「あんぱん」千尋役話題の中沢元紀8キロ体重増で「説得力」兄弟再会シーン念頭の選出「誠実」CP語る魅力
<※以下、ネタバレ有>
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。
第54回は、柳井嵩(北村匠海)が入隊して2年後、1944年(昭和19年)夏。京都帝国大学に進んだ柳井千尋(中沢元紀)が海軍の士官になっていたことに、兄はショックを隠せない。弟は海軍予備学生に志願したことを説明し「もう後戻りはできん」と淡々。そして“ある古びた手帳”を嵩に手渡し…という展開。
柳井千尋役のモデルとなったのは、やなせ氏の2歳下の弟・柳瀬千尋さん。実際に京都帝国大学で法律を学び、海軍に志願。小倉の旅館で再会したのも史実で、やなせ氏の著書に当時の心境などが書き残されている。これらを基に、中園氏が見事なまでの作劇を展開した。
千尋役はオーディションで決定。今後のエンタメ界を背負う新進気鋭の俳優数十人が集結し、中沢が抜擢された。
倉崎氏は「ヒロインオーディションと同じく、『アンパンマンのマーチ』の歌詞1番から3番を喜怒哀楽、様々な感情で読んでもらったりしました。決め手は中沢さんはお芝居と、ピュアで誠実な人柄です。オーディションというのは、自分をよく見せたくなる場だと思うんですけど、彼の場合、自分の弱みを包み隠さずさらけ出してくれて。まず人間・中沢元紀に我々スタッフが惚れてしまったという面が大きいです。つぶらな瞳、真っすぐな眼差しで自分を語る誠実さが、千尋に重なりました」と起用理由を説明。
柳井兄弟にとって、第54回が今生の別れになるかもしれない、今作の最重要シーンの一つ。「この場面にハマるかどうかも大きな選考基準の一つで、中沢さんが一番と確信してオファーさせていただきました」と明かした。
子役時代は病弱だったものの、本役になると、心身ともに逞しく成長し、文武両道。史実でも、兄がコンプレックスを抱いてしまうほどの弟だけに「体格も大きな人を、と考えていたので、その点も中沢さんはピッタリ。クランクイン前から体づくりに励んで、さらに役に説得力を持たせてくれました。だからこそ、取っ組み合いの兄弟喧嘩のシーン(第17回、4月22日)で北村さんの凄まじいお芝居が生まれたと思います」と感謝。
「北村さんも『中沢くんが千尋で本当によかった』と。撮影現場でも、特に言葉は交わさなくても、お互いに信頼し切っている“あうんの呼吸”が我々に伝わってきます」
「あんぱん」の撮影に入る前には、テレビ東京「ひだまりが聴こえる」(昨年7月期)で華奢な体つきの役柄だった中沢。千尋は柔道黒帯の腕前とあり、約2カ月ほぼ毎日ジムに通って肉体改造。体重を増やして筋肉に変えていき、8キロ増量に成功した。
2023年10月期のTBS日曜劇場「下剋上球児」でエース投手役を演じて注目を集めた中沢だが、「あんぱん」の千尋役を機に、さらなるブレイクは間違いない。


プロバイダならOCN















