春」作ってみて、「あ、やっぱりこっちで合ってたんだな」っていうのはそれこそスタジオでみんなでやってるときに感じるというか、僕らも元気を貰えるような曲だったから、今の時代に合ってたのかなと思います。

――40代を迎えようとするバンドマンによるバンド讃歌というか。

重田雅俊:同世代に聴かせても「いい」っていうんですよ、「青春」は。俺らのちょっと下とかでも。後輩連中も「何回も聴いてます」みたいな。そういうの嬉しくないですか。同世代に響くっていう。

――LACCO TOWERには強力な曲はいっぱいあるんですけど、アンセム的な曲が初めて来たかなと。

一同:あ〜。

真一:ケイスケからアルバムタイトルのことを伝えられる前に、実はもう1曲、ベース、ドラムまで録り終わっている曲があって。その後にずばり曲名も「青春」でいきたいって話があった上で「よし、もう1曲作ろう!」って出来たのが「青春」なんですよ。だからキーボード、ギター、歌乗せてないのが1曲ある(笑)。

松川:そうそう。それも大介と録った後に話して。ま、真ちゃんは作ってくれる人だから、まず大介と話して。「うーん……いや、もう1曲行こう」と(笑)。

細川:その曲も青春をテーマに作ったんですけど、ちょっと若いじゃないですけど、パンクなメロコア的な曲を作ったんですね。

松川:青春パンクっぽい曲をね。

細川:そうそう。これはこれでいいんだけど、今のLACCO TOWERがタイトルトラックとして出すのはこれじゃないんじゃないかっていう話になって、せっかくベース、ドラム録ってもらって、一応できてたんですけど、「すいません」って言って。

――青春パンクみたいなものじゃなくて、みなさんが通ってきた90年代的なものっていうのが素直に出てることがいいんでしょうね。

細川:青春パンクって言葉が分かりにくくしてる気もしてて。僕の青春としてはパンク通ってないから、僕の青春って言われたら、どっちかというとB’zだったりとか、それこそLUNA SEAとかそっちが僕の青春の曲ではあるので。

――そうやってだんだん、LACCO TOWERの青春のイメージにフォーカスしていったと。

松川:そうですね。だからジャケットを作る時も、今回、大介も関わってくれたんですけど、こういう感じじゃないよね、っていうのが大介からきたんですよ。例えば海辺で男の子と女の子が走ってたりとか、制服着た二人とかじゃなくて、なるべくモノトーンで、今回持ってる花もドライフラワーですけど、要はみんなが歩んできた青春をもう1回なぞるってことではなくて、今僕らがいるこの瞬間こそが、青春って言葉を使ってもいいんじゃないかなと思って。この2〜3年経て、僕らがやってることってなんだろうって考えたときに、挑戦とか勝負とか努力とかはなんか違うなって思ったとき、一番当てはまるのが青春だったんですよ。で、今回はそれをアルバムとしても表現したくて。大介が「ジャケットはこうじゃないよね」って言ってくれたとき、「そうそう、そういうことなのよ」ってたぶんみんなに意思が通じた感じですね。

「次回にとっとこう」っていうのはなるべくやめて、今一番やりたいことを出したって感じですね。

細川大介/LACCO TOWER

細川大介/LACCO TOWER

――今回シンガロングが多くて。しかもオーオー言うために入ってるんじゃなくて必然的な曲に出てくるなと。「証明」とか「無戦無敗」とか印象的ですけど、意外でした。

真一:シンガロング、応援的なものを多く入れてこうみたいな意識は全くしてなくて、今言われて気が付きました。

――今はシンガロングできないけど、いつかできるときのためにみたいな?

真一:心の奥底にそれを求めてるものがあったのかもしれないですね。

――前作からなんとなくのLACCO TOWERのイメージを捨ててきて、今回は初めて聴く人でも説明なしで分かるような印象はあります。

松川:無理にかっこつけなくてもいいかなっていうのは年齢とともに意外と自分の中では出てきたのかもしれないですね。自然体でいるのって怖いタイプだったんですよ。われわれの業界ってそのまま行く人もいるんですけど、僕個人はどちらかというとそうじゃなくて、ほんとの自分と表にいる自分の兼ね合いみたいなのを歳取るとともに混ぜ合ってきてる。少しシンプルにしても恥ずかしくないのかなっていうのはありますね。

