伝統ある「第60回大阪国際フェスティバル2022」の一環で、音楽ファン垂涎ものの夢の共演が実現する。ボーダレスな活躍で常に話題を集めている世界的ジャズピアニスト小曽根真と、指揮者、鍵盤楽器奏者にして作曲家、プロデューサーなど、マルチに活躍する鈴木優人がフェスティバルホールのステージで共演することが発表された。鈴木優人が指揮するのは、フェスティバルホールを本拠地としている大阪フィル。今回のコンサートの顔合わせの場に現れた二人は、再会を果たした知己のように上機嫌!

小曽根真と鈴木優人にあんなコトやこんなコトを聞いてみた。

二人にあんなコトやこんなコトを聞いてみた。  (C)N.IKEGAMI

二人にあんなコトやこんなコトを聞いてみた。  (C)N.IKEGAMI

―― 初めてお二人が顔を合わされたのはいつですか。

小曽根 あれは10年くらい前ですかね。鈴木さんがラ・フォル・ジュルネに出演するためにオランダから帰国された時に、ばったりホテルのバーで出会いました。その時に「小曽根さん、ぜひ一緒にやりましょう!」と声をかけてくださって、嬉しかったですよ。ミュージシャンは一緒にやろう!と言って貰えるのが何よりも嬉しいのです。

鈴木 そんなことありましたね。ずいぶん時間がかかりましたが、漸く実現します。

―― その後も互いの活動を意識して来られたということですね。

小曽根 SNSのおかげで、八面六臂のご活躍はいつもチェックしています。昨年の、BLUE NOTE TOKYOにチェンバロを持ち込んでのライブは会場で拝聴しましたが、画期的でした。上質な音楽を、お酒を飲みながら聴くという贅沢。ああいう感覚、いいですね。僕は勝手に鈴木さんのことをファミリーだと思っています(笑)。

鈴木 嬉しいです! 小曽根さんが神戸のご出身だと知ったのは随分後になってからだと思います。僕も小学校2年くらいまで神戸に住んでいたので驚きました。最近の活動で一番刺激的だったのは、 “Welcome To Our Living Room” (4/9〜5/31 小曽根邸)ですね。コロナ禍に於いて、色んな人が色んな反応をしましたが、一番ポジティブな反応が小曽根さんでした。自宅から惜しげもなく音楽を届ける。その振り切り方が格好良かった。

コロナ禍に於いて、一番ポジティブな反応が小曽根さんでした。  (C)N.IKEGAMI

コロナ禍に於いて、一番ポジティブな反応が小曽根さんでした。  (C)N.IKEGAMI

小曽根 普段ならコンサートやレコーディング活動をしている立場から、無料で音楽の配信なんて出来ませんが、あんな状況だったので皆さんへの恩返しのつもりでした。しかし、結果的に、僕たちの方が元気をもらいました。

鈴木 うちの家にはあんなフォトジェニックなリビングルームはありませんが(笑)、ウィーンのサッシャ・ゲッツェルからの誘いでインスタライブをやりました。あんな時だからだと思いますが、音楽の話をしているだけで喜んでくださる方が多いのにびっくりしました。小曽根さんの“リビングルームライブ”は、すごく音が良かったのですが、収録の秘訣など教えて頂けますか?

小曽根 あれ、マイクを2本、ピアノの蓋につけただけなのですよ。天井が高いので、よく響いたみたいですね。

鈴木 すごく自然体でライブをやられているのが素敵でした。何かに駆り立てられるようにやるのではなく、あの状況で皆に楽しんでもらいたいという自然な発想に共感したのです。真剣だけど軽やかで柔らかい。そのギャップが格好良いと思いました。今回一緒にやらせて頂けることは本当に光栄です。

