俳優の山田孝之(33)が愛読漫画「ハード・コア―平成地獄ブラザーズ」をプロデュースし、主演で映画化する。

 作・狩撫麻礼氏、画・いましろたかし氏による作品で、90年代に漫画誌「グランドチャンピオン」で連載され、男性を中心に根強い人気を持つ。山田は5年ほど前に読んではまり、映画化を熱望。公私にわたって親しい山下敦弘監督(40)に企画を提案したところ、山下監督も20年近く前に読んでいて大ファンだったため、実現した。

 山田が映画をプロデュースするのは、山下監督と組んで6月に公開された「映画 山田孝之3D」に続き2度目となる。

 映画のタイトルは「ハード・コア」で、信念を曲げることができず世間になじめないアウトローの権藤右近が主人公。素朴な友人・牛山とロボットを発見し、弟でエリート商社マンの権藤左近を巻き込み風変わりな男たちの青春ドラマを描く。

 今月から撮影がスタート。山田は「男たちの結末に、僕は泣いた。それはきっと、曲がった世界を真っすぐに生きる男の姿、そこに間違いなく憧れがあるからだろう」と思い入れたっぷり。

 左近役で山田と初めて兄弟を演じる佐藤健(28)は「山田孝之との兄弟役と聞き2秒で出演を決めました」と明かす。牛山役の荒川良々(43)は「自分が生きていく上でのバイブルの映画化に、“やっと来た!”と感じています」と大喜び。山下監督には以前、映画化するなら牛山役は自分しかいないと話していたといい「まさか実現するとは」と喜んでいる。来年公開。