細川:曲作りでもそれはあると思ってて。やっぱり新しいアルバムって新しいことをやらなくてはいけないみたいな勝手な固定観念があると思うんです、ミュージシャンって。このアレンジいいんだけど前回やってるから敢えてやめちゃうみたいな。で、もっと新しいアレンジを模索していくって、結構あると思うんですけど、今回は臆せずに「いや、でもこれが一番かっこいいアレンジなんだからこれでいこうよ」みたいな。そういうのを恥ずかしくなくできるようになったのはもしかしたら今回のアルバムーーいつまでもアルバム出せるかもわかんないから、今できることを精一杯やるのが一番いいんじゃないかって。

松川:その話もしたね。盤がね。

細川:そう。やっぱ僕らの世代のミュージシャンにとってアルバムの盤ってすごい大事だと思うんですね。それがやっぱりもしかしたら来年出せなくなっちゃうかもしれないってことを考えると、後悔しないアルバムを作りたいっていうのはずっと思ってるし、みんなにそれは言って、「次回にとっとこう」っていうのはなるべくやめて、今一番やりたいことを出したって感じですね。

松川:ここ何年かで盤も必要性がすごく変わってきて、なんか記念品みたいになりつつあるというか。で、そういう意味でほんとにどのぐらいこのシステムがどれぐらい続くか分からないよねっていうのもあって。ま、正直、自分たちも便利なとこは便利な方がいいですし、その辺の葛藤はありましたね、今回。

――そういう理由もあったと。歌詞についてですが、「化物」や「罪」は現代の世情というか、松川さんもSNS上の誹謗中傷に黙るしかないことがあったんですか?

松川:いや、ありますよね。それは正直5人の中では一番スポークスマンなんで、僕の言ってることがLACCO TOWERの言ってることになったりもするし。メンバーにも事務所にも誰にも言ってないですけど、やっぱそういうのも来ますしね。手紙に書かれたこともありますし、わざわざえらい労力やなと(苦笑)。逆にもちろん嬉しい言葉もありますし。それに面と向かってぎゃあぎゃあ言うのもちょっと違う気がするし、だったら僕らが一番使える技でそういうこと書いてやろうと思って。ちょっとかっこつけてる部分はあるかもしれないです。

――松川さんなりの言い方だと思いますよ。

松川:ありがとうございます。僕もどっちかというとそんな強い方ではないので、吐き出し口をうまいことみんなに用意して頂いてるような感じですね。

細川:僕は嬉しいですね。僕もやっぱりあるんで、そういうのを見ると「よくぞ言ってくれた」じゃないですけど。ジャーナリストが戦争じゃなくてペンで戦ってるように、僕らは曲と詞で戦ってるので、そういうところでケイスケが思いを伝えてくれてるっていうのは嬉しいです。

真一ジェット/LACCO TOWER

真一ジェット/LACCO TOWER

――「口紅」のアレンジ、面白いですね。

真一:「口紅」こそなんにも考えずに自然とできた曲で。

松川:僕、最初に聴いた時「ああ、こいつもうあかんな」「壊れた」と思って(笑)。まぁ力抜いて作ったんだろうなと思いましたね。

細川:ああいうアコースティックなナンバーで、爽やかっぽいんですけどちょっと狂気に満ちてると言うか、歌詞もちょっと怖く聴こえてくるっていうのはLACCO TOWERにしかできないようなサウンドなんじゃないかと思うんですけどね。僕、一番怖いですもん、あれ聴いてて。

――ピアノリフのループってある種、狂気的というか。

松川:僕はギターソロを絶賛したことを覚えてるんですけど。

細川:あれはもともとデモで使ってたソロで、まだ歌詞も乗ってなかったので美しいサウンドを壊したくなっちゃって。レコーディングが辛くて(笑)。で、むちゃくちゃな音にして勢いで弾いてみたら、「すごいいい」ってなって、弾き直さないでそれをそのまま使おうと思って、デモのまんま使ってるんですよね。

――トラックメイキング的な曲ですね。

細川:うちってドラムとベースがすごいうまいんで、ここがしっかりしてたら結構何やってもいい感じになっちゃうんですよね。そういう意味ではLACCO TOWERのレコーディングではドラムとベースって、それこそギターのテーマとかがないうちに録ってもらってるんで。だからこそ安心してギター乗せていけるっていうのはあるので、すごい感謝してますね。