―― “リビングルームライブ”に関して言えば、あの自粛期間中に、毎日夜の9時になれば必ず小曽根さんのライブが聴けるという、絶対的な安心感が嬉しかったです。

小曽根 有難うございます。連日、自宅に居ながらにして、ツアーをしているみたいな感じでした。何時にご飯食べて、何時にシャワーして、何時からセットアップ始めて…。家内が蝋燭をいっぱい買ってきて、カメラを確認しながら蝋燭を置いていくのも素敵でした(笑)。もちろんリクエストの中から何を弾くかも考えました。結局、53日で460曲くらい弾きました。ジャズミュージシャンは、会うとまず「君、レパートリーは何曲持っているの?」が名刺代わりの挨拶です。だいたい300曲くらいが平均じゃないかな。自慢みたいに聞こえると嫌なのですが、460曲をメモリーで弾けた。まだジャズ屋としてやっていけると思いましたね(笑)。僕がピアノを弾けば誰かがハッピーになる。それはザ・シンフォニーホールで大植英次さんと大阪フィル相手にバーンスタインの「不安の時代」をやっている時も同じ。ジョイなんですよ!リビングルームでも、ザ・シンフォニーホールでもピアノを弾くと、そこにジョイがある。鈴木さんとの共演で確信していることがあります。二人の共演によるエネルギーは×2で済みそうにありません。×6とか×8とかくらいにエネルギーが広がっていくはずです。もう、楽しみしかないですね(笑)。

僕がピアノを弾けば誰かがハッピーになる。ジョイなんです!  (C)N.IKEGAMI

僕がピアノを弾けば誰かがハッピーになる。ジョイなんです!  (C)N.IKEGAMI

―― 今回のコンサート、鈴木さんはどのように捉えていますか?

鈴木 小曽根さんの弾くラヴェルのピアノコンチェルトがあって、モーツァルトはそこからの長大なアンコールなのかもしれません。ラヴェルに感動したお客様がアンコールを求めていると、ピアノが奥からゴロゴロと出て来て、サプライズのような感じでモーツァルトが始まる。そんな風にモーツァルトが出来たら良いですね。

小曽根 フェスティバルならですよね。

―― まず、モーツァルトの2台ピアノからお聞きします。忘れられないのが、チック・コリアさんと演奏された、尾高忠明さんとN響の演奏(2016年5月 NHKホール)です。あの時のカデンツァは、チック・コリアさんが書かれたそうですね。テレビ中継が有ったので、あの時の演奏は私のヘビーローテーションです。

小曽根 そうでした。あの時チックは書きたかったんでしょうね。珍しいなぁと思いました。初めて一緒にやったパルテノン多摩での演奏(1996年7月多摩中央公園特設水上ステージ)は、自由奔放過ぎて、「それ今、モーツァルト弾いてます?」という感じだったような(笑)。

鈴木 かなりフリーでしたね(笑)。

小曽根 そんなことがあったからかもしれませんね。前回は彼がアレンジしたのを設計図として持って来て、マコト、これでやろうと。面白かったですよ、アレはアレで。

―― 今回はどうなりそうですか?

鈴木 うーん、良い質問ですね(笑)。

うーん、良い質問ですね!   (C)N.IKEGAMI

うーん、良い質問ですね!   (C)N.IKEGAMI

小曽根 どうしましょうかね。鈴木さんもアドリブやられるので。全然心配はないのですが。

鈴木 アイデアを持ち寄る感じになるのかなぁと思っています。2台ピアノのカデンツァって意外に難しいのです。

小曽根 何か法則を決めてやっていくところと、決めておいて敢えて壊すところ。そういうのが面白い(笑)。壊しても、モーツァルトはチャーミングでなければいけない。モーツァルトはあんまり頭でっかちになってしまうと良くないと思うのです。だから決めすぎない方が良いと思っています。

鈴木 決めない方が楽しいでしょうね。例え失敗しても、迷惑をかける相手は一人だけなので(笑)。

小曽根 迷惑だなんて。カデンツァになったら基本的に間違いはありません。特にジャズの世界では。例えば出た音が、僕がBを弾いた時に、相手はHを弾く。不協和音になって、ぶつかったと言うのか、これを楽しめるのかだと思います。出た音が真実なので、そこからどこへ行くのか。それを紡ぐのが僕は音楽家だと思います。即興でやって行く意味もそこにあると思う。出た音で一喜一憂するのではなく、その音を楽しまないと。相手の音楽を聴きながら、3拍子をやり始めたら、僕は4拍子。ストラヴィンスキーみたいになって。でも考えて作ってしまうと面白くない。結果として、どうやって辻褄を合わせるのか。最後、ジャーンと一緒に終われるのか。そういう会話、鈴木さんとなら絶対大丈夫。音楽の言語をご存知ですから。

