作家で元セクシー女優の鈴木涼美さん(34)の最新著書「おじさんメモリアル」(扶桑社)が好評だ。

 鈴木さんは東大大学院修士課程終了で、専攻は社会学。日本経済新聞社に勤務後、文筆業に転身した。学生時代にセクシー女優や銀座のホステス、キャバクラ嬢を務めた異色の経歴の持ち主。

 鈴木さんの経験や、風俗嬢、キャバクラ嬢、デリヘル嬢の友人の話をもとに、客の男性のエピソードを集めた1冊。女性を前にしたおじさんたちの姿はどこか滑稽でもの悲しい。

 鈴木さんは「おじさんたちの悪口を言ってもり上がることが多かった。単純におもしろいから集めてみようと思ったと同時に、集めることで浮かび上がってくることもあると思った」と話している。

 リーマンショックなど、社会背景が品の良かったおじさん客を変貌させてしまったエピソードも掲載されている。「時代によっておじさんは変わる。10年後にまたこのテーマで書きたい。草食男子がどんなおじさんになっているのか注目していきたい」とすでに構想が膨らんでいる。

 ◆鈴木 涼美(すずき・すずみ) 1983年(昭58)7月13日、東京都生まれの34歳。慶大環境情報学部卒業。東大大学院修士課程終了。日本経済新聞社では記者として5年半勤務。その後、文筆業へ。主な著書は「AV女優の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか」(青土社)、「身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論」(幻冬舎文庫)など。