重田:上モノの3人が刃物なんで。

――刃物(笑)。

重田:戦ってもらって、俺らは防具のほうで。

――(笑)。あとは必ずしも遠距離恋愛だけじゃないけど、コロナで人に会えないっていう現実があるから、会えないソングがリアリティを増しますね。

松川:そうですね。「独白」とかそのへんは特に。

――しかも「いつになったらまた君に会えるのか」じゃなくて「君に会おうか」なところが、絶妙ですね。

松川:ありがとうございます。そこまで感じていただいて。「独白」って言葉自体を見つけたときに、もうダダダって書きたいことが出てきたというか。タイトルから入るケース、結構多いんですけど。まさに、ですね。そこは確か「消えると知って 燃やすマッチのように」ってところから書き始めたんですよ。それで今の状況を書きたくて。まぁ会えない会えない言ってるけど、会ったら会ったで会いたくなくなるしみたいなところもあるし。なんかその辺の矛盾とかも含めて、ちょっと自分的にも少しダウナーな時期でもあったので、それはすごくそのまま表現させていただいてます。

――「雪」も近いテーマですね。離れ離れにならざるをえない世代の並行世界みたいな。

松川:ほんとにね、幸せな歌がなくて。だいたい離れるね……(笑)。

真一:この曲のサビはキャッチーな明るい曲なんですけど、歌詞に切なさを求めてたんですね。なのでケイスケに切ない系の歌詞を乗せてくれと頼みました。

塩﨑:僕らが聴きたい冬ソング。

細川:それこそ僕らが青春の頃に聴いていた冬ソングじゃないですけど、あの頃はストリングスが全開でって感じじゃなくて、バンドはバンドサウンドっていうのがあったので、ほんとに5人だけで完結できるような雪ソングを作りたくて。だから作ってる時、真ちゃんに、この曲はギターで雪を表現したいからあんまりストリングスをメインに出したくないって伝えてました。

この期に及んで「はじめまして」なんてとこに行く、その選択肢はなかったですね

塩﨑啓示/LACCO TOWER

塩﨑啓示/LACCO TOWER

――そしてすでに売り切れてる会場も多いかと思うんですがツアー「青春旅行」が年明けからスタートします。ゆかりのライブハウスに行こう、しかも「青春旅行」ってタイトルがハマりすぎてて恐ろしい(笑)。

細川:その中では東京の渋谷CYCLONEって、なかなかバンドではやれてなかったとこなんですけど、実は想い出深いところで。実はLACCO TOWERが初ライブしたのも、僕が加入する前に違うバンドで対バンしたのも、真一ジェットも違うバンドで対バンしたのもCYCLONEだし。啓示が「ここは入れたいんだよね」って言ってくれたときにそういうところまで考えてツアー作ってんだなって。そういうのはお客さんにもきっと伝わるんじゃないかなと思いましたね。

――各ライブハウスの皆さんも嬉しいと思います。

塩﨑:このご時世で行きたくても行けなくなってしまった会場もいっぱいあるし、じゃあ改めてアルバム引っさげてのツアーどうしようか?って、この期に及んで「はじめまして」なんてとこに行く、その選択肢はなかったですね。

細川:成功させるためには行く人数も絞って、ほんとに初期のような感じじゃないですけど、最小人数でやるっていうのを啓示に聞かせてもらって。じゃあ開催するのも意味があるんじゃないかなというか。これでいつもどおりのスタッフ陣連れて行ったら、とても回収できないので。それでもここでやる意味があるんだっていうのは熱い思いを感じましたね。

――久しぶりに会う方もたくさんいるでしょうね。

松川:めっちゃいますね。ほんとはもっと行きたいんですけど、泣く泣く。やっぱり「青春」の歌詞にも出てくるんですけど、最初にここでやったんだからここでやるんだとか甘ったるいことばかりは言ってられない反面、でも、ソロバンはじくだけはやりたくないし。勿論周りには僕らより大きなハコでやってる仲間のバンドマンもいっぱいいます。でもやっぱり彼らと違うんですよね。ちょっと感覚的に。逆に僕らみたいに全国ツアー回れないバンドだっているわけで。なんかそういうことを色々考えると、ツアー組んでくれてる時がちょうど「青春」を作ってたぐらいの時だったっていうのもあって、ただかっこよくやりたいというよりは酸いも甘いも持ってって、今回はお世話になったところを回れればなって結論に至った感じです。

LACCO TOWER

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取材、文=石角友香 Photo by菊池貴裕