鈴木 ハラハラドキドキすると思いますが、それが楽しいと思います。お客様も一緒にワクワクドキドキの旅に出かけましょう(笑)。

―― ラヴェルのコンチェルトに対する思いを聞かせてください。アルバムにも第2楽章を録音されていますね。

小曽根 大好きです。ジャズ屋はラヴェルが好きなはず。ハービー・ハンコックも自分のアルバムに録音しています。皆が好きな曲ですが、弾くのは大変な曲です。

―― アルバムでは最初、楽譜通りに弾かれています。

小曽根 そうですね。実際の演奏ではアルペジオに入った所で、メロディがコールアングレに移ります。ピアノ1台ではメロディが無くなってしまうので、そこからはメロディを入れながら16分音符でアルペジオを弾いています。 ラヴェルが「俺、そんな事書いてない!」って怒っていると思います(笑)。

―― 小曽根さん、ラヴェルのコンチェルトの聴きどころを教えてください。

小曽根 えー、僕に聴きますか⁈ 話したらその通りに弾かないといけないからなぁ(笑)。

 ラヴェルが「俺、そんな事書いてない!」って怒っていると思います(笑)。  (C)N.IKEGAMI

ラヴェルが「俺、そんな事書いてない!」って怒っていると思います(笑)。  (C)N.IKEGAMI

鈴木 完璧なピアニズム!

小曽根 ほらほら、またそんなことを言う(笑)。

鈴木 出だしのピアノの掴み、凄いですよね。

小曽根 ラヴェルの冒頭、どう弾くかはそのピアニストのセンス。僕は、キラキラを少し抑えて、ベールがかかったオーロラのような感じで鳴らしたい。とは言っても、オーケストラがどう来るか判らないので、本番ではオケの音を聴きながら、どうやって自分の音をブレンドさせて行くのか。これがとても楽しい作業なのです。

―― そのコトなのですが、指揮者の意向と自分のやりたい音楽で、意見がぶつかった場合、どうされますか?

「お二人とも、人のハナシをちゃんと聞かれる。その姿勢は、音楽でも変わらないように思いました。」記者談  (C)N.IKEGAMI

「お二人とも、人のハナシをちゃんと聞かれる。その姿勢は、音楽でも変わらないように思いました。」記者談  (C)N.IKEGAMI

小曽根 僕は指揮者と揉めることは絶対にありません。何故なら「そう来るか!」と思うから。ジャズ屋が凄いのか、ポリシーが無いのか分かりませんが(笑)、基本的に絶対こう弾きたいというのはありません。ジャズは即興で弾くので、出た音が真実なのです。もちろん、テンポなんかは希望を伝えることはありますよ。

ジャズは即興で弾くので、出た音が真実なのです。   (C)N.IKEGAMI

ジャズは即興で弾くので、出た音が真実なのです。   (C)N.IKEGAMI

鈴木 一緒に音楽を作っているので、それは当然です。

―― 後半は、鈴木さんの指揮で「展覧会の絵」です。

鈴木 「展覧会の絵」はムソルグスキーですが、管弦楽版はラヴェルの編曲です。ラヴェルで始まって、ラヴェルで終わる。コンチェルトの指揮から始まり、弾き振りを経て、最後は指揮者に徹する。いろいろな役割を1回のコンサートの中でお見せする事になります。この曲はシンフォニーと違って、それぞれタイトルが付いている。元となる絵も、ちょっとネットで調べれば簡単に出てきます。大変ピクチャレスクな曲で、かしこまって聴く曲ではありません。コンチェルト2曲の後に休憩は入りますが、コンサート全体を一つの作品として捉えていただくと、このプログラムの狙いのようなものが見えるかもしれません。

小曽根 そうそう、全体を通して大きな流れが有るよね。

鈴木 「展覧会の絵」の最後を飾るのが「キエフの大門」です。これまでに何度も指揮をしているこの曲、今演奏する事の意味を考えてしまいますね。それはきっとお客様も同じこと。知り合いにウクライナ出身の人たちも多く、色々なことに思いを馳せながら、心を込めて演奏しようと思っています。

