デビュー30周年を迎えたユニット「ZARD」が過去に発表した全389曲が、15日からサブスクリプション(定額聴き放題)で解禁される。「負けないで」「揺れる想い」などヒットシングル全45作のほか、アルバム全11作の収録曲とベストアルバム収録のバージョン違いなども配信される。

 2007年にボーカルの坂井泉水さんが40歳で亡くなった後も、色あせない曲の魅力は高い支持を集める。14年4月から三省堂発行の高校英語の教科書で「負けないで」が紹介されたこともあり、ZARDをリアルタイムで知らない10代の人気も高まっている。

 坂井さんの14回目の命日となった5月27日にウェブ上で行われた献花にも若者が多数参加。「不登校だった中学時代にZARDと出合った。坂井さんの歌声を聴くと凄く心が軽くなった」「コロナ禍や大学受験で落ち込んだとき、何度ZARDの曲に助けられたか分かりません」など、10代から多数のメッセージが寄せられた。

 関係者は「若い世代のファンクラブ入会も急激に増えている。もっと若い世代にZARDの魅力に触れてもらいたいという思いがきっかけの一つとなり、30周年という節目でのサブスク解禁につながった」と話す。

 デビュー日の来年2月10日には、記念イヤーの締めくくりとして過去の映像と生演奏を融合した記念ライブが東京・有明の東京ガーデンシアターで行われる。関係者は「より多くの方に、時代を超えるZARDの魅力を知ってほしい」と話した。

 ≪新宿駅前街頭ビジョンに“負けにゃいで”≫7月1日に東京・新宿駅前の街頭ビジョンに現れ話題となった3D映像の巨大三毛猫とのコラボも、15日から開始。「負けないで」のメロディーに合わせて、かわいらしいしぐさを見せる三毛猫が、曲の最後に「負けにゃいで」とつぶやく。28日までの期間限定で、午前7時から午後8時までの間、1時間に8回放映される。