女優の有村架純(24)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ひよっこ」(月〜土曜前8・00)の第110話が8日に放送され、平均視聴率は23・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが9日、分かった。第105話(8月2日)の23・5%を上回り、中5日でまたも自己最高を更新した。

 今回の23・7%は、2010年前期「ゲゲゲの女房」の最高23・6%、10年後期「てっぱん」の最高23・6%を上回った。前回の自己最高23・5%で15年前期「まれ」の最高22・7%、11年前期「おひさま」の最高22・6%、16年後期「べっぴんさん」の最高22・5%を既に上回っており、今後、どこまで数字を伸ばすか、注目される。

 1961年(昭36)に始まった朝ドラは2000年代半ばあたりから低迷期に。しかし、2010年代に入り、復活を遂げた。その突破口を開いたのが、松下奈緒(32)がヒロインを務めた「ゲゲゲの女房」。放送時間を48年ぶりに変更し、15分繰り上げの午前8時スタートに。ブームを巻き起こし、朝ドラの転換点とも位置付けられる。

 第94話(7月20日)から17回連続の大台突破。第17週(7月24日〜29日)、第18週(7月31日〜8月5日)と、ヒロイン・みね子(有村)が行方不明だった父・実(沢村一樹)と劇的な再会を果たしたものの、記憶喪失になっていることが判明。しかも、行方不明になっていた2年半、人気女優の川本世津子(菅野美穂)と生活を共に。実と妻・美代子(木村佳乃)の再会、さらに、実を救った世津子との“別れ”も描かれるなど、シリアス路線に急展開した。視聴者は「次が気になって仕方がない」と固唾をのんで見守り、一気に火がついた。第18週の週間平均視聴率22・4%(ビデオリサーチ調べのデータを基に算出、関東地区)は自己最高を更新した。

 視聴率は序盤こそ苦戦したものの、第11週からヒロインが働く東京・赤坂の洋食屋「すずふり亭」、アパート「あかね荘」が主舞台になり、ザ・ビートルズ来日が描かれるなど、物語はさらに躍動。谷田部家の新たなストーリーが始まった第19週(8月7日〜12日)にも注目が集まっており、勢いそのままに絶好調をキープしている。 次の“狙い”は12年前期「梅ちゃん先生」の最高24・9%となる。