「キエフの大門」は、色々なことに思いを馳せながら、心を込めて演奏しようと思っています。  (C)N.IKEGAMI

「キエフの大門」は、色々なことに思いを馳せながら、心を込めて演奏しようと思っています。  (C)N.IKEGAMI

会うべくして出会った二人。共にボーダレスに活動している二人だからこそ、分かり合い、互いをリスペクトしていることが、言葉の端々に見て取れる。インタビュー後半はまさに、あんなコトやこんなコトについて語ってくれている。

―― 今回、オーケストラは大阪フィル、会場はフェスティバルホールです。

小曽根 大阪フィルとはこれまで何度も一緒にやっていますが、フェスティバルホールではやっていません。僕はNo Name Horsesの10周年の「ROAD」ツアーと、読売日本交響楽団の大阪定期演奏会の2度、フェスのステージに立っています。読響は、それこそさっき話題に上がっていたサッシャ・ゲッツェルの指揮で、モーツァルトの23番のコンチェルトでした。昔のフェスは音の跳ね返りが凄かったのですが、今はそんな事は一切なく、素晴らしいです。フェスのステージから見る客席は格別。満杯なら凄い景色のはず。楽しみです。

鈴木 今回が記念すべきフェスティバルホールデビューで、とても楽しみです。大阪フィルは代役で2度指揮しました。岐阜のサラマンカホール、滋賀のびわ湖ホールと来て、いよいよ大阪のフェスティバルホールです(笑)。大阪フィルは、神戸育ちにとっては特別なオーケストラ。2度の本番はしっかりコミュニケーションが取れて、とても楽しかったです。フェスを本拠地にしている大阪フィルなので、心強いです。

「今回がフェスティバルホールデビューなんです」(鈴木)「思いっきり楽しみましょう!」(小曽根)  (C)N.IKEGAMI

「今回がフェスティバルホールデビューなんです」(鈴木)「思いっきり楽しみましょう!」(小曽根)  (C)N.IKEGAMI

―― 小曽根さん、大阪フィルとの関係はもちろんですが、歴代シェフの大植英次さん、井上道義さん、尾高忠明さんとも深い縁で結ばれておられます。

小曽根 本当に。色々なオケで道義さんとも忠さんともやらせて頂いていますが、大阪フィルとしては、大植さんとの共演が圧倒的に多いですね。いちばんの思い出は、バーンスタインの交響曲第2番「不安の時代」です。冗談で、第2ピアノに座ったら、大植さんが、「違う違う、こっち!」って。あとで定期演奏会だった事に気づき、しまった!と冷や汗が(笑)。

―― 大阪フィルさんから「カデンツァはいくらでも待ちますので、お気になさらず思う存分弾いてください。メンバーも楽しみにしています。」というメッセージを頂いています。

鈴木 おー、小曽根さん思う存分やれますよ(笑)。

小曽根 いやいや、誰か止めてくれないと(笑)。

互いを認め、リスペクトし合っている二人。  (C)N.IKEGAMI

互いを認め、リスペクトし合っている二人。  (C)N.IKEGAMI

―― 鈴木さんは現在、読響の指揮者・クリエイティブ・パートナーという事ですが、小曽根さんが角野隼斗さんの代役として、読響の演奏会(2022年2月 新宿文化センター)でガーシュウィンのピアノ協奏曲へ調を弾かれたハナシが、すご過ぎて…。あれ読響のテレビ番組「読響プレミア」が収録していたお陰で、見る事ができました。

小曽根 あれは大変でした(笑)。車で静岡に向かって走っていると、マネージャーから朝9時に電話が鳴って、今夜の演奏会で体調不良のカティン君の代わりにガーシュウィンの「コンチェルト・イン・F」をやれるかと聞かれたのです。3時のリハーサルに参加するのは無理で、何とか頑張っても本番までに会場に着けるかどうかだって答えました。仲の良いカティン(角野隼斗)君の代わりでもあるので、何とかやってみようかと。

いやー、あれは大変でした(笑)。  (C)N.IKEGAMI

いやー、あれは大変でした(笑)。  (C)N.IKEGAMI

―― ガーシュウィンのピアノ協奏曲へ調は、いつ弾かれたのですか。

小曽根 九州交響楽団と昨年(2021年)11月の定期でやりました。偶然にも読響を指揮する太田弦さんの指揮で演奏していたのです。しかし3ヶ月ほど経過しているし、細かいニュアンスは忘れています。だけど、あの曲は演奏機会の多い曲ではないので、替わりに弾ける人はいないだろうと思って引き受けました。実際にホールに着いたのが18時半。プログラムを前半と後半、入れ替えて進んでいたので、20時の出番までに着替えて指慣らしをして…。結局、本番のピアノに触れたのはステージに上がってから。急遽、公開リハーサルという形で15分だけマエストロと確認作業をやって、本番でした。もちろん100点満点にはなりませんが、比較的上手くいったと思います。久しぶりに、よっしゃ、やってやろう!という気持ちになりましたね。

鈴木 内心、どこまでやれるだろう的な楽しみな気持も、有ったのではないですか?

小曽根 それはあります。もちろん、ある程度やれる自信がないと引き受けられませんから。

鈴木 新たな武勇伝が誕生しましたね(笑)。

内心、どこまでやれるか、楽しみな気持ちも有ったのではないですか?  (C)N.IKEGAMI

内心、どこまでやれるか、楽しみな気持ちも有ったのではないですか?  (C)N.IKEGAMI

小曽根 これで、ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」と「コンチェルト・イン・F」だけは、急に言われても何とか対応出来る自信は付きました。

―― テレビの音楽番組で、人気ジャズミュージシャンのエスペランサ・スポルディングが、「クラシック畑の人は、もっと自分の即興性に自信を持てば良いのに」といったような事を話されていました。

小曽根 全くその通りだと思います。クラシック畑の皆さんは技術的に弾けるのは間違いない。最初の一歩をどう踏み出すのか、それを皆さんは怖いと仰います。僕は「即興をやってみましょう。何か好きな音を弾いてください」と言います。ミを弾かれたら僕もミを弾く。「もう一度ミを弾くのか、ファに行くのか自分で決めてください」と言います。そうして動き始めると、音楽家は不思議と前に進んでいきます。これが面白い。だから最初の一歩の踏み出し方だけ導いてあげれば、あとは大丈夫なのです。

―― そんなものですか。

小曽根 そんなものです(笑)。オケで弾かれている皆さんなら、素晴らしい音楽をいっぱいやって来られて、羨ましいくらいのボキャブラリーをお持ちです。それのアウトプットのラインを作って上げさえすれば、皆さんすごいですよ。僕はそんな奇跡のような場面をいっぱい見て来ています。

僕はそんな奇跡のような場面をいっぱい見て来ています。  (C)N.IKEGAMI

僕はそんな奇跡のような場面をいっぱい見て来ています。  (C)N.IKEGAMI

―― 鈴木さん、最後にファンの皆様へメッセージをお願いします。

鈴木 敬愛する小曽根さんのハナシを色々伺えて勉強になりました。今回のプログラムは、ソリストが小曽根さんということを抜きにしても、前半に素晴らしいピアノコンチェルトが2曲聴けて、後半には名曲「展覧会の絵」。トランペットで始まり、トランペットで終わる華やかなプログラム。しかも小曽根さんの違った面が見られる贅沢なプログラムです。皆さまと同じく、私も楽しみにしています。フェスティバルホールデビューが小曽根さんとの初共演。初めては1度しかないので、思いっきり楽しみたいと思っています。どうぞご期待ください。

―― では小曽根さん、よろしくお願いします。

小曽根 鈴木さんと本日お会いして、もの凄く気が合うことを確信しましたが、やはり音楽に関しては未知数です。こうやって話すのと、ピアノを前に話すのとでは違います。皆さまをきっと、見たことの無い世界にお連れ出来るはずです。鈴木さんとの共演を確かめに、フェスティバルホールに遊びに来てください。お待ちしています。

―― 小曽根さん、鈴木さん、お忙しいところありがとうございました。

皆さまのご来場を、フェスティバルホールでお待ちしています!  (C)N.IKEGAMI

皆さまのご来場を、フェスティバルホールでお待ちしています!  (C)N.IKEGAMI

取材・文=磯島浩彰